From 師範代Shinya(新村真也)
初心者レベルで英会話スクールに通い始めると、毎回自分の力のなさを痛感します。
この状況を何とかしようとして、一生懸命「ネイティブがよく使うお決まりフレーズ」を丸暗記したり、英単語帳を買ってきて、毎日にらめっこしたりします。
でも、あまり自分の英語力に変化が感じられません。
そんなタイミングで目に飛び込んで来るのが、「ラクしてペラペラ系教材」です。
本屋さんやネットの広告で、そういう教材が気になって仕方なくなります。
・1日5分×3ヶ月で言いたいことがスラスラ出てくる!
・このCDをすきま時間に毎日聞き流すだけで、3週間後にはネイティブの英語が聞き取れるようになる!
そんなことを言われると、「負担が少ないから、ダメ元で一度やってみようかなぁ・・・」と思ってしまいます。
僕も自分が初心者だった頃、こういった「ラクしてペラペラ系教材」に目移りして仕方ありませんでした。
ショートカットはできない
でも、自分が今こうしてTOEIC900点以上&英検1級を取った状態になってみて、気付いたことがあります。
それは、「通るべき道を避けて、ショートカットすることはできない」ということです。
これは、ある程度の実力者ならみんな口を揃えて言うことです。
ラクしてペラペラ系教材の広告の中で「体験者の声」によく出てくる、
「これだけやってたら、いつの間にか英語が口から出てくるようになっちゃいました!」
という上級者には、僕は今まで出会ったことがありません。
上級者の定義
誤解を避けるために、ここでの「上級者」の定義をお伝えしておきます。
上級者とは、
・正しい文法とキレイな発音で、
・不必要な間を置かずに、
・自分の言いたいことを自由に英語で伝えられる
という人です。
つまり、「スピードと正確さ」が備わった状態です。
たまに見かける、
「文法なんてやらずに、ネイティブとの実戦英会話だけで鍛え上げて今はこんなにペラペラだぜ!」
という人や、
「TOEICでは良い点数が取れるけど、会話になるとさっぱり・・・」
「発音なんて気にしてるから日本人はいつまでたってもしゃべれるようにならないんだ!カタカナ発音だって、こっちの言いたいことが通じさえすればいいんだよ!」
という人は、この上級者の定義から外します。
どのタイプも、偏りがあるからです。
実戦派タイプの弱点
たとえば、「実戦英会話だけで鍛え上げた人」は、たしかにしゃべるスピードは速いのですが、よく聞いていると文法がめちゃくちゃで、コミュニケーションが取れるギリギリレベルで通じている(けど本人はそれでOKだと思っている)状態だったりします。
文法の土台が固まっていないので、TOEICなどのテストを受けると弱点があぶり出されてイヤな思いをします。なので、テストを嫌って受けません。(僕は最初このタイプでした)
発音無視タイプの弱点
「発音なんて気にする必要ない!」という人は、話し相手にかなりのストレスを与えている可能性があります。
「この人と1対1で長時間話すのはちょっとキツいな・・・」と思われているかもしれません。
また、TOEICのSWテスト、バーサント、英検の2次試験などのスピーキング系のテストでは、発音がカタカナ発音だと点数が低くなる傾向があります。
TOEIC高得点タイプの弱点
「TOEICの点数は高いけど、しゃべりとなるとさっぱり・・・」という人は、文法が得意で理解力は高いのですが、発音が苦手だったり、音読系のトレーニングを嫌う傾向があります。
こういう人は外国人とのコミュニケーションを面倒だと感じることが多いので、英会話をする場面をできるだけ避けようとします。
また、TOEICの点数が高い人は周りから「あの人は英語ができる」と思われているので、その期待に応えられない自分を見るのが恐い・・・という心理もあり、ますます英会話を避けようとすることがあります。
3つのバランスが大事
どのパターンも極端なので、バランスが崩れています。
・正しい文法とキレイな発音で、
・不必要な間を置かずに、
・自分の言いたいことを自由に英語で伝えられる
この3つのバランスが備わっている人を、このブログ記事の中では「上級者」と定義します。
その上で、「上級者になるために通らなければならない3つの道」を次回お伝えします。
・・・つづく。
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