From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕がバイリンガル歌手のメロディーさんを英語学習のメンターにしてから、1年ほどたった頃のこと。
僕は新しいメンターに出会いました。
2人目のメンターは、芸能人ではありません。もっと身近な人です。
僕がよく通っていた外人バーで知り合った日本人の人に、こんなことを言われました。
「私の知り合いにダイスケさんて人がいて、その人はものすごい高い英語力を持ってるから、会うといいよ。
英検1級とTOEIC900点以上持ってるんだよ!」
と教えてもらいました。
僕は、その話を聞いて、一気に興味がわいてきました。
というのも、僕が今まで出会った「日本人で英語ペラペラ」な人は、ほとんどが女性だったからです。
女性の方が英語を習得しやすいのか?
僕が通っていた英会話スクールの日本人の先生たちは全員女性でした。
外人バーで知り合った日本人の中でペラペラなのは、みんな女性でした。
あまりに女性の比率が高いので、僕は内心、「英語って、やっぱり女性の方が習得しやすいのでは?」という疑問がわき上がってきていました。
でも、「日本人男性でそんなに英語を流ちょうに話せる人がいるなら、ぜひ会ってみたい!」という気持ちになりました。
そこで僕は、ためしにそのダイスケさんがよく出没するという外人バーに行ってみることにしました。
ダイスケさんと対面
その外人バーに行くと、ダイスケさんがいました。
日本人にしては背が高く、日焼けしていて、やせマッチョな感じです。
おぉ!なんか雰囲気あるぞ!この人なら英語をペラペラしゃべりそうだ!
と思いながら、近づいていきました。ダイスケさんは外国人とペラペラしゃべっていました。
僕はドキドキしながら近づいていき、まずは日本語であいさつしました。
僕:「こんにちは!ダイスケさんですか?僕、シンヤって言います。こないだい○○さんがダイスケさんを紹介してくれて、すごい人だから絶対会った方が良いよって教えてくれました。」
ダイスケさん:「あぁ、シンヤ君ね!○○ちゃんから聞いてるよ。頑張って英語勉強してるんだって?」
僕:「そうなんです!英会話を始めて1年半くらいなんですが、まだまだだ目標にはほど遠いと感じています。
ダイスケさんは、英検1級とTOEIC900点を持っているんですよね?」
ダイスケさん:「うん、持ってるよ。」
僕:「それはスゴいですね!どうしたらそんなになれるんですか?」
ダイスケさん:「まあ、いろいろあるけど、一言で言えば、それなりの訓練と時間をかけることかな。
ラクしてペラペラになれる方法があるとと思っているうちは、英語は身に付かないよ。」
やっぱり!
僕は、ダイスケさんのこの言葉を聞いて確信しました!
僕はちょうどこの頃に「英語はスポーツと同じ」という考え方に出会い、音読トレーニングを始めていました。
実際に高い英語力を身につけているダイスケさん自身の口からその言葉を聞くことで、「英語はスポーツと一緒」ということが、確信に変わりました。
似た環境
その後、僕にとってダイスケさんは英語学習の2人目のメンターになりました。
1人目のメンターのメロディーさんは、生まれも育ちもハワイなので、完全なバイリンガルでした。
さらに、職業は歌手なので声が良くて、見た目も華やかな雰囲気があるので、僕にとっては「遠い存在」でした。
対して、ダイスケさんは僕にとってものすごく「身近な人」でした。
ダイスケさんのプロフィールは、僕に似通っていました。
・最終学歴は高卒。
・大人になってから英語を学び始めた。
・同じ男性で年齢も近い。
という環境で高い英語力を身につけているのです。
さらに、ダイスケさんがいつも言う口癖がありました。
それは、
「カンタンだよ!」
です。
僕が、
「英語で○○ができるようになりたいんですよね~!」
と言うと、ダイスケさんはいつも、
「あ~、それならカンタンだよ。俺だってできたんだから、シンちゃんならすぐできるよ。」
と言ってくれるのです。
ダイスケさんと話していると、「自分にも必ずできる!」という気持ちになれます。
それは僕にとって、ものすごい大きな励みになりました。
・・・つづく。
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