from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、この新しい英単語帳「英単語リスキリング」の中から、第1文型と第3文型の項目をご紹介しました。
YouTube動画のレビューでは、第4文型もご紹介しましたが、せっかくなのでブログ記事の方では、違うユニットを取り上げてみましょう。
第一章は5文型に分かれていますが、第二章以降はまた違う分け方になっています。
第2章=名詞中心構文で覚える英単語
第3章=動詞中心構文で覚える英単語
第4章=形容詞中心構文で覚える英単語
第5章=副詞中心構文で覚える英単語
という感じです。
品詞ごとに分かれているのは、英単語帳ならではですね。
今回はこの中から、第4章の形容詞中心構文の中の1つ、「比較級」のユニットを見てみましょう。
日本人が苦手な比較表現
「2つのことを比べて、どっちがより○○かを言う」
「3つ以上のことを比べて、どれが一番○○かを言う」
「2つのことを比べて、だいたい同じぐらい○○だと言う」
というケースは、日常生活でよくあります。
これらの比較表現は、日本語と英語で文章の作り方がまったく違います。
あまりに違いすぎて、英作文が大変です!
でも、日常会話ができるようになりたい人にとっては、比較表現を避けて通ることはできません。
この本では、まず最初に比較表現の作り方のルールを、イラストと文章で丁寧に解説しています。
The house is smaller than a matchbox.
(その家はマッチ箱より小さい)
↑
これは初心者でも、中学校で習った記憶がある人も多いと思います。
The house is as samll as a matchbox.
(その家はマッチ箱のように小さい)
↑
これは中級者でも、とっさに口から出てきづらい「as as 構文」です。
That is the tallest mountain in the world.
(それは世界で一番高い山です。)
↑
これは初級者でも中学の記憶で覚えているかもしれませんね。
この3つの構文がよく使われるのは、形容詞です。
上記の例文で言うと、small や tall の部分が形容詞です。
比較級には副詞も使われますが、日常会話の比率で見ると、形容詞の方がよく使われます。
この本は大学受験用ではなく、「大人の学び直し英語」のための本なので、あくまで「日常会話で使う英単語や文法」を中心に作られているのです。
まずは最初の文法解説ページで、構文の作り方をしっかり学び直しできます。
比較表現でよく使われる英単語
続く英単語セクションは、比較表現でよく使われる英単語が登場します。
普通の英単語帳だったら、ここで同じ品詞の英単語(small とか tall とか形容詞)がズラッと並ぶことでしょう。
でも、この本は違います。
品詞ごとの分け方ではなく、あくまで「同じ文型でよく登場する英単語」とうのが選定基準です。
たとえば、前半の初級レベルで登場するのは、
other, usual などです。
This is higher than any other mountain in Japan.
(これは日本の「他の」どんな山よりも高い)
I’m busier today than usual.
(今日は「いつも」より忙しい)
ここでのターゲット英単語は、形容詞の higher や busier ではなく、一緒に登場する頻度が高い other や usual などです。
こういった英単語を比較級と一緒に使えるようになることが、自分の言いたいことを英語で自由に言えるようになるコツなのです。
なぜならこの本は、「大人の学び直し」に特化した本だからです。
大人の学び直し英単語の目的は、紙のテスト上で良い点数を取ることではなく、「日常会話で使える英単語」を身に付けることにあるからです。
この本の作り全体が、学び直し=リスキリング(reskilling)のためにデザインされているのです。
・・・つづく。
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