From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕がカラーコーディネーター1級の試験に再チャレンジしながら、転職活動をした時の体験談の続きです。
「1級の勉強をしながら転職活動をしよう!」と求人広告をチェックしていたある日、気になる広告を見つけました。
それは、全国展開しているジーンズショップの求人広告でした。小さな枠の広告でしたが、
「正社員(店長候補)募集」
と書いてありました。
そしてよく見たら、僕の家のそばにも一店舗あって、僕は以前にそのお店に服を買いに行ったことがあったのです。
何となく雰囲気が分かっているので、安心感があります。
ふつうのオフィスで働く仕事の場合は、面接に受かって入社初日を迎えるまでは、どんな人達がいてどんな雰囲気なのかが分かりません。
でもお店で働く仕事の場合は、自分が応募しようとしている職場の雰囲気をこっそり直にチェックできるのがいいところです。
転勤しても同じ仕事
僕がこの会社を気になった理由は、「全国どこのお店でも同じ業態」ということでした。
今働いているイトーヨーカドーの場合、異動になったら全然違う部署に配属される可能性があります。
そもそも、採用された瞬間にどの部署に配属されるかを自分で決めることができません。
でも、このジーンズショップの会社なら、全国どこのお店に配属されようとも、同じ仕事ができます。
扱う商品が変わることはありません。
これは僕にとって、一番大事なポイントでした。
好きな商品を売る
僕はこれまでイトーヨーカドーで働く経験の中で、「商品に愛着を持てるかどうか?が売上にも影響する」ということを感じていました。
・自分がもともと好きな商品を売る
・自分が売っている商品を好きになる
順番はどちらでも構わないと思います。とにかく、商品が好きかどうか?は販売員にとってけっこう大事な要素だと感じていました。
僕がイトーヨーカドーで一番最初に担当になった売り場は、「紳士バッグ売り場」でした。
紳士バッグ売り場は、ほとんどの商品が中高年向けでした。
なので、元から興味があったわけではありません。
でも、棚をキレイに拭いたり定期的に並べ替えたり手入れをしているうちに、だんだん紳士バッグたちが好きになってきました。
たまに売れると嬉しくなりました。そして「もっと売るにはどうしたらいいだろう?」と考えて、バッグを一つ一つ入念に触って、どこがウリなのか?をチェックしました。
そこで見つけたウリの部分を、POPと呼ばれる小さな紙にタイピングして、棚に貼り付けました。
すると、それまで低迷していた紳士バッグ売り場の業績がどんどん上がっていきました。
もともと紳士バッグ売り場の面積は小さくて、売上比率も高くなかったので、誰も手入れしていない状態でした。
だからこそ、初心者の僕でもカンタンに結果を出すことができました。
おかげで僕はモチベーションが上がって、バッグに対する興味がどんどん出てきました。
その後は財布や帽子、ハンカチ、傘などの小物の担当になりました。
小物はメンズ&レディースが両方含まれていて、比率としてはレディースの方が多かったので、「元から興味があったか?」と言われれば、答えはNOです。
でも、紳士バッグと同じように「好きになること」ができました。
ただ、どんな商品でも好きになれるか?と聞かれたら、それは微妙でした。
ミニチュアが好き
僕はもともと子供の頃から、小さいモノが好きでした。
僕が小学生の頃に流行ったキン肉マンのゴム人形(キン消し)は、1000円ぐらいするデカいやつよりも、100円のガチャガチャで手に入るミニチュア版が好きでした。
また、女の子向けの「シルバニアファミリー」の小さな家具などのアイテムも興味しんしんでした。
自分は持ってはいませんでしたが、あのミニチュア感が好きで、よくおもちゃ売り場に行くとシルバニアファミリーの家具や電気が付く家などを見てウキウキしていました。
大人になってからも、小さなものへの興味や愛着は残っています。
(ちなみに、Sayaと結婚したらSayaの実家に昔のシルバニアファミリーがまだ保管してあって、感動しました!今住んでいるアパートに持ってきて、超小さいアイテムをテーブルに並べて2人で遊びました。男40才で童心に返りました)
そんな感じだったので、僕は小物か服以外のものを売る職場には行きたくありませんでした。
正直、イトーヨーカドーのおもちゃ売り場はちょっと気になっていましたが、オモチャを売るのを一生の仕事にしたいか?と聞かれたら、う~ん・・・という感じでした。
なので僕にとっては、ジーンズショップはベストな選択だと思いました。
そこで僕はさっそく、求人募集をしているお店に問い合わせしてみました。
・・・つづく。
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