from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※DUOセレクトで人生が変わった「藤岡頼光さん」の著書のレビューの続きです。
ひたすら英会話!では効果がないことを痛感した頼光さんは、次の戦略にトライしました。
それは、「英単語のインプット」です。
多くの初心者が感じる「自分にはボキャブラリーが足りない」という感覚をぬぐうために、いきなり英単語学習から入ります。
文法はやらずに、英単語の意味(日本語訳)だけをひたすら暗記していく方式です。
この機械的な作業を、なんとフィリピンの留学先の学校の自習室で行ったそうです。
日本にいると、つい仕事をしてしまったり、別の誘惑に負けてしまうので、集中力を高めるためだけにフィリピン留学したそうなのです。
これがスゴい行動力だと思いました。
場所を変えると、集中できる
普通の人はそこまではできないと思いますが、日本にいても「ふだんと勉強場所を変える」ことで集中力が高まることは間違いありません。
自分の部屋には、テレビ、スマホ、パソコンなど、エンタメ要素の誘惑がたくさんあります。
そういった誘惑をはね除けるためには、大きな「意思の力」を消費します。
その意思の力を、できるだけ英語学習そのものに振り分けるために、場所を変えて集中力を高めるのは、良い方法です。
これまでの僕の生徒さんが報告してくれた、「集中できる場所」の実例としては、
・図書館(声出しなしのメニューの場合)
・通勤電車の中(他にできることが少ない)
・通勤の車の中(声出しメニューはできる)
・職場の片隅の人が来ないエリア
・出勤前に立ち寄るカフェ(周りに人がいると、集中しやすい)
などです。
僕自身もすべて試したことがありますが、場所を変える効果は計り知れないほど大きいです。
僕の英語力の土台の8割は、通勤の車と電車の中、そして職場の事務所内で培われました。
当時はジーンズショップの店長をしていたので、長時間労働で家に帰る頃には疲れてしまって、勉強する余力が残っていませんでした。
特に男性の脳は、「仕事モードと家モードの切り替えがハッキリしている」と言われています。
これは何万年も前の太古の時代から、
「外で命がけの狩りをしている時には集中力を極限まで高めて、村に帰ってきたら十分な休息を取るために脳内のスイッチを切る。」
という生活を続ける中で、進化の過程でそうなったと言われています。
そのため、現代でも男性は、家に帰るとモードが切り替わってダラけてしまうのです。(女性も同じだと思いますが、一般的には男性の方がその傾向が強いと言われています)
既婚男性の場合、この脳の仕組みが原因で、帰宅後に家事や育児に積極的になれず、夫婦ゲンカの原因を作り出すと言われています。
僕の経験上でも、「場所を変えると集中できる」というセリフの聞くのは、統計的には男性の比率が高いです。
逆に女性は、家で家事などをやりつつ音読したり、お風呂でリラックスしている時に勉強すると、集中できるというコメントを聞くことが多いです。
どちらにしても、「自分が集中できる勉強場所と時間帯を見つけ出す」ことが、英語学習の成功のカギを握っていると思います。
英単語の日本語訳を覚えた結果
頼光さんは、フィリピンの留学先で驚異の集中力を発揮して、英単語帳の「中学英単語ターゲット1800」というテキストに収録されいている英単語をすべて暗記しました。
ところが、思っていたような効果を感じられなかったそうです。
相変わらず先生の話す英語は聞き取れず、こちらが話そうと思っても、言葉にできないというもどかしさを感じました。
この時に、頼光さんは気付きます。
「英単語の意味だけを覚えても、その英単語を使ってどう英文を作ればいいのか分からない。それでは、会話として成り立たない。」
ということを痛感するのです。
これは、多くの英語学習者が感じることだと思います。
僕の経験上、英語のインプットをしようとする人の8割がボキャブラリーから勉強し始めます。
そして、大きな労力をかけて覚えた英単語が実戦で使えない経験をして、くやしくて挫折してしまうのです。
でも頼光さんは、ここであきらめませんでした。
そしてついに、人生を変えるテキスト「DUOセレクト」に出会います。
・・・つづく。
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