【海外旅行で英語が話せる本当のメリットは○○だった】

from 師範代Shinya

海外旅行で英語が話せるメリットというと、空港でスムーズに進めることや、ホテルでチェックインできること、レストランで注文できることをイメージする人が多いかもしれません。

つまり、色んなことがスムーズに進みやすい、ということです。

もちろん、それも大きなメリットです。

でも、今回あらためて感じた、英語が話せる本当のメリットがあります。

僕は先日、5歳の娘と2人で、マレーシアのボルネオ島に行ってきました。

目的は、昆虫ツアーに参加することです。

娘も僕も昆虫が好きで、以前から「いつか一緒にボルネオ島に行きたい」と思っていました。

ボルネオ島には、日本ではなかなか見られないような大型の昆虫や、ジャングルのような自然があります。

この昆虫ツアーの詳しい話は、また後日このブログで書こうと思います。

ただ、今回の旅で強く感じたことがあります。

それは、子連れ海外旅行では、一人旅以上に英語が話せるメリットを実感する、ということです。

一人の時や大人だけの時には起きなかったピンチが起きる

僕は去年、セブ島へ一人で行きました。

英語学校のQQイングリッシュに留学して、現地で英語を使いながら生活してきました。

その後、大人の英語学習者を引率してQQイングリッシュに留学するツアーを、2回開催しました。

その時も、英語が使えることのありがたさは感じました。

でも、今回のボルネオ島旅行は、それとはまったく違いました。

なぜなら、今回は5歳の娘と2人だったからです。

子どもと一緒に海外に行くと、自分一人の時や大人だけで行く時とは注意力の使い方が変わります。

娘が転ばないか。

海に入りすぎていないか。

暑さで疲れていないか。

お腹は空いていないか。

トイレは大丈夫か。

虫に刺されていないか。

常に意識の大部分が娘に向いています。

すると、その分、自分の荷物管理が甘くなります。

実際、今回の旅では色々やらかしました。

一番焦ったのは、ビーチでスマホをなくした時です。

さらに立て続けに、水着のポケットに入れておいた部屋のカードキーが、海の中で流されて2枚ともなくなりました。

一人でセブ留学に行った時には起こらなかったピンチが、何度も起きました。

「ああ、子連れ海外旅行って、こういうことか」と思いました。

楽しい。

でも、気を張る。

ワクワクする。

でも、想定外のことも起こる。

この時に、英語が話せるかどうかで、安心感がかなり変わると感じました。

困った時に周りを巻き込める

ビーチでスマホが見当たらなくなった時、最初はかなり焦りました。

海外でスマホをなくすのは、けっこう大きなダメージです。

連絡が取れない。

地図が見られない。

Grabも呼べない。

帰りの航空券データもスマホに入っている。

しかも、娘と2人です。

娘を置いて、自分だけ探し回ることはできません。

常に娘と手を繋いだり、近くに置きながらのトラブル対処になります。

当然、娘はおとなしく付いてきてくれません。グズります。

八方塞がりです。

ここで一人で黙って探し続けていたら、たぶんもっと焦っていたと思います。

でも、英語が使えると、周りの人に声をかけることができます。

近くにいたライフセーバーの人たちに、「スマホをなくしました」「この辺りに置いたと思います」「見かけませんでしたか」と伝えました。

すると、すぐに一緒に探してくれました。

さらに、周りにいたホテルの宿泊客にも聞いて回りました。

すると、みんなが少しずつ気にしてくれて、一緒に探してくれました。

結果的に、スマホは無事に見つかりました。

ビーチで荷物を置いておいたチェアーの横の砂に落ちていたそうです。

ビーチから移動する時に、娘のラッシュガードを拾ったタイミングで、スマホの方を落としてしまったようです。

思い出してみると、そのタイミングで娘が「カニを見つけた」ことを僕に熱心に話しかていたので、注意力が散漫になっていたんだと思います。

一人の時には、絶対に起こらないであろうミスでした。

でも、周りの人たちが助けてくれました。

この時に強く思いました。

英語が話せるというのは、完璧な文法で話せることではありません。

困った時に、「助けてください」「これを探しています」「ここでなくしました」と伝えられることです。

そして、相手の反応を聞き取って、状況を一緒に動かしていけることです。

英語が使えると、自分一人で抱え込まなくてよくなります。

周りの人を巻き込めます。

これは、旅行中かなり大きな安心材料になります。

ピンチをその場で解消できる

カードキーをなくした時もそうでした。

水着のポケットに入れていたカードキーが、海に入っている間に流されてしまいました。

しかもスペアを含めた2枚ともです。

僕はいつもビーチでは水着のズボンのポケットに貴重品を入れて、ポケットに付いているファスナーを閉めておきます。

でも今回は、ファスナーを閉め忘れていました。

これも、一人では一度も起こらなかったミスです。

その結果、海の中に入った時に、カードキーが2枚とも水流で飛び出してしまったようで、跡形もなく消え去っていました。

最初は「これはまずいな」と思いました。

部屋に入れない。

誰かに拾われたらどうしよう。

追加料金を取られるかもしれない。

色々なことが頭をよぎります。

でも、フロントに行って説明したら、すぐに無効化して、新しいカードキーを発行してくれました。

しかも無料でした。

こちらが状況を説明し、相手が手続きしてくれる。

ただそれだけのことです。

でも、英語に自信がないと、この「ただそれだけ」が大きなストレスになります。

何と言えばいいか分からない。

相手の返事が聞き取れなかったらどうしよう。

怒られたらどうしよう。

追加料金の話になったらどうしよう。

そう考えているうちに、フロントに行くのが面倒になります。

海外旅行では、こういう小さな不便や疑問が何度も出てきます。

空港でベビーカーの貸し出しはあるのか。

この列で合っているのか。

搭乗口はどこなのか。

搭乗時間はすでに過ぎているけど、遅れているのか?この場所で待っていて大丈夫なのか?

