【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編156】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と思って「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
初めて自分が通っているスクールの生徒たちがやっている舞台を見に行った僕は、大きな衝撃を受けました。
 
たしかに、お客さんからの拍手は嬉しいと思います。
 
 
ステージに立った人にしか味わえない快感があると思います。
 
 
でもこれは正直、かなりの肉体労働です。もしかして、僕が最初に就職した鉄工場の仕事よりも肉体的にはキツいかもしれません。
 
 
よほど「演技が大好き!」という人でなければ、職業として続けるのはしんどそうです。
 
 
 

フルパワー演技で消費するエネルギー

僕はこれまで、スクールの演技レッスンで「短時間でフルパワー演技をする」トレーニングを積んできました。
 
 
わずか3分~5分程度の演技でも、フルパワーで声を張ってエネルギーを出すと、かなり疲れます。
 
 
でも今回の舞台を見ていると、主役とその周りの役の人達は、ほぼ2時間フルに舞台に出ています。
 
 
しかも、舞台から一番後ろに声を届かせるためには、ずっと声を張り続ける必要があります。
 
 
これはかなりの労力です。
 
 
もちろん、トレーニングを積んで「フルパワーでいられる時間長くする」ことができれば、今予想しているほどツラくはないかもしれません。
 
 
ドラゴンボールの孫悟空が息子の悟飯と一緒に「精神と時の部屋」に入って数年分修行して、「スーパーサイヤ人状態がふつう」というところまで持って行ったように、舞台の上の役者たちもフルパワー状態で2時間いられるのが普通になっているのでしょう。
 
 
でも、僕は自分がそこまでして役者になりたいのか?
 
 
そこまで情熱があるんだろうか?
 
 
と言われたら、自信がありません。
 
 

カメラの前で話すのが好き

僕はどちらかというと、「カメラの前で話すこと」に昔から興味がありました。
 
 
小学生の頃、父がカメラ屋さんでレンタルしてきたビデオカメラを使って、弟と一緒にミニ映画を作って遊んでいました。
 
 
ジャッキーチェンのマネをしてカンフーごっこをしている姿を撮ることもあれば、粘土の人形を主役にしたコマ送りムービーを撮ることもありました。
 
 
コマ送りムービーは、録画ボタンを2回連続で早押しして、0.5秒ぐらいの撮影して、粘土の人形を少し動かして、また0.5秒ぐらい録画して、また人形を動かして・・・という作業を2時間ぐらいかけて行いました。
 
 
後からそのテープを再生すると、まるで粘土人形が生きているように動いている映像が出来上がりました。
 
 
僕は弟と一緒にそんなことをして遊んでいたのです。
 
 
数年前に当時の作業を思い出しながら久しぶりに作った映像がこれです。(数年前)
 
↓↓↓
 
 
 
 
 
こんな感じのコマ送り映像を作っていました。
 
 
 

舞台には興味なし

でも僕は、今まで一度も舞台に興味を持ったことがありませんでした。
 
 
おそらく小学生の頃に学校に劇団が来て体育館のステージで演技を見たり、あるいは町のホールで開催される演技を遠足っぽく見に行ったりするイベントがあったと思います。
 
 
でも、まったく記憶がありません。そのぐらい興味を引かれなかったのです。
 
 
そして今、大人になって舞台を見てみて感じたことは、「う~ん・・・これはあんまりやりたくないなぁ~」というのが本音でした。
 
 
舞台でお客さんから拍手を浴びる快感や楽しさよりも、肉体労働のツラさしか想像できませんでした。
 
 
しかも、これだけガンバッても舞台はあまりお金にならない。バイトで食いつなぐ生活が続くとなると・・・
 
 
僕のモチベーションは下がっていきました。
 
 
舞台を最後まで見終わった僕は、ちょっとテンションが落ちていました。
 
 
一緒に見たT君の反応が気になりました。
 
 
僕:「どうだった?」
 
 
T君:「これが舞台かっ!って感じだね。」
 
 
僕:「これを仕事にしたいと思った?」
 
 
T君:「う~ん・・・正直、微妙。」
 
 
僕:「俺も。なんかテンションが上がらないんだよね。」
 
 
T君:「なんかさ、俺はああいうのをやりたいんじゃないんだなって気付いた。」
 
 
僕:「俺もだよ。俺はテレビとか映画には出たいけど、舞台はやりたくないな。」
 
 
T君:「そう!俺も!あ~テレビに出るだけで食っていけないのかなぁ・・・」
 
 
僕は改めて、T君の見ている方向性が自分と似ていることに気付きました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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