From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※スマホ1台で、いつでもどこでも20分で英語のスピーキング力を測れるテスト、VERSANT(バーサント)を「試験対策ゼロ」で初めて受けた体験談の続きです。
パートB:リピーティング
このパートは、音声だけを聞いてリピーティングします。音声は1回だけしか読み上げられません。
これも、ふだん音読トレーニングの仕上げとして「テキストなしのリピーティング」を練習している人は有利だと思います。
バーサントに出てくる英文は、そんなに複雑ではありません。
後ろに行くほど長くなりますが、ボキャブラリーや構文自体は日常の話し言葉レベルで、中学英文法の範囲内でした。
ただ、難しいと感じたのは、「記憶の保持」です。
ほとんどの英文は聞き取れて、言っていることは理解できるのですが、聞き終わってからいざリピートしようとすると、「あれ??どの英単語使ってたっけ?」と迷います。
特に僕の場合は、ふだん英語を「イメージ」で聞き取っています。
聞きながらリアルタムで情景を頭の中に動画のように再生しながら思い浮かべるのです。
この方法は会話では有効なのですが、今回のテストのように「初めて聞く英文をリピーティング」する時には、ちょっと不利かもしれません。
同じ内容のことを「自分の言葉」で言い直すことはできるのですが、
「聞いた音声とまったく同じ構文と英単語を使って正確にリピートする」
というのは、文章が長くなればなるほど難しいと感じました。
あと、ナレーターの人たちの「クセ」が強くて、苦戦しました。
ナレーターはアメリカ、イギリス、オーストラリアなど、色んな国の出身者のようですが、「なまり」が強くて、聞き取りづらい人がけっこういました。
中には、「ネイティブじゃないのでは?」と思われるぐらい、クセの強い英語を話すナレーターもいました。
また、なまりとは別に、「これはさすがに滑舌悪すぎでしょ!」と突っ込みたくなるぐらい、モゴモゴしゃべる人もいました。
そんな個性的なナレーターたちに加えて、ハード面でも音質が悪いので、ホワイトノイズがひどくて、AMラジオみたくガサガサに聞こえます。
まさにダブルパンチです!!
今回は16問中、2問「まったく聞き取れない」ものがありました。
どこまでリアリティーを追求するか?
確かに、日常生活では滑舌の悪い人も相手にしなければならないこともあります。
電話やスカイプで話しながら、通信が不安定でボソボソ聞こえることもあります。
でも、あえてそれをテスト上で再現する必要があるのか?と疑問に思います。
あくまで「英語の基礎力を測るテスト」として考えるなら、わざと滑舌の悪いナレーターを使ったり、背景に雑音を入れる必要はないような気がします。(音質の悪さは技術的な問題かもしれませんが)
もし、このまま日常のリアリティーを追求していったら、ナレーションの時に、「後ろを走り去るクルマのエンジン音」なんかも音声の中に入れる必要が出てきます。
(「もっと英語漬け」というニンテンドーDSのゲームは、こういった「環境音」もナレーションに加わっています。わざと会話の一部が聞こえないぐらい大きな音が出たりして、リアリティーはありますが、かなり聞きづらいです)
【パートBの対策法】
AIに「満点ジャッジ」されるためには、ナレーションとまったく同じ英単語を使い、まったく同じ構文を使ってリピートする必要があるようです。
イメージで情景を思い浮かべながら聞くよりも、「文字を短期記憶していくような感覚」の方が、テスト上では良い点を取れるような気がします。
あと、これはメンタル面の対策ですが、次の問題に入ったら、前の問題について「あ、やっぱりあの英単語はこっちだったかな?」などとあれこれ思い悩むのをやめる必要があります。
このあたりはTOEICのリスニング問題と同じで、「一度答え終わった問題を引きずらない」というメンタル面のコントロールが必要です。
次回は、パートCの詳細情報をお伝えします。
・・・つづく。
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