【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編79】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕がカラーコーディネーター1級の試験に再チャレンジしながら、転職活動をした時の体験談の続きです。
 
新しく転職したジーンズショップで、これまでにない長時間労働を経験した僕は、予想外の状態にかなり戸惑っていました。
 
 
職場環境としては、空調もあるし、ホコリまみれになるわけでもなく、命の危険があるわけでもありません。
 
でも、「長い時間同じ場所にいなければならない」というのが、これほどのストレスになるとは思っていませんでした。
 
 
とにかく1日の間で時間が経つのが長くて、驚きました。
 
 
1日中立ちっぱなしで足が疲れて帰ると、今までのように風呂に浸かっている時間にカラーの勉強をする気持ちのゆとりがなくなってしまいます。
 
 
もう、ボーッとする以外に何もできなくなりました。
 
 

人間関係

長時間労働に加えて、僕が精神的にコタえたのは、人間関係でした。
 
 
僕が入った時のスタッフの構成は、こんな感じでした。
↓↓↓
 
①店長は30代前半ぐらいの男性Tさん。
 
 
②僕と同じポジションの「店長候補の正社員」の男性のAさん。(僕より少し年下で、たしか22~23才ぐらい)
 
 
③このお店で最もキャリアの長いフルタイムパート社員の女性Sさん。(20代後半ぐらい)
 
 
④短時間のアルバイトメンバー数人。10代後半の大学生~小さいお子さんのいる女性まで。
 
 
という、このタイプのお店ではよくある構成でした。
 
 
この人間関係でのポイントは、②の店長候補のAさんのポジションです。
 
 
①の店長と、③以下のスタッフの「板ばさみ状態」というのが、②のAさんのポジションなのです。
 
 
あるあるパターンでは、店長とスタッフには「対立構造」が生まれます。
 
 
・店長は自分がいる時にスタッフの動きを監視しながら「にらみ」をきかせて、抑止力を発揮する。
 
 
・スタッフは店長がいる時には静かに働き、店長がいなくなったスキに集まって、おしゃべりを始める。
 
 
という流れです。
 
 
もちろん、中には全スタッフが自主的にテキパキ動いて、店長がいようがいなかろうが、働き方に変化は出ない、という神職場もあるでしょう。(僕がいたイトーヨーカードーの服飾売り場がそうでした)
 
 
でも、そんなによくできたマネジメントが行き届いている職場は、かなりの少数派です。
 
 
普通は「店長 VS スタッフ」という対立構造が生まれます。
 
 

どっちにつくか?

ここで問題なのは、「店長候補で入社した僕」の立場です。
 
 
店長側のポジションを取るか?
 
スタッフ側のポジションを取るか?
 
 
悩ましい問題です。
 
 
いずれ店長側になる運命なのだから、今のうちから店長側のポジションを取って「対立構造」に心を慣らしておいた方が、後々ラクでしょう。
 
 
一方で、今の人間関係で波風を立てないことを最優先するなら、スタッフ側のポジションを取って、仲間として受け入れてもらうのが良いでしょう。
 
 
ただし、自分が店長として異動になった後の職場では、今までのノリが通用せずに苦労するかもしれません。
 
 
どちらのポジションを取るが良いのか?は一概に言えません。
 
 
厳しいプロフェッショナル目線で見れば「店長側につくべし!」だし、ムリしない生き方を選ぶなら「スタッフ側につくべし!」です。その中間を取るという方法もあるかもしれません。
 
 
おそらくこれは視点の違いなので、絶対の正解はないでしょう。
 
 

Aさんのポジション取り

店長候補のAさんは、僕が入社してすぐに他のお店に店長として異動になりました。
 
 
異動までの数日間は、僕はAさんと一緒に働く時間がありました。
 
 
その数日間で、Aさんのポジション取りがハッキリ見えました。
 
 
Aさんのポジション取りは、「スタッフ側」でした。
 
 
店長が昼休憩などで裏に行ったり、休みでお店にいない時には、スタッフがみんなAさんの周りに集まってきて、おしゃべりをしていました。
 
 
Aさんはジョークを言って皆を笑わせて、輪の中心にいて、人気者に見えました。
 
 
僕はそんなAさんを見ながら、2つの選択肢に迫られていました。
 
 
Aさんが作ったこの文化を引き継ぐのか?
 
 
それともこの文化をぶっ壊して、自分は店長ポジションを取るのか?
 
 
です。
 
 
この最初の選択が、その後の人生を大きく変えるであろうことは、何となく感じていました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください