From 師範代Shinya(新村真也)
僕の少年時代の夢が詰まったゲームマシン、「ネオジオミニ」が先月届いて以来、休み時間にちょこちょこプレイしています。
今のところ、「テレビの大画面につないでプレイしたい!」とか、「別売りコントロールパッドを買って本格的にプレイしたい!」とか、「2人プレイを楽しみたい!」といった願望は出てきていません。
最初は別売りパッドを1つ買って、テレビにつないで妻と2人協力プレイ&対戦プレイを楽しもうかと思っていました。
でも、格闘モノばかりのラインナップを見て、平和主義の妻は「まったく興味がわかない」ということで、夫婦2人プレイの可能性はなくなりました・・・(パズルゲームとかスポーツモノがありましたが、僕が興味がわきませんでした)
そこで、「戦国伝承2001」と「バーニングファイト」という横スクロールで進んでいくアクションバトルゲームをたまに1人でプレイしているのですが、最近になって、ネオジオミニならではの良さに気付きました。
ネオジオミニならではのメリット
ネオジオミニ最大のメリットは・・・
①どこでもセーブできる
②データの読み込み時間がゼロ
③セーブした場所からすぐ再開できる
ということです。
このメリットは、予想以上でした。
セーブできる場所は、本当に「いつでもどこでも」です。
ボスを倒した瞬間だろうが、ステージが切り替わる瞬間だろうが、一切の「縛り」がありません。
昔のファミコンソフトなんかは、「セーブできる場所」が決められていて、そこまで行く前に死んだらアウトでした。
また、昔出た「ネオジオCD」という家庭用ゲーム機は、データの読み込み速度が異様に遅くて、ゲームが始まるまでに待たされ過ぎてモチベーションが落ちました。
でも、このネオジオミニは、待ち時間がゼロです。すぐセーブできて、一瞬で再開できます。
どこでもセーブできるということは、「キリの良いところまでプレイする」必要もありません。いつでもゲームをやめることができます。
ボス戦で力を発揮!
この機能は、ボス戦で力を発揮します。ボスの動きは、慣れないと先を読めません。
ボスの攻撃を避ける方法や、こちらの攻撃を当てる方法も、しばらくトライしてみないことにはうまくいきません。
そこで、ボスが出た瞬間にセーブして、しばらく「死ぬ覚悟」でダメージを気にせず戦ってみます。
そして、技を食らいながら「やられるパターン」を見抜いて慣れてきたら、こんどはまだボスが出てくる瞬間のセーブしたポイントまで戻ります。
そこから、
①パンチを一発当てたらすぐセーブ
②ボスの攻撃を食らったら、すぐリセット
③攻撃を食らう前からまたプレイ
④またパンチを当てたらすぐセーブ
という作業を繰り返すのです。
すると、最初はどんなに強いと感じたボスでも、ノーダメージでクリアできてしまうのです!!
これが、「やり直しの力」です。
やり直しの力
僕はネオジオミニをプレイしながら、ものすごく貴重な学びを得ている気分になってきました。
どんなに強そうな敵でも、小さく小さくやり直しながら少しずつ進めていくと、最終的に倒せます。
右に行ったらやられた・・・じゃあ、次は左に行ってみよう。あ!またやられた!じゃあ、こんどは下に行ってみよう!
という感じで進めながら、「うまくいかない方向」を片っ端から見つけていく感じです。
一度やられたら、もうそっちには行かない。別の方向を試す・・・そうやって繰り返すうちに、「うまくいく方向」に近づいていきます。
エジソンの言葉
僕はネオジオミニをプレイしながら、電球を開発したトーマス・エジソンの言葉を思い出していました。エジソンは、電球を発明するまでに実験を1万回繰り返したことで有名です。
エジソンは、発明の後記者のインタビューを受けたときに、こんなことを言ったそうです。
記者:「あなたは、電球を開発するまでに1万回も失敗したそうですね。」
エジソン:「いいえ、私は1度も失敗していませんよ。私はただ、うまくいかない9,999通りの方法を発見することに毎日成功していました。」
大きなダメージを受けない失敗を繰り返すことが大事
僕は、まさにエジソン流のやり方で、ネオジオのゲーム2つを、コンティニューなしの「ワンコインクリア」できました。
もちろん、この2つは「昔やり込んでクリアしたことのあるゲーム」ではありません。中学生の頃は、いつも1面で死んでいました。死んだらコンティニューしないでまた1面からやっていました。(その方が長く楽しめるからです)
そんな僕でも、この方法でクリアできたのです。
とはいえ、人生はゲームのようにカンタンにリセットできるわけではありません。
でも、ダメージを少なくすることはできます。
新しいチャレンジをする時に、毎回全財産をつぎ込むようなことをしていては、すぐに再起不能になってしまうでしょう。
でも、受けるダメージが少ない失敗を繰り返せば、やられても復活しながら最終的にうまく行く道を見つけ出すことができます。
この考え方は、英語学習にも当てはまります。
・・・つづく。
コメントを残す