From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕がカラーコーディネーター1級の試験にチャレンジした時の体験談の続きです。
1級2次の実技試験は、まさかの時間ギリギリになってしまい、焦りを感じたまま集中できずに終わりました。
これはすべての試験に共通することだと思いますが、残り時間を気にして焦っている時には、なかなか問題内容に集中できずに終わってしまうことがあります。
「そういう極限状態の方が集中力がアップして、逆に火事場の馬鹿力が出せる」
というタイプの人もいるかもしれませんが、僕はそっちのタイプではありません。
焦るとボロボロになって実力が出せなくなります。
ただ、余裕を持って解くためには、今の実力ではムリだと思いました。
僕は今まで、スピードを意識した練習をしてきませんでした。
今回初めて制限時間に追い詰められて、タイムマネジメントの大切さを知りました。
でも、できればこのフワッとした2次試験のための勉強は、もうやりたくないな・・・というのが本音でした。
2次試験は独学している時に正解が分かりづらく、自分が進んでいる感じがあまりしなかったからです。
1次試験の方が正解が1つに決まるので、分かりやすくて自己採点がしやすく感じました。
「今回受かっていたらいいな・・・」
と思いつつ、
「でも受からないだろうな・・・」
ということも何となく感じていました。
合否結果が届く!
しばらくすると、合否結果の通知ハガキが届きました。
この結果次第で、僕の今後の1年間の過ごし方が決まります。
もし受かれば、晴れてファッションカラーコーディネーター1級の称号を手にすることができます。
もし落ちれば、この先あと1年間は資格の勉強をし続けなければなりません。(1級は年に一度しか実施されないからです)
ドキドキしながらハガキを開けました。
・
・
・
・
・
・
「不合格」
くぅ~!!!やはり!!!
ある程度は予測していましたが、やっぱりこうして文字で見せられると、くやしいです。
僕は子供の頃からテストが大嫌いだったので、これまで自分から資格試験を受けようと思ったことがありませんでした。
そんな僕にとって、今回のカラーの資格が、初めて自分から取り組んだ試験でした。
これまで1年半勉強を続けてきて、けっこうガンバった方だと思います。
これまで3級一発合格、2級一発合格、1級1次一発合格、と順調に進んできました。
そしてついに今回の2次試験突破で最高峰の1級の称号を得られると思っていたら、最後の最後でつまずきました。
正直、めちゃくちゃくやしい気分になりました。
高校時代に学校から強制的に受けさせられた簿記検定が落ちたときには、くやしさはまったくありませんでした。
むしろ「このまま落ち続けて、資格を取らないまま逃げ切ってやる!」という反骨精神に燃えていました。
別に簿記の資格を取らないと卒業できない、とかいるルールがあったわけではなかったので、僕を含めクラスの半数以上の生徒達が簿記検定に落ち続けたまま卒業しました。
でも今回は、初めて自分から積極的に取り組んだ試験でした。
それが落ちたときの精神的ダメージは、かなり大きなものでした。
ちょっと大げさかもしれませんが、
「デビュー以来一度も負けずに勝ち続けてきたプロボクサーが、初めての世界タイトル戦で負けた時のくやしさ」
はこんな感じなのかもしれません。(僕のケースとは比較にならないかもしれませんが)
僕の場合は、自分が負ける姿を誰にも見られず、マスコミからも叩かれることはありません。
プロボクサーよりずっとユルい環境です。
これがもし仮に、週刊誌の見出しで、
「新村真也、カラー資格1級2次で初の敗北!!」
なんて書かれたら、ダブルショックで立ち直れないほどダメージを受けると思います。
改めて、スポーツや格闘技など勝負の世界で生きている人達はスゴいなと思いました。
リベンジを誓う!
今回の不合格通知を見ているうちに、僕の心の中には「次こそは!!絶対リベンジしてやる!」という怒りの炎が燃え始めるのを感じました。
1級の場合は2次試験が落ちた場合、その先2年間は1次試験が免除になります。
つまり、あと2回のリベンジマッチのチャンスが与えられるのです。
この2回のチャンスを活かさないのはもったいなさ過ぎます。
ちなみに、2次試験だけ受けた場合でも、1次&2次試験の両方を受けた場合の受験料と変わりません。
そして、多くの試験と同じように、級が上がるごとに受験料もアップします。
3級=7,000円
2級=1万円
1級=1万5,000円
この辺りの金額設定も、僕の中のリベンジ炎をいっそう燃えさからせました。
「あと2回も受験料を払いたくない!必ず次回で受かってやる!!」
そして僕は、今回の敗戦で得た経験を活かして、1年後の再挑戦に勝つための作戦を練り始めました。
・・・つづく。
※あなたの「やる気と才能」を引き出す、Saya(師範代Shinyaの妻)のオンライン対面セッションはこちら
—————————————
コメントを残す