【英語のリスニングとスピーキングが難しく感じる理由①】

from 師範代Shinya

先日、「シャドテン」という名前の、英語シャドーイング添削サービスを紹介するYouTube動画をアップしました。

(※まだ見ていない場合は、ぜひご覧ください。妻のサヤが「初心者レベルのゆっくりスピード」、僕が「最上級レベルの最速スピード」のシャドーイングにトライしている様子を公開しています)

この動画の中で、シャドテンのスライド資料をお借りして、「英語のリスニングをする時のメカニズム」について解説しました。

このスライド解説資料がとても分かりやすかったです。

僕が普段からお伝えしている「リスニングとスピーキングをする時に、脳内で何が起きているか?のステップ」が分かりやすく視覚化されていました。

(スライドの絵は、YouTube動画をご覧ください)

ここで、もう一度、英語リスニングする時の流れを、文字に書いて解説します。

僕たちが英語を聞いて理解する時には、次のステップを通っています。

たとえば、外国人の先生が、あなたに向かって、

「Did you get it?」

と言ってきたとします。

すると、あなたの脳内でこの英文を理解する流れは、こんな感じで進みます。

↓↓↓

ステップ①
耳に先生の英語の音が聞こえる。

ステップ②
聞こえた英語の音と、自分の脳内にある「英語発音の知識データベース」を瞬時に照らし合わせる。

聞こえた音:「ディッジューゲリッ?」

知識データベース:「Did you get it?」(←脳内で音が英単語に変換される)

もし英単語の発音データが十分あって、上記のように理解できた場合、次のステップ③以降が発動する。

この時点で音が英単語に変換されなかった場合、「何を言っているのか分からない・・・ゲリって何?」みたいになる。

ステップ③
聞こえてきた英文「Did you get it」の意味を、「脳内の英単語データベース」に照らし合わせる。

まずは、1つ1つの英単語の意味から。

Did = 助動詞(疑問文)

you = あなた

get = 手に入れる

it = それ(さっき出てきたもの&こと)

というように、すべての英単語を意味を理解する。

ステップ④
次に、英単語の並び順と「脳内の文法の知識データベース」を照らし合わせて、文全体の意味を理解する。

Did you get it?
(あなたはそれを手に入れた?)

※ここからのステップ先は、場合によって必要になる。

ステップ⑤
さらに、文章の直訳だけでは理解できない場合、英文全体の意味と、「脳内のお決まりフレーズのデータベース」を照らし合わせて、今の状況に合う訳を当てはめる。

Did you get it?
(今言った内容を理解した?=分かった?)

ステップ⑥
しっくり来る意味が当てはまった時に、初めて意味が理解できる。

「先生がさっき説明したことを、私が理解できたかどうか聞かれているんだな。『分かった?』って言ってるな。」

と理解する。

以上、6つのステップを脳内で瞬時に行っているのです。

そう考えると、スゴいですよね!

こんなに複雑なことを、脳は一瞬で処理しているのです。

リスニングが難しい理由

リスニングが難しい理由は、このステップの多さです。

最後の6つ目のステップにたどり着くまでの道のりで、どこでつまずいても、相手の言っていることが理解できません。

ステップ①で、先生の声が小さくて聞き取れなかったり、声が聞こえづらかったら、アウト。

ステップ②で、発音が分からなかったらアウト。

ステップ③で、聞こえた英単語の意味が瞬時に思い出せなかったら、アウト。

ステップ④で、英単語の並び順で文全体がどんな意味になるのか理解できなかったら、アウト。

ステップ⑤で、文章の直訳では理解できない場合に、決まり文句の知識がなかったら、アウト。

という感じです。

相手が言ったセリフの「Did you get it?」を聞き取って、「分かった?」って聞かれていると理解するためには、この5つのステップのどこにもつっかからずに、最後までスムーズに進む必要があるのです。

こうして見ると、リスニングが難しく感じるのも、うなずけますね。

ステップ②でつまずく人が多い

そして、多くの日本人がつまずきやすいのは、実はステップ②の発音理解の部分だと言われています。

この部分を強化するのに有効なのが、シャドーイングなのです。

ちなみに、本屋さんでよく見かける「旅行英会話ハンドブック」などのフレーズ集では、このステップを省く工夫がされています。

英語フレーズ集のメリット&デメリット

英語フレーズ集では、1つ1つの英単語や文法の解説は一切せずに、フレーズ全体の発音をカタカナで丸暗記します。

メイアイヘルプユー?
↓↓↓
いらっしゃいませ。

アーユーレディートゥーオーダー?
↓↓↓
ご注文はお決まりですか?

このように、呪文を丸暗記するような感覚で例文全体を覚えることで、リスニングのステップを省略します。

①フレーズが耳に聞こえてくる。(メイアイヘルプユー?)

↓↓↓

②何を言っているか分かる。(いらっしゃいませと言っているな)

という2つのステップにまで省いているのです。

この手法はお手軽で即効性があるのがメリットです。

逆にデメリットは、1文字でも違う英単語が入ってきたり、英単語が入れ替わると、まったく理解できなくなってしまうことです。

May I help you?(メイアイヘルプユー?)

を覚えているのに、

Can I help you?(キャナイヘルプユー?)

とか、

Do you need any help?(ドゥーユーニーデニーヘルプ?)

みたいに変則パターンで来られると、途端に聞こえなくなります。

呪文全体の発音が変わってしまうからです。

そのため、この「呪文丸暗記メソッド」が使えるシーンは、旅行英会話や接客英会話など、お決まりフレーズしか使われないシーンに限られます。

もし、海外旅行先で現地の人と自由なトピックで雑談したいと思ったら、先ほどの6つのステップを通る必要があるのです。

そしてさらに!リスニングが難しい理由がもう1つあります。

 

・・・つづく

※シャドテンの無料トライアルレッスンに、僕とサヤがトライした動画はこちら
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