From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「自分にぴったりな英語の教材」を探している時間は、「情報収集」の時間です。
情報収集の時間には、英語トレーニングはできません。
英語トレーニングができなければ、力を上げることが出来ません。
英語力をアップさせるためには、
「1日の中で英語トレーニングの時間をいかに取るか?」
がカギになってきます。
意思の力も必要
英語トレーニングをするには、時間だけではなく、「意思の力」が必要になってきます。
意思の力は、「上限」を伸ばすことはできません。
上限が伸ばせないので、その代わりに「消費」を抑えることがカギになってきます。
意思の力を最も使うのは、「迷っている時」です。
「この教材買おうかな?どうしよっかな~?」
と迷っている時には、意思の力をどんどん消費していきます。
僕らが「自分にとってベストな教材を探している時間」には、頭の中が「迷い状態」になるので、意思の力をグングン消費していきます。
いくら英語トレーニングを時間を取っても、その時に意思の力が減っていると、ダラダラして集中出来なくなります。
時間と意思の力をセーブする
英語力を上げられるかどうかは、
「いかに迷いをなくして自分の時間と意思の力をセーブして、英語トレーニングに向けるか?」
にかかっています。
でも、だからといって、どんなテキストでも良いわけではありませんよね?
性格や好みによって、合うテキスト、合わないテキストがあります。
そこで、僕のオススメは、
「教材リサーチと英語トレーニングの時間を分ける」
です。
分ければ大丈夫!
まず、最初に教材リサーチをします。
その日は、教材リサーチに時間と意思の力を使うと決めるのです。
そして、全エネルギーを集中させて教材を1つ選んだら、後はもう、情報はシャットダウンして、その教材を使って英語トレーニングをすることだけに専念します。
これを3ヶ月間続けます。
3ヶ月の間には、本屋さんで他の教材を見ないようにします。
ネットの広告も無視して、誘惑されないようにします。
目移りするような情報に手を出すのはやめるのです。
そして、3ヶ月たった時点で、効果を測定します。
測定方法は自由です。
TOEICを受けて点数の変化を見てもいいですし、知っている英単語がどのくらい増えたか?を数えてみるのもいいかもしれません。
何よりも、
「自分が毎日気持ちよく英語トレーニングに向かえているか?」
に注目するのがベストです。脳内が「快」の状態になっていれば、英語トレーニングは続けられます。
もし、この時点で脳内が「不快」の状態なら、もう一度「教材選びの時間」を取っても良いかもしれません。
アクセルとブレーキを同時に踏まない
クルマの運転に例えると、「英語トレーニング」をしている時間は、アクセルを踏んでいる状態です。
対して、「教材選び」は、ブレーキを踏んでいる状態です。
運転をスムーズにするためには、アクセルとブレーキ、どちらも必要なのですが、もし2つのペダルを同時に踏むと、効率が悪い状態になってしまいます。
「本当にこのテキストとこのやり方でいいのかな?」と迷いながら、英語トレーニングをしている状態は、まさにこの「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態」と同じです。
前へ進もうとする力を、「迷い」というブレーキが押し殺してしまいます。
たまに止まることは必要
もちろん、ブレーキは必要です。ずっと進んでいても、トレーニング内容が自分の目的と合っていなければ、望むゴールにはたどり着きません。
たまに立ち止まって、地図を確認する必要はあります。
あなたが望む英語力を身につけるためには、アクセルとブレーキ、どっちも必要なのです。
大事なのは、そのタイミングを分けることです。
次回は、「ブレーキをかけている時の時間=教材選びをしている時」のコツをお伝えします。
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