From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
自分のパーソナルカラーがsummerだと知った僕は、帰り道にさっそく自分に合う服がどんなものか?チェックしてみることにしました。
マルイに寄って、パステルカラーのメンズ服がどんなものなのか?をチェックしてみました。
すると、今までまったく目に止まらなかったメンズ服があることに気付きました。
Tシャツやシャツなどのインナーで探せば、けっこう薄い色はたくさんあります。
とりあえず、顔に近い場所の服をパーソナルカラーにしておけば、顔色がよく見えます。
他に合わせる服は自由でOKと言われたので、気が楽になりました。
後日談
その後、僕は新しい服を買うときにはパーソナルカラーを意識するようになりました。
今までは「ダンスの先生が着ている服をマネする」「芸能人が着ている服をマネする」といった感じで、カッコいい人の着ている服をそのまま丸パクりすることしかできませんでした。
丸パクりする時には、色もデザインも「いかに本物と似た服を探すか?」を重視していました。
でも、パーソナルカラーを知ってからは、色をベースに考えるようになりました。
とりあえず手始めに、一番取り入れやすい「仕事用のワイシャツ」と、「私服で羽織るためのカジュアルシャツ」をパステルカラーに変えていきました。
特にパステルカラーの中でも「ピンク色」に挑戦してみました。
というのも、カラー講座に参加していた10人の女性陣がみんな口を揃えて「ピンクを着ている男性はオシャレ」と言っていたからです。
先生も「女性は男性がピンクを着ているのを見るのが好きなんですよ。」と言っていました。
当時の僕が服を買う理由は「女性にモテたい!」でした。
なので、目的達成のためにピンクの服を買うことを決意しました。
ピンクの服を買って着ることは、僕にとっては少年時代の苦い思い出「聖闘士星矢」のキャラの「魚座のアフロディーテ」になるようなものです。
少年時代に植え付けられた、心の奥底にある抵抗感を乗り越えない限り、僕は自分がピンクを着ることはできないと感じていました。
でも、とりあえず実験的にしぶしぶピンクを着るようにしてみたら・・・周りの女性たちの反応が大きく変わりました!
職場の女子大生アルバイトの人達からは「雰囲気が変わった!似合いますね!」と言われ、カラー勉強仲間のKさんとMさんからも、「いいじゃん!似合ってるよ!オシャレ!イケてるよ!」とベタ褒めされました。
そしたら、僕の中にあった抵抗感は、あっさりなくなりました。
男のカッコ良さの定義
僕はこの時、「男のカッコ良さの定義」が少年時代と今では大きく変わっていることに気付きました。
小学生~中学生ぐらいまでは、「男っぽいこと」がカッコ良さの象徴でした。
たとえば、聖闘士星矢などのマンガのキャラだったら、筋肉ムキムキのキャラや、見た目はスマートでも戦うとすごく強いキャラ、しゃべり方が力強いキャラなど、「男性性の強さ」がカッコ良く見えました。
高校になったら「モテること」もカッコ良さの要素に加わりましたが、それ以上に「ケンカが強いこと」が尊敬の対象になりました。
ヤンキーの多い学校だったので、ケンカが強い男子が必然的に女子にモテました。
今振り返ると、ケンカが強い男子に寄っていく女子は、同じように校則に全力で逆らった外見の「金髪で化粧ガッツリ&言葉遣いの荒い、気合いの入った不良系女子」でした。
そういう不良系女子は恐いのですが、なぜか美人が多かった印象があります。
ガッツリ化粧の効果もあるとは思いますが、不良系女子はけっこうルックスが良いことが多いのです。
「ケンカの強い男子が美女をはべらかす姿」を見せつけられていた高校時代の僕は、「男っぽさ=モテ」という図式がありました。
でも、高校を卒業して何年かたった今考えると、そういう気合いの入った不良系女子は、日本人女性全体の中では「少数派」です。
野蛮な男性を好む女性の数は、母数で言えば多くはありません。
特に学校を卒業して社会へ出たら、「仕事がデキる男」「女性に優しい男」「オシャレな男」の方がモテることが分かりました。
特に20代前半のうちは、仕事のデキ具合に関してはまだみんな「どんぐりの背比べ」なので、どちらかというと「オシャレ度」「優しさ度」の方が評価されやすい傾向にありました。
僕は自分のパーソナルカラーを知ったことで、「オシャレ度」をアップさせることができることが分かりました。
最初は半信半疑でしたが、実際に薄ピンク色を着てみたら、周りの女性達の反応が良くて驚きました。
これはいけるぞ!!そう実感しました。
・・・つづく。
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