【僕が「習い事」に感じた夢と希望44~演技編41】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
5日間の夏期集中ゼミが終わる頃には、僕はすっかりHIPHOPダンスにハマッてしまいました。
 
 
これまで一度も聞いたことのなかった英語のHIPHOPミュージックに合わせて、身体を動かすことがこんなに気持ちの良いものだとは、思いもしませんでした。
 
 
英語のHIPHOPミュージックは、「ラップ」と呼ばれる早口の歌い方が特徴的でした。
 
 
マシンガンのようにノンストップで繰り出される英語は、何を言っているかまったく分かりませんが、なんとなくカッコいいなぁと思いました。
 
 

ラップの思い出

僕が高校生の頃、日本でラップが爆発的に流行った時期がありました。
 
 
m.c.A・T(エムシーエーティー)という芸名の日本人歌手が歌う日本語ラップが、大ヒットしたのです。
 
 
大ヒットした曲の名前は「Bomb A Head!」で、
 
 
ボンバヘ~♪(アオーサー)
 
ボンバヘ~♪(アオーサー)
 
 
というサビの部分が耳に残りやすい曲でした。
 
 
当時はラップ自体が珍しかったので、若者たちは「なんだこれは!カッコいい!」となって、ひたすら聞きまくっていました。
 
 
m.c.A・Tさんはその後デビューした沖縄のダンスグループ「ダ・パンプ」のプロデューサーとしても活躍し、たくさんのラップソングを作って世に出しました。
 
 
僕がタレントスクールに通っていた20才の頃は、ちょうど日本にラップが広まり始めていた時期でした。
 
 
とはいっても、まだ今ほど一般的ではなく、ラップやHIPHOPには「アンダーグラウンドな匂い」が漂っていました。
 
 
その感じがまた、当時20才だった僕の目にはカッコ良く映りました。
 
 
(2年後、僕が22才の時に、ジャニーズ事務所から嵐がデビューしました。嵐のデビュー曲の中で櫻井君がラップを披露したことで、HIPHOP人気が一般にも広く広がりました)
 
 
 

英語のラップのカッコ良さ

そんな当時の僕にとっては、「英語のラップ」は、とても新鮮でした。
 
 
英語は、日本語と違ってなめらかに音をつなげて話す言語です。
 
 
また、日本語よりもイントネーションの上下が激しいです。
 
 
さらに、英語は文章全体にリズムがあります。
 
 
英語は、日本語に比べるとラップとの相性が良い言語なのです。
 
 
日本語のラップは、全体的に「カクカクした感じ」を受けます。
 
 
英語のラップは、全体的に「なめらかにつながり続ける感じ」を受けます。
 
 
僕は音楽に関してはまったくの素人ですが、英語のラップのなめらかな感じが、カッコよく感じました。
 
 
 

東洋を感じさせるアクション業界

一方で、僕がダンスコースと同時に受けた、アクション俳優養成コースには、「東洋の伝統」を感じました。
 
特に、木刀を使ったチャンバラアクションは、高校時代の剣道部の感覚がよみがえってきました。
 
 
アクションクラスの先生は、いかにも時代劇に出てきそうな「和」の雰囲気を持った中年男性でした。
 
 
僕は子供の頃からジャッキーチェンのカンフー映画が大好きで、「東洋の伝統的な武道」にカッコ良さを感じていました。
 
 
僕は当時、年齢の割には「古風で硬派」なキャラだったと思います。
 
 
 

西洋の黒船

でもそんな僕の生活の中に突然、「英語のラップ&HIPHOPダンス」という、西洋の黒船がやって来ました。
 
黒船はとても先進的で、僕が知らない珍しいものをたくさん積んでいました。
 
 
見れば見るほど、触れば触るほど、僕は黒船の魅力にとりつかれていきました。
 
 
黒船に乗って先進的な武器や設備に触った後、また江戸の街に戻ると、刀を腰に差して歩いている侍たちの姿が、時代遅れに見えるようになりました。
 
 
自分の中で、価値観の崩壊が起こるような衝撃的な感じでした。
 
 
僕にとって今回の夏期集中ゼミの5日間は、「午前中は黒船に乗り、午後は江戸の街に戻る」ような感覚でした。
 
 
そして、自分が進みたいと心から願っていたアクション俳優の世界が、次第にかすんで見えるようになってきました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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