【スピードラーニングが2021年に終了!時代の変化④】

 
from 師範代Shinya
 
(→前回のつづき)
 
 
聞き流し英語に対する幻想が完全にしぼんだ頃、僕は運良く自分を救ってくれる本に出会いました。
 
 
森沢洋介先生の名著「英語上達完全マップ」です。
 

 
英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法

 
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この本に出会ったおかげで、僕は音読と瞬間英作文トレーニングに目覚めました。
 
 
その後は、現実的なトレーニングの流れがハッキリ見えるようになりました。
 
 
「この本を1冊音読で仕上げたら、このぐらいのリスニング力が身に付くだろう」
 
 
「この本を瞬間英作文トレーニングで仕上げたら、このぐらいのスピーキング力が身に付くだろう」
 
 
という指標が、リアルに感じられるようになったのです。
 
 

シンプルだけど、イージーじゃない

 
音読と瞬間英作文トレーニングをやっている時の感覚を一言で表すと、
 
 
「シンプルだけど、イージーじゃない」
 
 
です。
 
 
これは、カンフーアクションスターのブルース・リーの作った実戦格闘技「ジークンドー」の教えの中にある言葉です。
 
 
音読も瞬間英作文も、やることはシンプルです。
 
 
音読は、英文を声に出して読み上げるだけです。
 
 
瞬間英作文トレーニングは、日本語を見て英文に変えてしゃべるだけです。
 
 
でも、続けることは決してラクではありません。
 
 
このシンプルなトレーニングを続けるのが難しくなる要素がたくさん出てくるのです。
 
たとえば・・・
↓↓↓
 
・毎日同じ英文を音読していると、飽きてくることがあります。
 
 
・途中で新しいメソッドを試してみたくなる誘惑が出てきます。
 
 
・たまに、「本当に自分は上達しているんだろうか?」と不安になることがあります。
 
 
・TOEICや英検などのテストを受けても、思ったような結果が出ずにモチベーションが落ちることがあります。
 
 
・ふだん練習している英単語や文型を、英会話の中でうまく使えず、ヘコんで自信をなくすことがあります。
 
 
こんな感じで、音読と瞬間英作文トレーニングは、「シンプルだけど、イージーじゃない」のです。
 
 

自分を飽きさせない工夫

 
コツコツ続けるためには、自分を飽きさせない工夫が必要になってきます。
 
 
たとえば、
 
 
・テキストは中身の英文の興味に合わせて選ぶ。
 
 
・さらにその中で、自分の興味のある英文のユニットから順不同に進める。
 
 
・1冊のテキストに途中で飽きたら、別のテキストに移って、気分を変えながら音読する。(ただし、1ユニットはしっかりやり込む)
 
 
・他のメソッドに目移りしたら、音読と瞬間英作文トレーニングの時間は確保しつつ、プラスアルファの時間で新しいメソッドを試す。
 
 
などです。
 
 
とにかく、人間にとっては1つのことを長く続けることが一番むずかしいです。
 
 
でも、続けられた人だけが、自分の望む結果を手にすることができます。
 
 
特に英語の場合は、スポーツと同じように、同じ動きの繰り返しによる刷り込み効果で身に付くジャンルです。
 
 
さらに、まったく同じ練習をまったく同じ期間続けても、目に見える成果には個人差があります。
 
 
人によってバックグラウンドが違うからです。
 
 
・学生時代に英語が得意だった人
 
・学生時代の記憶が完全に抜けている人
 
 
がまったく同じ期間トレーニングしたら、結果が変わってくるのは自然なことです。
 
 
人間はつい、他人と自分を比べてしまう生き物です。
 
 
「自分が他人と比べてイケてない」と思うと、途中で自信を失ってしまいます。
 
 
そして、続けられなくなってしまうのです。
 
 
僕も何度かピンチがありましたが、モチベーションのアップ&ダウンを何とか乗り越えて、音読と瞬間英作文トレーニングを続けることができました。
 
 
おかげで、英語学習を始めた頃に望んでいた英語力は、5年後ぐらいに手に入りました。
 
 
(音読は16年たった今でも、毎朝続けています)
 
 
 

スピードラーニングも音読を勧めてくるらしい

 
これは後から知ったのですが、実はスピードラーニングも本コースに申し込んでしばらくすると、音読やシャドーイングを勧めてくるそうです。(実際に本コースを受けた人から聞きました)
 
 
最初この話を聞いた時には、僕は「え~!結局、音読かい!」と突っ込みたくなりました。
 
 
でも、ある意味、スピードラーニングの会社はちゃんと英語の上達方法を分かっているとも言えます。
 
 
そして、受講生をうまく音読に誘導しているとも言えます。
 
 
①最初は聞き流しだけで、気楽に英語の発音に耳を慣れさせる。
 
↓↓↓
 
②次に音読やシャドーイングを勧める。
 
↓↓↓
 
③その勧めに従ってちゃんとトレーニングした人は、現実的に英語が伸び始める。
 
 
という仕組みです。
 
 
これは、なかなかよくできた流れだと思います。
 
 
ただ、最初に教材を売る時点で、音読に関しては一切触れていないのが、ちょっと問題な気がします。
 
(音読を前面に出すと、骨太な広告になって売りづらくなるのかもしれませんが)
 
 
聞き流しメソッドの広告を見てスピードラーニングを始める人は、昔の僕のように「聞き流すだけでペラペラになれる!」と信じて始めているはずです。
 
 
それなのに途中で「音読しなさい」と言われても、「めんどくさっ!」となって、やらない確率の方が高いです。
 
 
僕の場合は、外国人バーでさんざん「話せない悔しさ」を味わった後に、音読メソッドに出会いました。
 
 
だからこそ、音読をやる気になりました。
 
 
でも、聞き流しだけやって英会話をやっていない場合は、音読がどれほど有効かを実感できません。
 
 
その結果、音読はやらずに、聞き流しにも飽きてフェードアウトしてしまう確率が高くなるでしょう。
 
 
では、英語の聞き流しはまったく効果がないのでしょうか?
 
 
次回は、聞き流しの現実的な効果と活用法についてお伝えします。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 
 

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