【僕が「習い事」に感じた夢と希望34~演技編31】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

※僕が20才の頃、「鉄工場の作業員」から、「アクション俳優」に転職しようと決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。

パントマイムの1回目のレッスンが始まりました。

先生は、真っ黒いピタピタの衣装を着た、長髪を束ねた細身の男性です。

何とも言えない、ミステリアスな雰囲気を持っています。僕は自分の中で、「忍者先生」と呼ぶことにしました。

忍者先生は、寡黙な男です。

あまり話しません。話すときにも声が小さくて、あまり聞こえません。

「私の動きを見て覚えなさい」的な雰囲気の教え方です。

日本舞踊のハキハキした元気な先生とは対照的でした。

忍者先生は、まず最初に、「重くないものを重そうに持つ」という、まさにザ・パントマイム!な動きを見せてくれました。

まず、中身の入っていない、軽くてスカスカのバッグをみんなに触らせます。

その後に、忍者先生が軽く片手で持つのですが、そのバッグが急に重くなって、動かなくなる・・・という設定で演技を見せてくれました。

忍者先生がパントマイムを始めると、クラス全体がザワつきました。

本当に重そうに見えるのです!!

バッグはどんどん重くなり、ついに床から持ち上げられなくなりました。

忍者先生は、必死でバッグを床から離そうとするのですが、まったく動きません。

本当に重くなっているようにしか見えないのです。

おそらくパントマイムの世界ではベタなネタですが、
うまい人が演じると、こんなにリアルに見えるのか!!

と驚きました。

 

よくある動き2

次に忍者先生が見せてくれたのは、これまたベタな動き、「透明のカベに囲まれる」というやつです。

これも、僕は昔よくテレビなどで見たことがありました。

でも、忍者先生が僕らの目の前でカベの動きをしたら、めちゃくちゃ驚きました!!

本当に、カベを感じるのです!!

僕らの目の前に、本当にカベがあるように見えるのです!!

クラス内に大きな歓声がわき起こりました。

生のパントマイムを見るのは初めてでしたが、ここまでリアルなのか!!

と驚きました。

「フリ」ではない

驚いてポカンとしているみんなを見ながら、忍者先生がニヤリと笑いながら言いました。

忍者先生:「皆さんの目に、今、カベは見えますか?」

僕らは大きくうなずきました。

忍者先生:「本当にあると感じるでしょ?」

僕らはまた大きくうなずきました。

忍者先生:「それは、私自身がカベを感じているからです。私は今、ないカベを自分で作って皆さんに見せているんじゃありません。

私の目の前には、本当にカベがあるんです。私はそのカベを、ただ皆さんの前で確認しているだけです。」

え??どういうことだ??

忍者先生:「つまり、私自身がリアルにこのカベを感じないと、見ている人にも伝わりません。

ここにカベを作ってやろう!とか、皆の前でカベがあるっぽく見せてやろう!じゃないんです。

カベは元からここにあって、私はそれを見つけて確認しているだけです。」

なるほど!つまり、自分自身がそれをリアルに感じないと、見ている人にもリアルに伝わらないということか!

僕らはうなずきながら、まだカベを触っている忍者先生を食い入るように眺めていました。

どう見ても、そこにカベはあります。

僕らも感じることができます。

ただ、目に見えないだけです。

目に見えないだけで、カベは確かにそこにあるのです。

こんな感覚になったことは初めてでした。

おそらく、忍者先生の動きがあまりにもリアルなので、脳が錯覚を起こして、視覚情報を無視してカベの存在を感じているんだと思います。

まるで、マジックショーを見ているようです。

タネも仕掛けもありませんが、身体の動きだけで、僕らの脳をダマしてしまうのです。

パントマイムすげー!!

僕らはあまりの衝撃体験に、お互いに顔を見合わせていました。

この衝撃体験と忍者先生の教えの言葉は、8年後に僕がマジックと英語を学び始めた時に、すごく役立ちました。

・・・つづく。

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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