From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。

パントマイムのレッスンは、8年後に英会話とマジックを始めた時に、ものすごい役立ちました。

パントマイムは、言葉を一切使わない芸能です。

ひと言も話さずに、目の前に透明のカベを作り出したり、持っているカバンが急に重くなったり、といった状況を伝えます。

言葉を使わず、相手とイメージを共有するのです。

パントマイムのクラス内では、こんなトレーニングがありました。

しゃべっちゃダメ!ゲーム

僕ら生徒は2人で一組になります。

片方が「ジェスチャーをする人」で、もう片方が、「当てる人」です。

ジェスチャーをする人は、先生から「お題カード」を渡されて、そのカードの内容を相手にジャスチャーだけで表現します。

ただし、ひと言も話してはいけません。「ブーン!」とか「バン!」とかの効果音もNGです。完全に無言です。

当てる人は、しゃべってもOKですが、質問はNGです。「これかな?」と思った答えを言うだけです。

 

言葉を使えない難しさ&もどかしさ

このジェスチャーゲームをすると、「言葉を使えない難しさ&もどかしさ」を強烈に感じます。

たとえば、お題カードに「財布を盗まれた」と書いてあったとします。

すると、まず最初に「財布」を表現しなければなりません。

バッグから本物の財布を出して見せることは許されないので、自分の身1つで財布を表現します。

これが難しいのです!!

手で四角いものを描けば、相手は、「箱!」とか、「サイコロ!」とか、全然違うことを言ってきます。

もし財布が分かったとしても、次は「盗まれる」という受身の動詞をどうやって表現するか?に悩みます。

「ひったくり」や「強盗」ではなく、「本人が気付かないうちに抜き取られる」という感じを出すには、どうやったらいいんだろう?

と考えるわけです。

このゲームには制限時間があって、3分以内に伝わらない場合は、点数はゼロです。

タイマーが鳴ったらまた別のお題カードを渡されるので、役割を交代してゲームを続けます。

 

言葉のありがたさ

このジェスチャーゲームをすると、「言葉を使えるありがたさ」を実感できます。

ジェスチャーだけだと3分かけて必死で伝えようとしても相手に理解されなかったのが、タイマーが鳴った後に「財布を盗まれた」というフレーズを言うだけで、一瞬で相手に伝わります。

「財布を盗まれた」というフレーズを言うのに、3秒もかかりません。

ジェスチャータイムが終わって答えを相手に伝える時間になると、僕らは心の底から「言葉が使えるありがたさ」を実感しました。

僕らはこの体験から、

「言葉というのは、自分の頭の中にある『イメージ』を、相手と『共有』するためのツールなんだな」

と、改めて気付かされました。

 

忍者先生の言葉

ジェスチャーゲームが一段落した後、忍者のような外見をした先生が、小さな声で静かにゆっくり話し始めました。

忍者先生:「やってみてどうでしたか?みんな、けっこう苦戦していましたね。」

僕ら生徒たちは、大きくうなずきました。

忍者先生:「言葉って便利だなって、改めて気付きましたか?」

僕らはまた、大きくうなずきました。

忍者先生:「でも、私達はふだんの生活の中で、言葉に頼りすぎています。言葉は確かに便利なツールですが、言葉以外の部分、たとえば身体の動きや表情とかでも伝えられるようになると、私達のコミュニケーション力はグッとアップします。」

ほぅ!!確かに!!僕らは言葉ですべてを済まそうとしている部分があるな・・・

忍者先生:「演技力とは、必ずしも『セリフのうまさ』ではありません。役者は、セリフに感情を込めて話すだけでは足りないのです。特に、クライマックスとかの『感動シーン』では、セリフが少なくて沈黙が多かったりしませんか?」

確かに!言われてみればそうだ!!

忍者先生:「一流の役者になると、セリフをひと言も言わずに、顔の表情や身体の動きだけで、見ている人を感動させて泣かせることができます。」

それはスゴい!!

確かに、ドラマの感動シーンでは主人公がペラペラしゃべるよりも、静かに見つめ合う中で感動的なBGMが流れる方が、見ている側としても感動するな・・・と思いました。

僕の中で、パントマイムに対するイメージがどんどん変わっていくのを感じました。

セリフがしっかり伝わるための「発声法と滑舌のトレーニング」をする一方で、こんな風に「セリフに頼らずに伝えるトレーニング」をする・・・

なんて実戦的なカリキュラムなんだ!!

と驚きました。

・・・つづく。

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