From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダにビジネス留学していた頃の体験談の続きです)

前回のつづき

 

僕の同僚のデイビッドが呼ばれた副社長の部屋は、ちょうど受付カウンターの前にあります。

 

カベはガラス張りですが、真ん中の部分はすりガラスになっているので、中で二人が話しているのは見えます。

 

でも、防音になっているため、ふたりの声はまったく聞こえません。

 

副社長は、背が高く白髪の似合う初老の白人紳士で、海外の映画に出てくる「会社の上司」のイメージそのまんまの外見でした。

 

この会社では、みんながカジュアルな服装の中、社長と副社長だけがスーツを着て仕事をしていたので、ロビーを歩くと目立っていました。

 

おそらく、外で取引先のたちに会う機会が多いためだと思います。

 

僕の目には、副社長の雰囲気は威厳があって、ちょっと怖そうに見えました。

 

出てこない・・・

デイビッドは副社長室に入ったまま、1時間以上出てきませんでした。

 

僕はちょっと心配になりました。

 

何を話しているんだろう?

 

デイビッドは怒られているのかな?

 

もし怒られているとしたら、デイビッドの副業のことだろうか?

 

そんなことを思いながら、僕はひとりでドキドキしていました。

 

副社長のまさかの反応

デイビッドが副社長室から出てきました。僕はおそるおそるデイビッドの顔を見ました。

 

ニヤニヤしています。

 

あれ?心配無用だったか?

 

僕と目があったデイビッドが、カウンターの方に歩いていきました。

 

デイビッド:「シンヤ、ちょっといいかい?」

 

僕:「もちろん!」

 

デイビッドは、僕とふたりだけで話したいという雰囲気で、僕をカウンターから連れ出しました。

 

僕はまたドキドキしてきました!何だろう?

 

すると、デイビッドが僕の方を見て言いました。

 

デイビッド:「実は今、副社長から俺の副業のことについて聞かれたさ。」

 

やっぱり!!

 

僕:「大丈夫ですか?怒られました?」

 

デイビッド:「いや、逆だよ。褒められた。」

 

僕:「え?褒められた?マジすか?」

 

デイビッド:「うん!君にはビジネスの才能があるってね。マーケティング部門で働くには、そういう能力が大事だって。」

 

僕:「スゴいですね(笑)副業がバレて褒められるとは!」

 

デイビッド:「それでさ、副社長が俺の副業にすごく興味を持ったみたいで、俺と一緒にこのビジネスをやりたいんだって!俺のビジネスパートナーになりたいって!だから色々教えて欲しいって言われたよ!」

 

僕:「えーーーー!!マジっすか???つまり、それって、副社長も会社の外でデイビッドと一緒に同じ副業をやるってことですか?講師派遣の。」

 

デイビッド:「そうだよ!そういうことになるね。副社長いわく、このビジネスにはおおきな可能性があるって。」

 

僕:「なんてこった!!副社長が味方になるとは!こんなことってあるんですね!」

 

デイビッド:「いや~!この展開は俺も予想してなかったよ。副社長は頭が切れるから、俺に協力してくれたら、新しい方向にビジネスを持っていけるかもしれない。ワクワクしてきたぜ!」

 

僕「なんと!!本当にスゴい展開ですね!」

 

デイビッド:「うん!でもこれは、オフレコにしておいて欲しいって言われた。まあ、副社長と俺が副業の上ではビジネスパートナーだってみんなにバレたら、何かと都合が悪いことが起こるかもしれないからね。」

 

僕:「たしかに!」

 

デイビッド:「でも、どうしても誰かに伝えたくてさ!シンヤなら信頼できると思って打ち明けた。」

 

僕:「もちろんです!僕は誰にも言いませんよ!」

 

僕はこの短い会話の後、カナダという国の自由な文化がますます好きになりました。

 

僕はこの時、日本でヒットした「釣りバカ日誌」という映画を思い出しました。

 

釣りバカ日誌のストーリーでは、釣りという「趣味」を通じて社長と平社員がつながって仲良くなって、それを他の同僚たちにバレないように隠そうとする・・・というコメディードラマです。

 

でも、ここカナダでは、「副業」を通じて社員と副社長がつながるとは!!

 

映画よりも面白いことが現実に起きていました。

 

僕はこの頃から、副業というものに興味がわいてきました。

 

この頃は、まだ自分が日本に帰って何かの副業をしようとまでは思いませんでしたが、

 

「会社の給料以外で、自力でお金を得る方法がある」

 

とうことを知り、個人で立ち上げる小さなビジネスの世界に興味を持つようになりました。

 

少なくとも、日本にいたら絶対に見ることはなかったであろう価値観に僕が触れた瞬間が、あの時のデイビッドと副社長のやりとりを知った時でした。

 

・・・つづく。

 

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