
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
僕は最近、年齢を重ねてからの英語学習には、若い頃とは少し違った楽しみ方がある気がしています。
英語がペラペラになるとか、TOEICで何点取るとか、もちろんそういう目標があってもいいと思います。
でも、40代、50代、その先まで英語を続けていくなら、
「英語を使って、これまでやったことがないことをやってみる。」
というのも、けっこう面白いです。
初めて外国人と話す。
初めて海外で自分から店員さんに質問してみる。
ずっと気になっていた海外YouTuberの動画を、字幕なしで見てみる。
そんな小さな「初めて」でも、英語を勉強しているからこそできることがあります。
大人になると「初めて」が少なくなる
子どもを見ていると、「初めて」がものすごく多いです。
初めて見る虫がいたり、初めて行く場所があったり、初めてできるようになることがあったりします。
うちの娘たちを見ていても、昨日までできなかったことができるようになったり、知らなかったものを知ったりする場面がよくあります。
それに比べると、大人になるにつれて「初めて」は少なくなります。
仕事に行って、いつものスーパーに寄って、家に帰る。
休日も、行き慣れた場所へ行くことが増えます。
別にそれが悪いわけではありません。
僕も、知らない店に飛び込むより、いつもの店を選んだ方がラクだなと思うことは普通にあります。
ただ、英語をやっていると、そこに少しだけ違う選択肢が入ってきます。
「これ、英語でやってみたらどうなるんだろう?」
これだけで、今までやらなかったことをやる理由ができます。
英語を通じて「初めて」が増える
僕が初めて海外へ行ったのは、31歳の時でした。
行き先はカナダで、3ヶ月間滞在しました。
今振り返ると、あの3ヶ月間には「初めて」がかなり詰まっていました。
海外で生活するのも初めてでしたし、英語で授業を受けたり、英語を使って仕事をしたりするのも初めてでした。
最近の体験だと、僕が何度も読み返した心理学のベストセラー「愛を伝える5つの方法」の著者、ゲーリーチャップマン博士に英語で熱いメッセージを書いてメールで送ったら、返事をもらえたことです。
これは興奮しました!
アメリカのテレビやラジオでレギュラー番組を持ち、世界2,000万部のメガヒット作を出している著者から返信がもらえるなんて、想像していませんでした。
この経験は、オンライン英会話の先生たちにも話しましたが、みんな目を丸くして驚いていました。
どの国の先生も、チャップマン博士のことは知っているので、
「え!チャップマン博士から返信?!普通はあり得ないことだよ!そんなことあるのか!良い体験ができたね!」
と、言ってもらえました。
僕にとって英語は、勉強する対象であると同時に、「初めて」を増やしてくれる道具になっています。
英語ができるようになってからやる必要はない
ここで意外とハマりやすいのが、
「もっと英語ができるようになったら、やってみよう。」
という考え方です。
海外旅行も、外国人との会話も、洋書を読むのも、もう少し英語力がついてから。
僕もこの感覚は分かります。
せっかくなら、ちゃんと話せる状態でやりたいですからね。
でも実際には、英語を使った新しい体験をしてみると、そこで自分に足りない英語が見つかることも多いです。
「あ、この言い方が出てこない。」
「この人の英語、全然聞き取れないな。」
「こういう話をする時の単語を知らないな。」
こういうことは、机で勉強しているだけでは、なかなか気づけません。
僕自身、英検1級を取った今でも、オンライン英会話で初めて話すテーマになると、思ったように言葉が出てこないことがあります。
英語力が完成してから新しいことをするというより、新しいことをやってみるから、次に勉強したい英語ジャンルが見つかる。
僕の場合は、こっちの順番の方が自然でした。
「初めて」は海外に行かなくても作れる
英語を使って初めての体験をすると言うと、海外旅行や留学をイメージするかもしれません。
でも、そんなに大がかりなことじゃなくてもいいと思います。
たとえばオンライン英会話で、いつもとは違う国の先生を選んでみる。
これまで避けていた話題について英語で話してみる。
好きな海外のYouTubeチャンネルを見つけてみる。
普段なら日本語で調べることを、英語で検索してみる。
こういうことでも、今まで知らなかったものに出会うことがあります。
僕も英語学習を20年以上続けていますが、英語そのものについて「完全に新しいこと」が毎日出てくるわけではありません。
基本的な文法は知っていますし、英単語も昔に比べればかなり増えました。
それでも英語を使う場所を変えると、知らない世界はまだ普通に出てきます。
これは、長く英語を続けてきて面白いと感じる部分です。
何歳からでも「初めて」は作れる
英語学習をしていると、
「もっと若い時にやっておけば良かった。」
と思うことがあるかもしれません。
僕も31歳で初めて海外へ行ったので、学生時代から留学していた人を見ると、「もっと早く行っていたらどうだったかな」と思ったことはあります。
でも、50歳で初めて海外の人と英語で話したら、それは50歳の時にしかできない初体験です。
60歳で初めて一人で海外へ行ったら、それもその年齢で経験する初めてです。
英語を何年勉強したか?だけを見ていると、「まだこれしかできない」と感じることがあります。
一方で、
「英語を使って、今年は何を初めてやったかな?」
と考えてみると、ちょっと見え方が変わります。
英語の勉強を続けながら、ときどき今までやったことがないことを混ぜてみる。
僕もこれから、そんな使い方を増やしていきたいなと思っています。
まだやったことがないことは、探してみるとけっこうありそうです。
P.S.
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