from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※DUOセレクトで人生が変わった「藤岡頼光さん」の著書のレビューの続きです。
英単語帳の日本語訳をひらすら暗記したものの、実際の英会話ではほとんど使えないことが分かって衝撃を受けた頼光さんは、やり方を変えることを決意します。
次にやると決めたことは、「英単語だけではなく、例文ごと丸暗記する」という方法です。
結局、英単語は単体で使われることはほとんどなく、文章の中で登場します。
文章の中で英単語が発音されると、前後の英単語と音がつながるので、単体での発音とは全然違って聞こえるのが普通です。
それが、英単語だけを覚えてもリスニングで使えない理由です。
また、自分が話す時に英単語を使おうと思っても、文章のどこに入れて良いのか分かりません。
覚えた英単語が、文章の中でどのように使われるのか?どの位置に来るのか?それが分からなければ、実際に使うことはできないのです。
英単語をただぶつ切りで並べるだけでも通じることはありますが、それでも限界があります。
特に、深い話をしようとすると、英単語を並べるだけの方法は途端に通じなくなります。
そのことに身をもって気付いた頼光さんは、それまで使っていた英単語帳(中学英単語1800)を例文ごと暗記しようとしました。
ところが、自分がその例文を使うシーンがイメージしづらく、覚えにくいと感じたそうです。
そこで頼光さんは、テキストを変えることを決意します。
色々調べて、例文の評判が良い「DUOシリーズ」にたどり着きます。
最初は一番人気の「DUO3.0」を考えましたが、分厚いのと例文が難しめなので、自分は挫折するだろうと思い、弟分の「DUOセレクト」を選びました。
DUOセレクトのメリット
DUOセレクトは、DUO3.0の中から特に英会話に使われるトップ英単語を厳選して、収録英単語数を減らしています。
さらに、例文もDUO3.0より短めにして、取っつきやすく作られています。
例文の本数も、DUO3.0の560本に対して、DUOセレクトは377本と、大幅に少なくなっているのです。
それでいながら、
・1つの例文に複数のターゲット英単語が入っている効率の良さ。
・各例文は、そのまま丸ごと英会話で使えるクオリティーの高さ。
という、DUO3.0の良いところがしっかり引き継がれています。
頼光さんは、このDUOセレクトのテキストを使うことを決意しました。
ところが、大きな問題がありました。
その時、頼光さんはまだフィリピンにいたのです。
日本の英語テキストは海外では手に入りにくい
海外では、日本の英語テキストは手に入りにくいです。
アマゾンは日本国内しか配送してくれません。
今だったら、電子書籍版の英語テキストが多く出ているので、解決できると思いますが、当時は紙のテキストが主流だったと思います。
僕もカナダのバンクーバーにビジネス留学していた時に、日本の本が手に入らずに困ったことがあります。
その時には、英語テキストはかなりの数を日本から持って行っていたのですが、現地で意外な本が必要になりました。
それは、「ヘアスタイル雑誌」です。
僕は3ヶ月間滞在していたので、途中でどうしても髪を切る必要性が出てきました。
僕はショートヘアなので、1ヶ月するとかなり伸びてきます。
現地滞在中に、どうしても髪を切りに行く必要が出てきました。
でも、髪を切ってもらう時の要求の用語を僕は知りませんでした。
「すそをもう少し短く」
「横は刈り上げすぎない程度に」
「角刈りにならないように」
「ワックスでツンツン立たせたいので」
などといった言葉を英語で言えません。
ネットで調べても、それが正しい言い回しなのか?ちゃんと通じるのか?よく分かりませんでした。
そこで、日本のヘアスタイル雑誌を買って、「これと同じにしてください」と言えば良いと思ったのです。
実際に、日本にいる時にも新しい美容院に行くときにはヘアスタイル雑誌を美容師さんに見せて、オーダーしていました。
でも、海外に来ると、ヘアスタイル雑誌を手に入れるのは難しいことに気付きました。
それでもまだ、バンクーバーは日本人が多いエリアなので、日本人が経営する本屋さんに、日本から輸入した雑誌や英語テキストが置いてあるのを見付けました。
もちろん、価格は日本で買うのと比べると3~4倍程度でした。
それでも、他に手段がないので、僕はヘアスタイル雑誌を買いました。
その雑誌を片手に現地の美容院(というか、たぶん床屋)に行きました。
美容師さんは雑誌の写真を一瞬見て「OK!」と言った後、その後一度も雑誌を写真を見ることなく、バリカンでバリバリと僕の頭を刈っていきました。
そして、あっという間に僕の頭は軍人のような角刈りスタイルになってしまいました。
ヘアカット代金よりも高かったヘアスタイル雑誌への投資は、無駄になりました・・・
DUOセレクトを買うために、日本に一時帰国
頼光さんの体験談に話を戻します。
なんと、頼光さんはDUOセレクトを買うためだけに、日本に一時帰国しました。
フィリピン留学の残り期間は1週間。
普通だったら、「とりあえず、1週間後でもいいか。今は手持ちの英単語帳の例文を覚えよう。」という発想になるでしょう。
でも、頼光さんは「フィリピン留学の1週間に、DUOセレクトを使わないのはもったいない!帰国して手に入れるだけの価値はある!」と感じたそうです。
そして、日本に帰って書店でDUOセレクトを手に入れた後、すぐにまたフィリピンに戻って、DUOセレクトを使った学習を先生に頼んで、マンツーマンの授業でやってもらったのです。
・・・つづく。
DUOセレクトで人生が変わった「藤岡頼光さん」の著書はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
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