【くらべて覚える英単語⑤】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※5月7日に新しく発売されたばかりの「(語源×図解)くらべて覚える英単語」の本のレビューの続きです。
↓↓↓
 
 
 
(↑クリックするとAmazonの販売リンクに行けます)
 
 
前半の方では短い英単語が多いので、そんなに語源は登場しません。
 
 
go や come などの英単語は、これ以上細かく分解できないからです。
 
 
語源が力を発揮し始めるのは、チャプター④のビジネス英単語が出てき始めたあたりからです。
 
 

④ビジネスで使える英単語選び

 
僕がこの本を読んで個人的に「ほーっ!そうだったのか!」と思ったのは、「許可する&禁止する」の英単語です。
 
 
許可する=permit, allow
 
禁止する=prohibit, forbid, ban
 
 
このあたりの英単語は、意味としては知っていましたが、違いは何か?と言われても、答えられない感じでした。
 
 
でも今回、この本で語源とイメージを知って、一気に頭の中に入りました。
 
 
一部抜粋します。
 
 
per = 通して
 
mit = 送る
 
 
が語源で、「通過させる」=公的な許可を積極的に相手に与える、というニュアンスです。
 
 
イラストでは、警備員のような帽子をかぶった人が、自分の前の道を通す絵が描かれています。
 
 
対して allow は、「割り当てる」という意味のallocate と同じ語源です。
 
 
permitが積極的に、公的に許可するイメージなのに対して、allow は暗黙的に、個人が非公式に許可するイメージがあります。
 
 
イラストは、ソファーに座った人が、個人的にOKを出している絵が描かれています。
 
 
対して、「禁止する系」の英単語も同じように公的 VS 個人的というニュアンスがあります。
 
 
pro = 前に
 
hibit = 保つ
 
 
で、前に待ち構えて食いとどめるイメージです。
 
 
そこから、法律や規則などで公的に禁止する、というニュアンスになります。
 
 
さっきの permit の反対語になります。
 
 
イラストでは、警備員のような帽子をかぶった人が行く手に立ちふさがって、通せんぼしている絵が描かれています。
 
 
そして次は、forbid です。この英単語は先ほどのallowの反対語で、個人的に禁止するイメージがあります。
 
 
絶対的な権力を持った人が、目下の者に対して禁止する時に使われるようです。
 
 
たとえば、企業が従業員に対して禁止する、親が子供に対して禁止する、教師が生徒に対して禁止する、といった感じです。
 
 
最後に ban です。
 
元の意味は「民衆の前で述べる」という英単語で、道徳的、社会的な問題に対して、公的に禁止する、というニュアンスがあります。
 
 
たとえば道徳的な例で言えば、「ポルノ雑誌の販売を禁止する」というような文脈の中では、banが使われます。
 
 
以上が、僕がこの本のビジネス英単語部門を読んで、「そうだったのか!」と目からうろこが落ちたページでした。
 
 
他にもたくさんの「似たもの同士の英単語」が載っていて、しかも語源とイラストを使った解説がビッシリ詰まっています。
 
 
僕は今までシミケン先生の語源学習系の本を読んできました。
 
 
自分でもジーニアス英和大辞典などで語源を調べてきましたが、シミケン先生の新しい本を読むたびに、毎回新しい発見があります。
 
 
語源学習法は本当に奥が深くて面白い学習法だなぁ~と、改めて感じました。
 
 

調べもの時間を短くする本

 
ちなみにこの本は、僕の「調べもの時間」を大幅にショートカットしてくれる存在になりそうです。
 
 

僕の英単語学習法

 
僕はいつも新しい英単語に出会うたびに、語源を調べています。
 
 
また知っている英単語でも、「そういえば、この違いってどこにあるの?使い分ける必要あるの?」と感じた時には、まず語源から調べます。
 
 
①語源をチェックしてニュアンスをつかむ
 
↓↓↓
 
②グーグルにその英単語を打ち込んで画像検索して、出てきた絵を見てイメージをつかむ
 
↓↓↓
 
③短くて分かりやすい例文を探して、声に出して音読する
 
 
という流れです。ただ、実際にやってみるとけっこう手間がかかります。
 
 
グーグル検索で一番上に出てくる解説記事や例文、イラストや写真が、自分にとって一番しっくり来るとは限らないからです。
 
 
結局、自分にとってしっくり来るものを探して、3~4記事ぐらいは見ることになります。
 
 
この「探す手間」はけっこう面倒です。
 
 
この手間を省くために本を活用するのが良いと、僕は思っています。
 
 
本の中には、著者が何十年もかけて蓄積してきた知恵が詰まっています。
 
 
1冊1,000円~2,000円程度でその知恵を手元に置いておけるのは、僕は「すごく安くて良い投資」だと思います。
 
 
情報がネットで無料で手に入る時代になった今こそ、「情報を整理してまとめて提供してくれる本」に、価値が感じられるのかもしれません。
 
 
この「くらべて覚える英単語」は、そんな「本の価値」を改めて感じさせてくれました。
 
 
本屋さんで一度手に取って見てみてください。
 
↓↓↓
 
 
 
(↑クリックするとAmazonの販売リンクに行けます)
 
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください