From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕が英会話スクール講師に転職してからの体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
これまで実用英語だけをトレーニングしてきた高卒の僕が、英会話スクールで初めて高校生の「大学受験対策クラス」を受け持つことになった時のこと。
 
 
本屋さんで赤本を買ってきて、過去問を解いてみました。
 
 
この時が、僕が「受験英語」というものに触れた最初の瞬間でした。
 
 
ドキドキしながらテキストを開けてみると・・・
 
 
中に並んでいるのは、全部英語です。(当たり前ですが)
 
 
単語が目に飛び込んできました。
 
 
おっ?知ってる単語だ。分かるぞ!
 
 
問題の種類は、確かにTOEICや英検とも違います。
 
 
 

発音問題

特に「発音問題」などは、今までに見たことがありませんでした。
 
 
似たような発音を持つ英単語が並んでいて、その中でひとつだけ違う発音を持つ英単語を選ぶ、という、まるで「間違い探しゲーム」のような感じの問題でした。
 
 
紙の上で発音の知識を問うには、きっとこうするしかないんだろうな・・・
 
 
と思いました。それにしても、これが正解できたからといって、正確に発音できる証拠にはならないと思います。
 
 
逆に、正確に発音ができれば、正解を選ぶことはカンタンです。
 
 
この問題を正解するために、いったい受験生たちはどんな勉強をするんだろうか?
 
 
英単語を声出ししながら「スキル」になるまで身体に刷り込むんだろうか?
 
 
それとも、辞書で発音記号などでチェックして「知識」を頭に詰め込んで終わりなんだろうか?
 
 
受験生が受けるテストが英語だけだったら、おそらくスキルになるまで叩き込むこともできると思います。
 
 
でも、他の教科のテスト勉強もしなければならない高校生には、とてもそんな時間はないでしょう。
 
 
なのできっと、知識の詰め込みになるはずです。
 
 
 

文法問題

文法問題は、(  )の中に入る英単語を選ぶスタイルのものがメインでした。
 
 
他にも、英単語のパーツが並んでいて、意味が通るように並べ替えるスタイルの問題もありました。
 
 
この並べ替え型の問題は、僕は英検の一次試験で体験済みだったので、スムーズにできました。
 
 
 

長文問題

長文を読んでから、その内容を要約した短文を選ぶ問題は、割とカンタンにできました。
 
 
ふだんから、これよりずっと長い英字新聞を読んでいる僕にとっては、こういったテスト問題の長文は、「長い文」には感じられません。
 
 
むしろ、「短文」に見えます。読みのスピードも強化したばかりだったので、かなり時間が余りました。
 
 
ただ、内容はやっぱり学術的というか、日常やビジネスでは絶対使わないよな~と感じました。
 
 
 

ボキャブラリー問題

このあたりから、怪しくなってきました。当時TOEIC900点を超えたばかりで、英検準1級も持っていた僕すら見たことのない英単語が並んでいることがあるのです。
 
 
こんな単語、いつ使うんだ?というようなマニアックな英単語も入っていました。
 
 
高校生で僕と同等のレベルの英語力を持っている人はほとんどいないはずなので、この問題構成は、ちょっと現実的ではありません。
 
 
テストを作った先生のプライドをかけた「満点取らせないぞ作戦」にしか見えませんでした。
 
 
また、例文自体は忘れたのですが、「man」という英単語が正解になるボキャ問題がありました。
 
 
僕は問題文の中で使われている「man」の用法を聞いたことがありませんでした。
 
 
なぜここで「man」になるのか?
 
 
それがどういった意味になるのか?
 
 
それを知りたかったのですが・・・
 
 
残念ながら、テキストの回答ページには、「正解はどれか?」しか書いてありませんでした。
 
 
僕が知りたかったのは、
 
 
「なぜ、これが正解の選択肢になるのか?」
 
 
「いったいこの文章は、どういう意味になるのか?」
 
 
「これをどんなシーンで使うのか?」
 
 
といったことでした。電子辞書の「例文検索機能」を使って調べてみましたが、これと同じ言い回しはありませんでした。
 
 
 

ネイティブに聞いてみたら・・・

でも、今の僕は英会話スクールで働いています。同僚はネイティブです。
 
 
そこで、休み時間にネイティブ講師の同僚のマイケルに問題文を見せて聞いてみました。
 
 
僕:「この文章の中では、manが正解になるみたいなんだけど、なんで?」
 
 
その例文を見たマイケルが、突然笑い出しました。
 
 
マイケル:「ちょっと待ってくれ!これを日本の高校生は勉強しているの?これが大学の受験テスト問題なの?」
 
 
僕:「そうだよ。これは過去問題。実際に出されたやつだよ。で、どういう意味になるの?」
 
 
マイケル:「いや、意味はこの文章の通りで、manはあってもなくても意味に違いは出ないんだけどね。」
 
 
笑いをこらえながら、マイケルは答えました。
 
 
僕:「え?そうなの?じゃあ、manをつけることでどんなニュアンスが出るの?」
 
 
マイケル:「う~ん、何て言うか・・・よく言えば懐かしい、悪く言えば古くさいイメージかな。」
 
 
僕:「どういうこと?今はもう使わないってこと?」
 
 
マイケル:「そうだね。少なくとも、こんな言い方をするのは、俺のひいおじいちゃんの世代までだね。
 
 
今はもうこんなしゃべり方する人はいないよ。俺の親世代でも使わない。
 
 
俺も、昔の時代をステージにしたドラマや映画の中では聞いたことあるけど、実際に口にしている人を見たことはないな。もちろん、自分でも使ったことは一度もないし。」
 
 
 
僕:「なんてこった!!じゃあ、これはもう、死語なの?」
 
 
マイケル:「そうだね。現代の英語ではないよ。でも、もし日本人がこれを使ってしゃべったら、かなり面白く聞こえるだろうね。少なくともウケは取れると思うよ。ププッ!」
 
 
僕はこの話を聞いて、衝撃を受けました!
 
 
・・・つづく。
 
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