【迷っている時間が一番もったいないこともある】

英語の勉強をしていると、「どれを選んだらいいんだろう?」と迷う場面がけっこうあります。

たとえば、英単語帳を新しく買おうと思ったとき。

ネットで評判を調べていると、「この単語帳が一番効率が良い!」という意見もあれば、「いや、こっちの方が実践的だ」という意見も出てきます。

YouTubeでレビュー動画を見たり、Amazonの口コミをチェックしたりしているうちに、気づけば1時間ぐらい経っている。

それでも、まだ決められない。

「せっかくお金と時間を使うんだから、失敗したくない。」

という気持ちは、僕もよく分かります。

ただ、最近思うのは、失敗を避けようとして慎重になりすぎると、逆に時間をムダにしてしまうこともあるんじゃないか?ということです。

選ぶために使った時間は、勉強時間にはならない

英語教材を選ぶために、情報収集すること自体は悪いことではありません。

むしろ、自分に合った教材を探すためには、ある程度の下調べは必要だと思います。

ただ、ここでちょっと気をつけたいのが、「選ぶための行動」と「英語力を伸ばすための行動」は、別物だということです。

たとえば、TOEICの点数を上げたいと思って、単語帳を探しているAさんとBさんの2人がいるとします。

Aさんは、ベストな英単語帳を探すべく、ネットの口コミを読み比べながら、1週間が過ぎてしまった。

その間、英単語の暗記はほとんど進んでいません。

一方でBさんは、とりあえず本屋さんで最初に手にした英単語帳をその場で買って、1週間使ってみました。

すると、意外と難しすぎて、自分には合わないことが分かりました。

そこで、別の単語帳に切り替えることにしました。

この場合、Bさんは一見すると「教材選びに失敗した」ように見えます。

でも、僕はそうは思いません。

実際に使ったからこそ、自分に合わないことが分かったわけです。

しかも、その1週間で覚えた英単語は、新しい英単語帳に切り替えた後も、ムダにはなりません。

また、次に新しく選んだ英単語帳は、失敗をベースにしているので、Bさんに合う確率が高くなります。

何も選ばずに1週間迷っていたAさんと比べたら、けっこう大きな違いがあると思います。

やってみないと分からないことが意外と多い

僕はこれまで、英語の勉強を20年以上続けてきました。

その経験から感じるのは、英語教材や勉強法には、実際にやってみないと分からない部分がかなり多いということです。

たとえば、ある人にとって最高の教材が、別の人にとっても最高とは限りません。

レベルが同じくらいでも、好みや性格によって、続けやすい勉強法は変わってきます。

同じテキストでも、自分のステージや興味の変化によって、合う合わないが変わることがあります。

たとえば、僕は速読速聴英単語Core1900というテキストを買った時に、読もうとトライしたけど、ムズカし過ぎて撃沈しました。

英字新聞にも興味が持てなかったのです。

でも、その後カナダにビジネス留学した時に、駅前で無料で配られている英字新聞をもらった時、

「これをどうしても読みたい!理解したい!」

という強い欲求が芽生えました。

その結果、もう一度Core1900に手を出したら、ものすごく楽しく学べてビックリしました。

理由は、最初に比べて、①英語力が上がったこと、②英字新聞を読みたい!という興味がわいたこと、の2つが作用しています。

特に②の興味がわいたことが、大きな要因だと感じます。

 迷っている理由は、本当に失敗が怖いから?

何かを始める前に迷うとき、僕たちはよく「失敗したくないから」と考えます。

ただ、もう少し突っ込んで考えると、失敗そのものよりも、「後悔するのがイヤ」という気持ちが強いこともある気がします。

「あっちの教材を選んでおけば、もっと早く上達できたかもしれない。」

「この勉強法に時間をかけたのに、効果がなかったらイヤだな。」

そんな気持ちです。

特に、大人になってから英語を勉強している人は、仕事や家庭の用事もあって、勉強に使える時間が限られています。

できるだけ遠回りしたくないと思うのは、自然なことです。

ただ、英語学習の場合、最初から自分にピッタリ合う方法を選ぶのは、なかなか難しいと思います。

実際に続けてみて初めて、「このやり方は自分には負荷が高すぎるな」と気づくこともあります。

逆に、最初は面倒くさそうだと思っていた練習が、やってみたら意外と楽しくて続けられることもあるでしょう。

それを事前の情報収集だけで、100%予測するのは難しいです。

迷う時間に期限をつけてみる

もちろん、何でも即決すれば良いという話ではありません。

特に、金額が大きいものや、一度決めたら後戻りが難しいものについては、じっくり考える時間も必要でしょう。

ただ、英語学習に関しては、比較的気軽に試せることも多いです。

たとえば、手元にある英単語帳を使って勉強を再開するかどうかで迷っているなら、とりあえず1週間使ってみる。

音読とシャドーイングのどちらを優先しようか迷っているなら、まずは片方を1週間続けて、自分の感覚を確かめてみる。

このように、迷う時間に期限をつけてしまうのも、一つの方法だと思います。

「今週末までに決めよう。」

と決めておくだけでも、延々と情報収集を続ける状態から抜け出しやすくなります。

ちなみに、僕がここで言いたいのは、必ずしも「即行動する人が毎回うまくいく」ということではありません。

考えることが好きな人もいるでしょうし、比較検討している時間そのものが楽しい場合もあるでしょう。

それはそれで良いと思います。

ただ、もし自分が「早く英語を上達させたい」と思っているのに、教材選びで何日も迷って、勉強そのものが止まっているとしたら、ちょっともったいない気がします。

 失敗したと思ったら、途中で変えてもいい

僕が英語学習を長く続けてきて感じるのは、一度選んだ方法を、最後までやり通さなければならないわけではないということです。

もちろん、ある程度続けないと効果が分からない勉強法もあります。

ちょっとやってみて、すぐに効果が出ないからといって次々に乗り換えていたら、どの方法も中途半端になってしまいます。

ただ、それと「一度決めたからには、絶対に変えてはいけない」というのは、別の話です。

やってみて、何か違うなと感じたら、その理由を考えてみる。

もう少し続ければ慣れそうなのか、それとも今の自分には合っていないのか。

そういう判断は、実際に手を動かしているからこそできるものだと思います。

僕も今使っている教材や勉強法が、5年後もまったく同じとは思っていません。

そのときの自分に合う方法を、また選んでいくことになるでしょう。

もし今、何かの教材や勉強法を始めるかどうか迷っているなら、まずは小さく試してみるのもアリだと思います。

何日も悩んでいたことが、実際に30分やってみただけで、意外とあっさり決まるかもしれません。

僕自身も、考えているだけでなかなか動けなくなったときには、このことを思い出したいと思います。

P.S.

英語の勉強を始めたいけれど、何から手をつけたら良いか分からないという方のために、僕が作った無料のビデオ講座を12種類まとめたライブラリーを用意しています。

英文法や英単語、リスニング、スピーキングなど、興味のあるテーマから選んで学べるようになっています。

どれから見ようか迷ったら、まずは一番気になった講座を一つ見てみてください。

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