from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、一番スタンダードな留学スタイルの「英語レッスンを受ける」パターンをご紹介しました。
このパターンの場合、ある程度の高い英語力を身に付けてからでないと、留学のメリットを感じづらくなります。
そこでオススメなのが、今回ご紹介するパターンです。
それは、「趣味+英語」というクラスです。
自分が興味のある趣味を英語で学ぶ、というスタイルです。
できるアクティビティーの内容は、国や学校によってかなりバリエーションがあります。
好きなことを英語で楽しむ
ゴルフ、山登り、ウォータースポーツ、ダンスなどの身体を動かす系のアクティビティーや、美術館や博物館めぐり、絵を描くなどの文化系アクティビティーなどから、自分が興味のあることを選びます。
自分が日本で趣味として長年続けてきたことなら、自信を持って参加することができるでしょう。
先生の話す英語が多少分からなくても、動きを見れば理解できることが多いからです。
また、趣味の世界で使われる専門用語であれば、カタカナ語として定着しているものもあるので、英語で聞いてもそのまま理解できることもあります。
これが、英語だけレッスンとの最大の違いです。
英語レッスンだけを受ける場合は、自分の英語力だけに頼る形になります。
でも、趣味を楽しむ留学パターンは、まったく違った雰囲気になります。
クラスの振り分け基準は、そのアクティビティー自体のスキルのレベルが基準になっていることが多いです。
たとえば、HIPHOPダンスだったら、ダンスのスキル別に初級クラス、中級クラス、上級クラス、など。
趣味のジャンルにもよりますが、多くの場合は英語力でクラスを振り分けられることがないので、たとえ英語初心者でも、日本人ばかりのクラスに入ることはなくなります。
その結果、色んな国からの留学生と、アクティビティーを通じて交流することができるというメリットがあります。
趣味クラスのデメリット
趣味クラスのデメリットとしては、アクティビティーの種類によっては、ほとんど英会話する機会がなくなるかもしれないことです。
たとえば、絵を描くクラスであれば、おそらくしゃべっている時間よりも、黙々と描き続ける時間の方が長いかもしれません。
また、HIPHOPダンスなどのレッスンも、踊っている最中にクラスメイトとの交流はほどんどありません。
僕はカナダに留学していた時に、自力でHIPHOPダンススクールを探して、学校が終わった後にレッスンを受けました。
実際に受けてみた結果、先生が動きを説明する時に英語を聞く以外は、ほとんど口を開く機会がありませんでした。
ただ、レッスンの前後で自分からクラスメイトに話しかけて、仲良くなることができました。
僕はインドネシア人の留学生の20代男性と仲良くなり、お互いの国のダンス業界の情報をシェアして楽しみました。
一緒に汗をかいた仲間なので、クラスの前後で目が合うと話しかけやすい環境でした。
ただ、ダンススクールで仲間を作るには、こちらから話しかける積極性は必要だと感じました。
また、相手から話しかけて欲しかったら、こちらから目を合わせて、にこやかに微笑む、というテクニックも必要です。
こういった習慣は日本文化にはないので、ハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。
いいとこ取りのハイブリッドクラス
アクティビティーだけでは物足りない、という場合は、英語レッスンとアクティビティーの半々のクラスを受けることもできます。
午前中は英語レッスンを受けて、午後からはアクティビティー、というような流れです。
英語に触れる量も確保しつつ、趣味も楽しめるという、いいとこ取りの形になります。
英語クラスで一緒に学んだ仲間と、そのまま午後のアクティビティーをやることになる場合は、仲良くなって会話するチャンスも増えるでしょう。
ただ、このハイブリッド型だと、自分の英語力が初心者レベルで、趣味のレベルが上級だった場合、違うクラスメイトと一緒に行動することになるかもしれません。
どちらにしても、趣味のクラスは英語を学ぶだけのクラスに比べて、違う国の留学生と交流する機会が増えて、留学の楽しさを感じられる確率がアップすると思います。
趣味がなくても大丈夫
ちなみに、特定の趣味がなかったり、年齢的にあまり身体を動かすのは疲れてしまう場合は、「英語レッスン+市内観光」というようなクラスもあります。
市内観光は、ツアーガイドがつくので、英語を聞く機会もあります。
また、ガイドさんに英語で質問してみることで、会話するチャンスもできるでしょう。
僕もカナダ留学中に、土日にスクールが提供している日帰りツアーに参加しましたが、普段のクラスでは会わないメンバーや、老若男女バリエーション豊かな人たちがいて、ワクワクしました。
次回は、留学中に本気で英語力を上げたい人向けの留学パターンを紹介します。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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