from 師範代Shinya
(→前回の続き)
ここまで、英語教材や英会話スクールなど、「日本で手に入るもの」に僕が投資したお金のトータル金額を計算してお伝えしてきました。
最後にご紹介するのは、カナダ留学費用です。
これが、単価としては一番大きいものでした。
僕は31才の時に、仕事を辞めて3ヶ月間、カナダに留学しました。
当時の僕の英語力は、TOEICで735点、英検2級に合格した状態でした。
そこまで英語力を積み上げる道のりで、僕の中にあった「英語圏の国に住めば、英語力は勝手に伸びる」という幻想は、すでに崩れ去っていました。
最初の1年目に外国人バーで「英語をアウトプットしまくったけど全然伸びなかった経験」から、
「英語は毎日新しい英単語や表現をインプットをしていないと、伸びない。日頃仕込んだものだけが、アウトプットできる」
という真実を、イヤというほど味わっていたからです。
つまり、留学自体は大して英語力が伸びないだろうと思っていました。
では、なぜそれでも高いお金を払って留学したいと思ったのか?
それは、
・相手の土俵で自分の英語がどこまで通じるのか見てみたい!
・せっかく英語をある程度まで身につけたんだから、海外文化にどっぷり浸かる体験をしてみたい!
という欲求が、メラメラと出てきたからです。
相手の土俵で戦ってみたい欲求
それまで僕は、日本の外国人バーで、日本在住のネイティブたちを相手に英会話してきました。
日本在住のネイティブたちは、日本人が話す英語に慣れています。
その日本人慣れしているネイティブたちに、「英語が上手だね!」と言われて嬉しかったのですが、僕の心の中で、ちょっと引っかかっている部分がありました。
「日本をまったく知らない野生のネイティブたちの中に放り込まれたら、自分の英語は通用するんだろうか?」
と。
日本にいる間は、「英語が話せる日本人」ということで、ネイティブたちに重宝されて気分が良いです。
でも、自分が海外に出たら・・・どんな感じなんだろう?
ちゃんとコミュニケーションが取れるんだろうか?
という興味が、ムクムクとわき起こってきたのです。
自分の土俵(日本)で戦うのではなく、相手の土俵(海外)で戦って、互角に渡り合えるのか?試してみたくなりました。
海外文化にどっぷり浸かる体験をしてみたい!
これは、やり直し英語を始めたばかりの頃には、自分にはまったくなかった欲求です。
こう感じるようになったことが、自分でもビックリしました。
英語力を上げる過程で、海外文化に興味が出てきてしまったのです。
日本にいて英語を学ぶのと、留学するのとでは、まったく違う体験になるだろうことは、行く前から分かりました。
「日本を飛び出して、まったく違う文化の国に住んでみたい!」
という好奇心が、抑えられなくなりました。
留学エージェントを使うメリット
僕は、留学エージェントを介して手続きを進めました。
エージェントを使った理由は、「手間をお金で買いたい」と思ったからです。
もし自力ですべてやろうと思ったら、
・スクール探し
・入学願書の手続き
・ステイ先の入居手続き
・フライトの予約
など、すべての作業を自分でやることになります。
そういう作業が得意で楽しめるタイプの人なら良いのですが、僕は苦手です。
面倒な作業をする時間があったら、1分でも多く英語学習に充てたいと思っていました。
また、途中で何か疑問が出てきた場合も、質問できる相手がいるかどうかは、重要です。
エージェントの担当者は毎日留学の案件を扱って慣れているので、こちらの疑問に即答してもらえました。
特に僕の場合は、海外旅行すら行ったことがなかったので、とにかく不安で分からないことが多く、質問が多かったと思います。
でも、すべての質問に気持ちよい対応で答えてもらえました。
僕は現地でのホームステイを選んだのですが、ホストファミリーの選定や、受け入れ準備などのすべての作業は、エージェントに任せられました。
正直、めちゃくちゃラクでした。
エージェントがすべてをカンペキに手配しれくれる安心感は、大きかったです。
さらに言うと、留学前と帰国後の「キャリア相談」も、サービスの中に含まれていました。
このキャリア相談の担当カンセラーの方がスゴい方で、僕の中にあった考え方をガラリと変えてくれました。
留学前から、帰国後の就職活動についてあれこれ心配する僕に対して、
「せっかく仕事を辞めて日本を離れるんだから、目の前のことを楽しまないと損ですよ!帰国後のことを考えるのはやめましょう。
留学後にキャリア相談には私がいくらでも乗るから、これから3ヶ月は、とにかく現地での生活に集中して!むこうの文化にどっぷり浸からないと、せっかくの時間とお金がムダになっちゃいますよ!」
と言ってくれたのです。
おかげで僕は、カナダにいる間は日本のことから頭を離すことができました。
帰国後も、約束通り親身になってキャリア相談を受けてくれて、おかげで自分が本当にやりたい仕事に就くことができました。
留学エージェントの利用料は、留学費用の中に含まれていて、トータル10万円前後だった記憶があります。
やってもらったサービスの数や、こちらの質問に答えてもらった回数を考えると、「こんなに安くていいのかな?」と思うぐらいでした。
留学にかかった総コスト
留学エージェントに支払った総費用は、117万円でした。
加えて、現地で必要になるちょっとした支出用に、現地のATMで引き出せる現金を10万円分、預けておきました。
結局、そのお金は現地ですべて使い切りました。
他に、クレジットカードで多少の買い物をしましたが、それらの金額は覚えていないので、ここでは除外します。
ということで、カナダ留学にかかった費用は、3ヶ月で127万円でした。
1ヶ月あたり42万円ちょっとです。
これは平均より高いのか安いのかよく分かりませんが、少なくとも僕の中では「良い投資になった」と感じました。
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す