From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
安河内先生のカメラ(写真撮影スキル)に対する考え方を聞いて、僕は「なるほど!確かに!」と思いました。
「カメラの機種やレンズのグレードを気にするより、どんな安いカメラでもいいからとにかく使い倒して経験値を積もうよ!自分の腕を磨こうよ!」
という姿勢です。
これはカメラの世界だけではなく、英語学習にも通じる部分があるのでは?と僕は思いました。
テキストにあまりに強くこだわり過ぎるのも逆効果
僕がよく受けるご質問で多いのが、
「どのテキストが一番オススメでしょうか?」
というものです。
実際、僕のYouTubeチャンネルの動画の中で再生回数が伸びやすいのは「英語テキストのレビュー動画」です。
おそらく、たんさんの人達が「どのテキストを買おうか?」で迷っている証拠だと思います。
もちろん、テキストのレベルが自分に合っているかどうか?は大事です。
また、音声データも自分がマネしたくなるような発音のネイティブ音声が入っているものがベストでしょう。
ただ、あまりにもテキストに対するこだわりが強過ぎると、「ノウハウコレクター状態」になってしまうと僕は思っています。
評価の良いテキストを買ったら、それで満足してしまい、十分に使わないまま、次のテキストを探すことに時間と労力を使ってしまう・・・
この無限ループにハマると、肝心の英語学習時間が取れなくなってしまうことがあります。
そうなってしまったら、逆効果です。
僕自身も英語テキストのノウハウコレクター状態になっていた時期があるので、よく分かります。
どうしても気になってしまうんですよね。新しいテキストが。
僕もカメラのジャンルでは今ノウハウコレクター状態
ちなみに僕は今、カメラのジャンルでノウハウコレクター状態です。
自分のYouTube動画をグレードアップするには、
・一眼カメラで動画を撮った方がいいのか?それともビデオカメラを使った方が良いのか?
・センサーサイズは大きい方が明るく撮れていいか?それとも小さい方がピントが全体に合って逆に見やすい映像になるのか?
・細かい設定を自分であれこれいじれる機種がいいのか?それともオートでカンタンに撮れる機種がいいのか?
などなど・・・
悩みや迷いはつきません。
迷いがあるせいで、いつも色んなユーチューバーのカメラレビュー動画を見て、色んなジャンルのカメラに手を出しています。
でも今回、安河内先生の言葉を聞いて、ハッとさせられました。
とにかく今持っているカメラが壊れるぐらいまで使い倒そう!
と思いました。そこから見えてくることがあります。
最低限これだけあればOK!
英語学習も同じです。
音読用のテキストであれば、
①ある程度まとまりのある例文
②ネイティブの読み上げ音声付き
③日本語訳(自力で意味が取れなかった時のため)
の3つさえ揃っていれば、正直何でも良いと思います。
1冊のテキストをしばらく音読で使い続けてみると、色んなことが見えてきます。
①自分がモチベーションが上がる英文トピックは何か?
②今の自分のフルパワーの英語力のレベル
③自分にとってちょうど良いネイティブ音声のスピード
などは、実際の体験を通してのみ、見えてきます。
最初の一歩を踏み出した人にしか、次のステップは見えてきません。
そして、最初の一歩から一度もつまずかずに、何の失敗もなく上達していくことはほとんどありません。
かならず、迷いやつまずきは出てくるものです。
それが普通です。
僕が自分の著書「やり直し英語革命」の中で、具体的なオススメ英語テキストをズラッと並べたのは、「読者に最初の一歩をできるだけ気軽に踏み出して欲しい!」と思ったからです。
とりあえず僕がオススメする本を揃えて、その本を使ってみることで、先ほどの3点、
①自分がモチベーションが上がる英文トピックは何か?
②今の自分のフルパワーの英語力のレベル
③自分にとってちょうど良いネイティブ音声のスピード
が見えてきます。
それが見えた後で次のテキストを探した方が、精度が高まります。
もし、自分に合わないテキストを買ってしまったら?
でも、人間の脳は「損をしたくない!」と強く感じるようにできています。
だからもし、買ったテキストが自分に合わないと思った時には、捨てる必要はありません。
とりあえず本棚にそっとしまってください。
そして、レベルが上がった後にまた見返してみると、ビックリするほどスラスラ読めたり、内容に興味が持てたりすることがあります。
僕自身も何冊かのテキストでそういう経験をしました。
英語トレーニングを続けてさえいれば、今本棚にしまった本も必ず役立つ時が来ます。投資元を回収できる日が来るのです。
そのためには、今の自分の英語レベルをコツコツ上げることです。
そういう視点で見ると、僕は「買って損する英語テキストなんて、本当はないのではないか?」とさえ思うことがあります。
もし今後、「あ~しまった!自分に合わないテキストを買ってしまったぁ~!」と思った時には、「損をした!」と思うのではなく、
「この投資元をいつ回収しようか?」
「この本のレベルが合うと感じる自分になるのは、いつだろうか?」
と考えながら、本棚にそっとしまうと良いかと思います。
・・・つづく。
やり直し英語に超絶オススメ本
※ジョイのHPはこちらをクリック
コメントを残す