From 師範代Shinya(新村真也)
※僕が英検1級にトライした時のストーリーの続きです。
(→前回のつづき)
英検1級の作文問題の「ジャッジ基準」が分かったので、僕は新しいテキストを導入することにしました。
僕が強化したかったのは、
「自分の意見が正しい理由を素早く3つ考えつく力=アドリブ力」
です。僕はただでさえペンで手書きするのが遅いです。
左利きなので、英語のアルファベットも書きづらく感じます。
これは、左利きの人なら共感してもらえると思いますが、日本語も英語も、文字というのは、「右手で書くこと」が前提に作られています。
漢字の「ハネ」や「払い」もすべて右利きの人用です。
英語の筆記体も、右に倒して書きますよね。
左手で右に傾けながら筆記体を書くのは至難の業です。
また、左手で書くと、書いているそばから文字を手の横でこすってしまい、手が真っ黒になります。
そんな感じなので、左手の僕にとっては手書きは時間がかかります。
だからこそ、書くネタ内容を考えるのに時間がかかっていたら、どんどん時間が過ぎていってしまいます。
だから、「アドリブ力」を鍛える必要があったのです。
アドリブ力を強化しつつ、「英検が好む文章」のリズムを身体に叩き込むために買ったテキストが、これです。
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それは、英検1級の英作文問題だけを集めたもので、与えられたお題でひたすら英作文しまくります。
サンプルの回答例は、英検の過去問題集よりも分かりやすく、解説もあるので、自分のなかに「技」として落とし込みやすいと感じました。
回答例は、「賛成&反対」の両方があるので、1つのトピックを両方の視点から見る良い練習になります。
この本は、とてもやりやすくて、「当たり」でした。
意見は言いやすい方で
作文も面接試験と一緒で、「自分が正しいと思う方」よりも、「理由が思いつきやすく、もっともらしい意見が言いやすい方」を選ぶのがコツです。
たとえば、あなたが長年のヘビースモーカーだったとします。
「公共の場での喫煙は、禁止すべきか?」
というトピックがあった場合、あなた個人の意見としては、
「禁止しないで欲しいな・・・」
と思うでしょう。
でも、「理由を3つ述べよ」と言われた場合、おそらく「禁止しない方が良い理由」よりも、「禁止した方がいい理由」の方が、思いつく確率が高いでしょう。
それならば、迷わず「禁止すべき」という立場を取る方が、合格率は上がります。
英検の作文問題を書く理由は、
「自分の意見をテスト審査員に分かってもらうこと」
ではありません。あくまで、
「英検に合格すること」
です。その目的に沿った答え方をするのがベストです。
そんな練習が何度もできそうなのが、このテキストでした。
メニューを減らす
英語学習をする上で、僕が重要視しているのは、「メニューの数」です。
僕が最初の頃にやっていたトレーニングは、
・音読トレーニング
・瞬間英作文トレーニング
・イメージ英文法(の本を読む)
の3本だけでした。
音読トレーニングには、
①精読
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②発音チェック
↓↓↓
③シャドーイング&音読
↓↓↓
④リピーティング
という4ステップがあります。①の精読の時に、イメージ英文法を入れていました。
僕のこれまでの経験から、1日のトレーニングメニューが「4種類」以内におさえておかないと、ひとつひとつが薄まって効果が感じづらくなることが分かっていました。
僕の直近のトレーニングメニュー(英検1級対策用メニュー)は、
①音読トレーニング
②ボキャビル(英単語)
③多読トレーニング(英字新聞)
④英検1級問題集
という4種類でした。
そこで僕は、思い切って2つメニューを減らして、
①音読トレーニング
②英作文トレーニング
③多読トレーニング(英字新聞)
の3つに絞りました。次回の本番に近づくまでは、問題集も封印しました。
その変わり、②の英作文トレーニングを徹底して行うことにしました。
・・・つづく。
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