ホテルでタオルはどこで借りられるのか。

Grabの乗り場はどこなのか。

一つひとつは小さなことです。

でも、子連れだと、その小さな不便が積み重なって、親の体力を削っていきます。

その時に、周りの人にサッと聞けると、旅のストレスがかなり減ります。

英語が話せると人との距離が縮まる

今回の旅では、英語ガイドのツアーにも参加しました。

その時、他の参加者にアメリカ人夫婦がいました。

40代の息子と娘がいると言っていたので、おそらくそのご夫婦は60〜70代だと思われます。

そのお二人が、僕の娘のことを孫のように可愛がってくれました。

虫を見つけた時に声をかけてくれたり、足元を気にしてくれたり、娘の荷物を持ってくれたり、ビュッフェでフルーツを先取りして運んでくれたり、色々とサポートしてくれました。

娘がいることで、自然と会話が生まれました。

「何歳なの?」

「虫が好きなの?」

「日本から来たの?」

そんなやり取りから、話が少しずつ広がっていきました。

これも、英語が話せるメリットの一つだと思います。

英語は、ただ情報を伝えるためだけの道具ではありません。

人との距離を縮める道具でもあります。

相手が親切にしてくれた時に、Thank you だけで終わらず、少し会話を続けられる。

娘の反応を見ながら、一緒に笑える。

相手の話を聞いて、こちらの話も返せる。

こういう瞬間があると、旅の思い出が一気に濃くなります。

観光地を見た。

ツアーに参加した。

ホテルに泊まった。

それだけではなく、現地で出会った人たちとのやり取りが、旅の記憶に残ります。

娘の言葉

今回の旅の後半で、娘が言った言葉が印象的でした。

「みんなパパのお友達なの?どうしてパパはマレーシアにお友達がいるの?」

それを聞いて、僕はハッとしました。

娘の目線からは、僕が楽しそうに話す相手や、ピンチの時に助けてくれる人たちは、みんな「お友達」なのでしょう。

しばらく考えた後、僕は答えました。

「そうだよ。みんなパパのお友達。でもね、最初からお友達だったわけじゃなくて、ここに来てからお友達になったの。言葉が通じると、世界中どこに行っても、お友達ができるんだよ。それって楽しいと思わない?」

娘:「ふ〜ん。そうか。そうだね。みんな英語を話すの?」

僕:「そう。日本から外に出ると、みんな英語を話すんだよ。もちろん全員じゃないけど、話す人の数が多いのが英語なんだよ。」

娘:「そうか。」

僕はボルネオ島に来る前にも、娘に「英語を話せるメリット」を言葉で伝えてきました。

でも、こうして実際に目の前で体験させることが、一番説得力があると感じました。

これで娘が英語を学びたいと思うようになるかどうかは分かりません。

強制するつもりもありません。

ただ、今回の旅行で「英語が話せると世界中に友だちができる。みんなから助けてもらえる。」ということだけは、実体験として娘の記憶に焼き付いたと思います。

現地で出るのは日頃から鍛えた英語

もちろん、旅行前に最低限のフレーズを覚えるのは良いことです。

空港で使う表現。

ホテルで使う表現。

レストランで使う表現。

これらを事前に準備しておくだけでも、かなり安心感は変わります。

でも、今回あらためて感じたのは、現地で本当に出てくる英語は、日頃から鍛錬してきたものだということです。

トラブルは、こちらの都合に合わせて起きてくれません。

スマホをなくすタイミングも、カードキーをなくすタイミングも、こちらが落ち着いている時とは限りません。

娘が疲れていたり、暑かったり、自分も焦っていたりします。

そういう時に出てくる英語は、頭で覚えただけの英語ではなく、普段から口に出してきた英語です。

音読してきた英語。

瞬間英作文で反射的に出す練習をしてきた英語。

英会話で何度も詰まりながら使ってきた英語。

それが、現地でふっと出ます。

僕自身、今回の旅で何度も思いました。

「英語、やってて良かったなぁ」と。

子どもと2人で海外に行くと、自分一人の時以上に、英語が話せるメリットを実感します。

今回のボルネオ島旅行で、僕はあらためて思いました。

英語は、テストの点数のためだけにあるものではありません。

きれいな発音で話すためだけにあるものでもありません。

現実の世界で、自分と大切な人を助けてくれる道具です。

海外旅行で英語が話せる本当のメリットは、「困った時に助けてもらえること」だった。

今回の旅で、そのことを強く実感しました。

P.S.
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