【どんなにガンバっても英語が話せるようにならない人はいますか?⑦】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
細かいミスが気になってなかなか先へ進めない人に、
 
 
「細かいことを気にしないでどんどん先へ進んでください」
 
 
なんて言っても、ムリがあります。
 
 
気になってしまうものは、仕方ありません。
 
 
別に「気にしたいからしている」わけではなく、「気にしたくないけどなってしまう」というのが正直なところだと思います。
 
 
また、話すこと自体が苦手な人に向かって、
 
 
「まずは日本語で流ちょうに話せるように練習してください」
 
 
なんて言うのも、意味がありません。
 
 
「意識してできるなら、とっくにやってるよ!」
 
 
という気分になるでしょう。
 
 
どんなにガンバっても、苦手でなかなか伸びづらい分野というのはあるものです。
 
 
英語学習も同じです。
 
 
あえて自分にとって難しい分野から攻めていくと、挫折する確率がアップします。
 
 
(もちろん、逆境をバネにして「なにくそ!」と頑張るタイプの人もいると思いますが、そのタイプの人はこの記事を読む必要はないでしょう)
 
 
前回の記事では、英語学習を「山登り」に例えました。
 
 
山登り初心者にとっては、自分が登りやすいルートから進んだ方がムリなく上達しやすいです。
 
 
もしあなたが初心者だった場合、登るコースを考えた方が良いかもしれません。
 
 
①過去に富士山に登った経験のある人と同じコース(バックグラウンド)
 
 
②生まれつき足腰が強い人と同じコース(性格)
 
 
③ふだんからハイキングが好きで、低い山に登っている人(好み)
 
 
と同じルートで登れば、周りの登山者と同じペースで進むのは難しくなります。
 
 
まずは初心者の人達と一緒にゆるやかなコースから始めた方が良いと思います。
 
 
 

英語学習の場合の「初心者ルート」とは?

英語学習の場合、「自分にとって登りやすいルート」は、人それぞれ違います。
 
 
たとえば、AさんとBさんの2人が同じクラスでネイティブの先生の英会話レッスンを受けていたとします。
 
 
「自分の細かいミスが気になってしまい、英会話の途中で何度も詰まってしまう」
 
 
という性格のAさん。
 
 
 
「細かいことを気にせずに、ブロークンでもいいからとにかく口に出して楽しくコミュニケーションを取るのがモットー」
 
 
という性格のBさん。
 
 
この2人が同じクラスで英会話レッスンを受けた場合、レッスン時間はBさんのペースで進むことになりやすいです。
 
 
ネイティブの先生も、ガンガン話す人に対して反応するので、どうしても「Bさんと先生の会話をAさんが聞く」という時間が多くなりがちです。
 
 
先生が気を利かせてAさんに話題を振ったとしても、Aさんは話すのに時間がかかり、Bさんと自分を比べてヘコんでしまうかもしれません。
 
 
これは、「Bさんが得意なコース」で山登りをしている状態です。
 
 

Aさんの得意なコース

でも、もしAさんとBさんが英会話コースではなく、「TOEIC対策コース」のレッスンを受けた場合はどうでしょうか?
 
 
おそらくAさんの方が正解率が高く、先生もAさんを当てやすくなります。
 
 
AさんはBさんよりもレッスン内で活躍できるはずです。
 
TOEICのような英語テストでは、「ミスを減らして」「正解を増やす」ことが点数を稼ぐコツになります。
 
 
このエリアでは、細かいことを気にする性格のAさんの方が有利です。
 
 
Aさんの場合は、「TOEIC高得点」を狙うルートから英語山を登るのも良いアイデアだと思います。
 
 
(※英語テストは他にもたくさん種類がありますが、ここでは説明をシンプルにするために、TOEICに絞ります)
 
 
 

目的が英会話でも、あえてTOEICから攻める

Aさんの目的が「英会話で流ちょうに話せるようになること」だったとしても、あえてTOEICの点数を上げることから始めるのはメリットがあります。
 
 
なぜなら、TOEICルートから登った方が、Aさんにとって自分の力を発揮できてラクだからです。
 
 
まずは英会話をいったん横に置いて、TOEICルートで頂上(900点オーバー)まで登ったとします。
 
 
するとAさんに何が起こるでしょうか?
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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