【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編127】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
もし自分が役者を探す側=監督やキャスティングマネージャーだったら?
 
 
と考えることで、「タレント養成スクールの生徒の中から募集をかけることのリスク」を僕は想像の中で実感しました。
 
 
と同時に、よく映画やドラマの役を探すのに一般公募でオーディション開催する理由が何となく見えてきました。
 
 
①タレント養成スクールから募集した場合、「長く通っても芽が出ていない人達」が来る可能性がある。
 
 
②役にぴったりな雰囲気の役者を探そうと思った場合、選択肢は広い方がいい。
 
 
という感じです。
 
 
役者は演技力も大事ですが、何より「本人の持つ雰囲気や年齢、キャラ」などが役に大きな影響を与えます。
 
たとえばすごく極端な例で言えば、
 
 
学園モノのドラマの「ヒロインの元気な女子高生の役を演じる女優」を探すオーディションに、「40代で役者歴の長い男性」が応募してくるようなものです。
 
 
そこでその40代男性が自分の演技力とやる気をアピールしても、女子高生役はどう転んでもできません。
 
 
今のは極端な例ですが、たとえば応募条件を「18才前後の女性」で絞ったとしても、応募してくる人達の見た目やキャラクターはバリエーション豊かになるはずです。
 
 

応募条件を絞り過ぎると・・・

僕がよくスクールの掲示板で見かけた募集要項には、「年齢○○才~○○才、身長○○センチ以上の女性」という感じで、年齢と身長などの条件が決まっているものが多くありました。
 
 
ほとんどは、年齢と身長ぐらいまでしか条件が絞られていませんでした。
 
 
さらに条件を細かくしようと思ったら、
 
 
・体型のタイプ(やせ型orふっくら)
 
・肌の色(色白or小麦色)
 
・声のトーン(高めor低め)
 
・髪型(ショートが似合うorロングが似合う)
 
 
など、絞っていけば、より精度は上がるでしょう。
 
 
でも、おそらく募集条件をあまりに細かくしても、今度は応募者が少なすぎて選ぶのが難しくなってしまうのかもしれません。
 
 
 

選択肢は広い方が良い

もし「演技の経験値」よりも、「キャラの雰囲気重視」で役にピッタリな候補者を探そうと思ったら、選択肢は広い方がラクになります。
 
 
たとえばさっきの「学園ドラマのヒロインの女子高生」にピッタリな役を探している場合、「タレント養成スクールに通っている人達」から探すのは母数を絞ることになるので、あまり効率的ではありません。
 
 
それより一般公募で選択肢を広げて、もし役にバッチリはまる雰囲気の人を見つけられたら、その人に短期間で演技を教え込んだ方が効率が良いような気がします。
 
 
特に日本のTVドラマの場合、「主役の役者よりも脇役の役者の方が、高い演技力を要求されるケースが多い」ということを、演技クラスの先生が言っていたのを思い出しました。
 
 
脇役を「いぶし銀の演技力を持つベテラン役者さん達」で固めて、主役や準主役は「経験値は少ないけどルックスが良くてスター性のあって、素でも役にピッタリはまる新人」に演じさせる、というスタイルでドラマを作ることが多いそうです。
 
 
そう考えると、ますます「タレント養成スクールに長く通うこと」はメリットになりづらいような気がします。むしろデメリットかもしれません。
 
 
 

ピンポイントで応募する

そこで僕は、「自分の持つ雰囲気やキャラにピッタリな役を探しているオーディション」に応募する方針で考えることにしました。
 
 
自分の今の見た目や年齢などがバッチリはまる役を募集するオーディションを見つけることができれば、合格する確率が上がります。
 
 
とはいえ、当時はネットも普及していなかったので、自力で調べる手段は「新聞広告に目を光らせる」ことでした。
 
 
確率的にはとても低いと感じましたが、やってみるしかありません。
 
 
不思議なもので、そうやって「自分の方向性」を決めて意思を固めると、しばらくしてチャンスが巡ってくるものです。
 
 
それは、僕が方向性を決めて1ヶ月ぐらい経った頃のことでした。
 
 
「新作映画に出演する役者を一般公募するオーディション」の情報が、僕のもとに飛び込んできたのです!
 
 
・・・つづく。
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください