【一人になりたい男、話を聞いてほしい女:ベストセラー本から学ぶ男女の会話の違い④】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
(※この記事は英語学習とは関係ない内容ですので、興味のない場合は読み飛ばしてください)
 
 
「愛し合っているはずの男女がすれ違ったり、別れてしまう原因」を突き止め、解決策を示してくれる専門家、ジョングレイ博士の新作の本のフィードバックの続きです。
 
「一人になりたい男、話を聞いてほしい女」
 
 

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前回の記事では、男性の幸せは「テストステロン」というホルモンに影響されるということをお伝えしました。
 
 
女性の幸せは、「エストロゲン」というホルモンに影響されるということをお伝えしました。
 
 
テストステロンは、「狩り」をするのに最適なように進化してきたホルモンです。現代の狩りは、仕事です。
 
行動し、問題を解決して、成果を出すためには、テストステロンが必要になります。
 
 
テストステロン値が高い男性は、バリバリ仕事をこなし、バリバリ稼ぐことに幸せを感じます。また、それをパートナーの女性に高く評価されると、さらに幸せ度が高まります。
 
 
一方、女性のエストロゲンは、「世話をする」のに最適なように発達してきたホルモンです。現代での世話は、家事や子育てです。
 
 
赤ちゃんの鳴き声や表情から欲求を察して、適切な世話をするためには、エストロゲンが必要になります。
 
 
エストロゲン値が高い女性は、周りの人たちの欲求に気付き、気遣いをし合うコミュニティーの中にいることで、幸せを感じます。
 
 
ここがポイントです。気遣いを「し合う」環境にいることで幸せを感じるのです。
 
 
自分だけ気遣いをしているのではダメなのです。相手にも同じだけの気遣いをしてもらえることで、初めて自分が「愛されている」「大事にされている」と感じることができます。
 
 
この感覚がないと、「一方的に自分だけが尽くしている」と感じて、不満がたまっていきます。
 
 

男女がすれ違う理由

なぜ、女性は自分が尽くすだけでは満足できないのでしょうか?
 
 
それは、長い人類の歴史の中で、女性が「コミュニティー」の中で生きてきたからです。
 
 
昔は、男性たちは常に外へ出て狩りをしていました。
 
 
その間、女性達は自分たちで村のコミュニティーを作り、コミュニティーの中でお互いに「相手の要望を察して共感する能力」を高めてきました。
 
 
この「察して共感する能力」は、子育てをしたり女性同士で仲良くやっていくために役立ちます。(この能力に関係しているのが、エストロゲンというホルモンです)
 
 
その結果、お互いに相手の要望を察して共感しながら気遣いをし合うことが、女性にとって「自分の価値を感じ、幸せを感じる要素」になっていったのです。
 
 
一方で、男性はその間、「狩り」をするための能力を発達させてきました。
 
 
チームで動きながら、マンモスや危険な猛獣を倒して肉を手に入れるのは、命がけの仕事でした。
 
 
狩りの世界では、言葉は合図であり、「情報の伝達手段」です。情報の伝達のためには、言葉はできるだけシンプルに、必要なことだけをストレートに伝えるものでなければなりません。
 
 
リーダーが「おまえは右に回れ!」と言ったら、言葉通りに素早く動かなければなりません。
 
 
もしここで指示を受けた男性が、女性のように「相手の要望を察する能力」を発揮したら・・・
 
 
「リーダーは今、右と言ったが、声のトーンがいつもと違っていた気がする。本当は左に回って欲しいのかもしれない・・・」
 
 
なんて考えていたら、たちまち自分たちが猛獣に食い殺されてしまいます。
 
 
その結果、男性は「言葉を額面通りに受け取り、すぐに行動する能力」を発達させてきました。(この能力に関係しているのが、テストステロンというホルモンです)
 
 
ところが、時代が変わって男女が一緒にいる時間がながくなると、この男女の「違う能力」が、すれ違いを生むようになりました。
 
 
男性には「察して共感する能力」がないため、パートナーの女性の要望をくみ取ることができません。
 
 
自分の要望をくみ取ってもらえないと感じた女性は本能的に、「自分だけが尽くしている」「自分は大事にされてない」と感じるようになります。
 
 
すると、女性の中のエストロゲンが下がります。これはストレスを生みます。
 
 
女性がエストロゲンを回復させてストレスを下げるためには、「自分の感情を吐き出し、相手に共感してもらう」必要があります。
 
 
そして本能的に「不満などの強い感情」を男性にぶつけるようになります。
 
 
一方で、男性は外で狩りをして肉(お金)を持ち帰っても、女性が幸せそうにしていないのを見ると、本能的に「自分の能力ではこの女性を幸せにできない」と感じるようになります。
 
 
すると、男性の中のテストステロンが減ります。これはストレスを生みます。
 
 
そして、テストステロンを回復させてストレスを減らすために、男性は本能的に一人になって問題の解決策を考えようとします。
 
 
その結果、女性は自分が「無視されている」と感じて、さらにエストロゲン値が下がります。
 
 
すると女性は、一人で部屋にこもっている男性を引きずり出して、自分の話を聞いてもらおうとします。
 
 
すると、男性のテストステロン値がさらに下がるので、男性は怒りを爆発させることで、ストレスから自分を守ろうとします。
 
 
この「負のスパイラル」が、男女がすれ違う理由なのです。そしてこのすれ違いには、テストステロンとエストロゲンというホルモンが大きく関係しています。
 
 
この「自分の中の幸せ度を左右するホルモン」の扱い方を知らないために、現代の男女は自分自身のホルモンの作用に振り回されてしまっているのです。
 
 
・・・つづく。
 
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