From 師範代Shinya（新村真也）
僕が英会話スクールに通い始めて、１年ちょっとたった頃のこと。
この１年間、外国人の友達を増やし続けてきた僕は、「けっこうしゃべれるようになってる気がする！」と思っていました。
しかし、そんな僕の自信は、初めて受けたTOEICの模試によって、ズタボロに引き裂かれていました。
自分の弱点をあぶり出されたことで、完全な「手詰まり」を感じて、英語学習に対するモチベーションはガクン！と下がっていました。
当時の僕は、ジーンズショップの店長をしていました。
自分で独立して出した店ではなく、全国チェーンの雇われ店長です。
外国人のお客さんが来る立地ではないので、仕事で英語を使うこともありません。
英語は完全に趣味でしたが、それでも１年間、それなりにガンバッってきたつもりでした。
でも、TOEICの問題を受けたとき、自分のあまりのできなさ加減にヘコんでいました。
ラーメン屋での偶然の発見！
ちょうどその頃、僕が店長をしているお店が「店内改装」をすることになりました。
普段は、店長は昼休みでもあまり店から離れられないので、事務所で弁当を食べるのですが、改装中はお店を閉めているので、昼休みに遠出ができます。
そこで僕は、上司のエリア長と一緒に、ラーメン屋に行きました。そこはオヤジさんが奥さんとふたりでやっている、地元の小さな個人店でした。
こういうラーメン屋には、必ず週刊誌やマンガが置いてあります。エリア長と僕はラーメンとギョウザを注文したあと、棚にあった雑誌を手に取り、読み始めました。
僕は、芸能人ゴシップにあまり興味がないので、パラパラとめくりながら、中身はほとんど読まずに、ボーッとしていました。
すると、あるページが目に飛び込んできたのです！！
そのタイトルには、
「大人の英語学習が失敗に終わる理由」
と書いてありました！！
引き寄せの法則！
世の中には、「引き寄せの法則」というのが働いている、とよく言われています。
「必要なものが、必要なタイミングで、その人の前に現れる」
という考え方です。
その記事は、まるで引き寄せられたように、僕の目に飛び込んできました。
「大人の英語学習が失敗に終わる理由？！これはまさに、今の自分のことだ！！」
衝撃を受けた僕は、そのページを無視できなくなりました。そこから、食い入るようにページを読み始めました。
ふつうこういう記事は、単に英語教材を売るための広告であることが多いのですが、この記事は、純粋に「その道の専門家にインタビューした内容」をまとめたものでした。
トータル見開き２ページだけの記事でしたが、僕はその内容に衝撃を受けました！
そこには、僕がこの１年間で「ネイティブの友達を増やし、英語のＣＤを聞き流し、英会話スクールに通うことで英語漬けの生活をしていたにも関わらず、上達を感じられなかった理由」が、ハッキリと示されていました。
僕は読んだ瞬間、「ビビッ！」ときました！！
「そうだったのか！！もっと詳しく知りたい！！」
僕は、さっそくその記事の中で紹介されていた「英語学習法」に関する記事の本のタイトルをメモろうと思いました。
そして、ハッ！と気づきました！
目の前には、エリア長がいます。
（メッチャ厳しくて怖い人です）
僕は、英会話を習っていることを、会社の人には誰にも言っていませんでした。
なぜなら、そんなことが知れたら、
「なんだおまえ、英語なんか習って転職するつもりなのか？」
とか、
「なんで仕事で英語使わないのに、習ってるんだ？」
みたいに、突っ込まれるかも？と思ったからです。
当時の僕は、転職しようとは思っていませんでした。というより、高卒の自分が他に仕事の選択肢があるという発想自体がありませんでした。
英語を習っていることが上司にバレて突っ込まれるのはイヤだったので、なんとか気づかれないように、雑誌の記事に紹介されていた本２冊のタイトルを書き留めなければなりません。
密かに携帯を取り出し、メールを打つふりをしながら、バレないように、こっそり本のタイトルをメモりました。
僕の運命を変えた２冊の本
その２冊の本とは、
「英語上達完全マップ」
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法
（森沢洋介著：ベレ出版）
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「ネイティブスピーカーの英文法」
ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく
（大西ヒロト＆ポールマクベイ著：研究社出版）
（クリックすると、アマゾンのページへ行けます）
です。
この２冊が届いてから、僕はむさぼるように読みました。この「出会い」が、僕のその後の人生を大きく変えたのです！！
・・・次回につづく。
P.S.
「英語上達完全マップ」の著者、森沢先生には、３年後にご本人に直接会いに行って、「この本が、文字通り僕の人生を大きく変えました！ありがとうございます！」と報告しました。そして、森沢先生の前で自分の英語を披露させていただきました。そのときのエピソードは、また詳しくお伝えします。
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From 師範代Shinya（新村真也）
(英語の達人養成ジム 師範代）
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