From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回の続き)
前回までの記事では、Sayaが中学時代に英文法をガンバっていたこと、高校時代にもしゃべりは初心者レベルでしたが読解はそれなりにできたことをお伝えしました。
Sayaが学生時代に培った「文法力」が、今のリスニング力に大きな影響を与えていることが分かりました。
最終回の今回は、学生時代から今に至るまでの「英語から離れるブランク期間」どのぐらい影響を与えるか?について見てます。
Sayaの大学時代
前回もお伝えしましたが、Sayaは内部進学なので大学受験を経験していません。
大学は英語が強いイメージのある青山学院に行きました。
でも、みんなのイメージする「英米文学科」や「国際政治経済学科」などの英語系の学部ではありません。
Sayaは心理学科に進みました。
大学に入った時に受けさせられた「英語習熟度テスト」の結果は、ヒドい点数でショックを受けたのを今でも覚えているそうです。
そのテスト結果では、TOEIC換算で300点台と出ました。
大学では英語の授業はなくなりました。
生活に必要ないので、独学で続けることもありませんでした。
つまり、大学在学中はまったく英語に触れていません。
海外旅行でも英語がぜんぜん通じない
そんな感じで英語から完全に離れた後に、卒業旅行で行ったオースストラリアでは、英語がぜんぜん通じずに困ったそうです。
一緒に行った友達3人のうち、1人は帰国子女で、もう1人は英語が得意な人でした。
旅行中はその友達に頼り切りでした。
飛行機でドリンクや機内食の好みを英語で聞かれたら、自力で答えられる自信はありませんでした。
そこで、4人がけの席を取って通路側の両サイドを英語ができる2人が固め、Sayaともう1人は真ん中に座る、という徹底ぶりでした。
現地では一度アクシデントがあり、どうしても英語を話さなければならない状況に追い込まれました。
英語ができない友達と2人で行動中に、おみやげ屋さんに帽子を忘れたことに気付き、お店に戻りました。
そこで2人で店員さんに一生懸命英語で「帽子をここに忘れたかもしれない」と説明しようとしました。
でも、言葉がうまく出てこなくて、ジェスチャーもしたもののまったく通じませんでした。
そしてなぜか、最後はオーストラリアの国旗のおみやげをタダでもらって帰ってくる・・・というような状況でした。
Sayaの大学生活は、「自分は英語ができない」ことを印象づける形で終わりました。
社会人になってからも英語はゼロ
大学卒業後は、Sayaは大手の銀行に就職しました。
仕事上では英語が必要になる機会はゼロでした。
社会人になってからも、英語が必要な環境にないので、まったく勉強はしていません。
ここまでをまとめると、多くの日本人と同じように、Sayaは大学以降の人生ではほとんど英語に触れていない、ということになります。
そして、「自分は英語ができない」というセルフイメージを持っています。
学生時代に覚えたことはムダではない
それだけのブランクがあっても、今こうして音読トレーイニングを始めると、すぐに英語に馴染むことができました。
中学時代にやった「5文型」もすぐに思い出しました。
文章を見ても、どれが主語か?どれが動詞か?という「文の構造」を探そうとします。
学生時代の頑張りは、決してムダではなかったのです。
十数年のもブランクがあって、さび付いているように見える文法の知識に少し油を差してあげるだけで、すぐに動き始めました。
そして、今回のように映画のセリフを聞き取れるまでになりました。長いセリフはさすがに聞き取れませんが、5~6語ぐらいの「1つの文型だけで話されるセリフ」は割と聞き取れるようです。
もしあなたが、学生時代に英語をガンバった経験があるなら、それは「やり直し英語」にも活かされることは間違いありません。
まとめ:リスニング力に必要なもの
ここまでの記事の内容をまとめると、リスニング力に必要な要素は、
①英語の発音に対する慣れ
②文法力
の2つです。もちろん、英単語力も必要ですが、①と②がないと聞き取って理解することはできません。
ターミネーターはオススメ
また、今回Sayaが映画のセリフを聞き取れたのは、見た映画2本が両方ともターミネーターシリーズだったことも影響しています。
ターミネーターはロボットです。
ロボットは、長い文章をペラペラしゃべりません。
短いセリフをポン、ポン、と発する感じです。
周りの人間たちも割と短いセリフを大きくハッキリした声で話します。
「了解!」
「気をつけろ!」
「大丈夫か?」
などの短いセリフが連発します。
初心者にはとても聞き取りやすい映画です。もしあなたが「映画のセリフを聞き取ってみたい」と思っている場合は、ターミネーターシリーズはオススメです。
以上8回に渡ってお伝えしてきた「Sayaが映画のセリフを聞き取れたシリーズ」を終了します。
次回はおまけとして、ターミネーターニューフェイトを僕が見て感じた「欧米文化の価値観の変化」をお伝えします。
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