From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
翌日になると、サヤはさらに回復して、血液検査の結果も安定してきたので、先生から元の病院に移る許可が出ました。
 
 
とはいえ、まだヘモグロビンの値が低いので、ふらつきが起こります。
 
 
ベッドから上半身を起こしても大丈夫な状態になりましたが、立ち上がって歩くことはできませんでした。
 
 
でもサヤは、「どうしても赤ちゃんに今日会いたい!」ということで、車いすで移動することになりました。
 
 
荷物は僕が持って、車いすは看護師さんがタクシーまで押してくれました。
 
 

門前払い

元の病院に着きました。
 
 
僕は一度受付に行って、スタッフの方に車いすでサヤを迎えに来てもらいました。
 
 
ここはさっきの病院と違って、産婦人科病棟への付き添い人の立ち入りは堅く禁止されています。
 
 
案の定、僕は病院の入り口付近の受付ゾーンまでしか入れませんでした。
 
 
サヤ自身も、これからPCR検査を受けて陰性反応を確かめてから、病棟に入れるという状態です。
 
 
僕はサヤに別れを告げてから、しばらく受付で休んでから帰ることにしました。
 
 
僕はここ数日間、サヤの両親への状況報告の連絡係をやっていたので、報告文章を書いていました。
 
 
すると、20分ぐらいしてからサヤから携帯に電話がかかってきました。
 
 
サヤ:「バッグの中に書類を忘れたんだけど、今どの辺?まだ帰ってなかったら、持ってきて欲しいんだけど・・・」
 
 
僕:「まだ病院内にいるよ。今から持ってくよ。ていうか、俺そっちに行っていいの?」
 
 
サヤ:「うん。とりあえず書類を持ってこの階に来てくれれば、もしかして一瞬だけベビーと対面できるかも?!」
 
 
僕:「マジで!すぐ行くよ!」
 
 
そして僕は、急いでバッグの中から書類を探してエレベーターに乗り込みました。
 
 

サヤの部屋へ入室OK!

エレベーターを降りて産婦人科病棟に行くと、大きな扉の前にあるインターホンを押しました。
 
 
すると中から看護師さん(助産師さん?)が出てきて、小さな声で僕に言いました。
 
 
「先生が、ご家族の方に今回の輸血に関する説明をしたいとのことですが、説明する場所を奥様のお部屋でしようということになりました。先生の説明を聞いている間、赤ちゃんと対面できますよ。」
 
 
僕:「そうですか!それは嬉しいです!」
 
 
「ただし、今回は特例なので、廊下を移動中は声を出さないでこっそり入ってください。」
 
 
僕:「分かりました!静かに入ります。」
 
 
これは後から知ったのですが、緊急で輸血をした場合、その経緯を家族に説明して、本人と家族の両方から書類にサインをもらうのがルールで義務づけられているようです。
 
 
その説明の場を、サヤの個室でやってくれるとのことでした。
 
 
説明を聞くのにも、それなりに時間がかかるはずです。一瞬どころか、しばらく一緒にいられる可能性があります。
 
 
僕はまさかの展開にテンションが上がりました。
 
 
 

ベビーと対面

サヤの部屋に入ると、透明のプラスチックの枠で上の方が囲まれた「移動式ベビーベッド」的なアイテムの上に、小さなベビーが寝ていました。
 
 
僕:「おぉ~!小さっ!!」
 
 
僕はそのサイズに驚いてしまいました。
 
 
今まで弟の子供や友達の子供を見ることはありました。
 
でも、生まれたばかりの状態では写真で見るだけで、実際に対面する頃には、プックリ大きくなり始めている時期でした。
 
 
生まれたばかりの新生児を肉眼で見たのは初めてでした。
 
 
手足のあまりの小ささに驚きました。
 
 
先生の粋な計らいかどうか分かりませんが、先生はなかなか現れませんでした。
 
 
その間、僕はサヤと一緒にベビーにミルクをやったり、ホッペをつついたりする時間が持てました。
 
 
先生が登場して説明を受けてからも、しばらくは部屋にいることができました。
 
 
部屋を出る時間になるまでには、たくさん写真や動画を撮ることができました。
 
 

無事退院

その後、サヤは無事退院して、ベビーと共に実家に移りました。
 
 
サヤの両親にとっては初孫なので、大歓迎でとっても可愛がられています。
 
 
ちなみに、ベビーの名前は「風月(ふづき)」です。(女の子です)
 
 
オンライン英会話の先生たちに「ベビーの名前は何?」と聞かれることが多いので、「The wind and moon」と直訳して伝えたところ、大好評でした。
 
 
どうやら自然界の言葉を名前に入れるという発想が、日本のイメージとピッタリ合うようで、ネイティブの人達の耳にはとても美しく響くようです。
 
 
周りの人達からは、風月が生まれる前から
 
 
「お子さんが小さいうちから英語を教えるんですか?」
 
 
という質問が多くありました。
 
 
現時点では、特にまだ具体的なことは考えていません。
 
僕自身は28才の時からやり直し英語を始めて、ずっと大人だけに教える仕事をしてきたので、「早期教育」という分野は未知の世界です。
 
 
個人的には英語に限らず色んなスキルや知識は「早いうちに習い始めなくても、興味が湧いた時点からもでも身につけられる」と思っているので、物心つく前からスパルタ教育をほどこすつもりはありません。
 
 
ただ、もし風月が英語に早いうちから興味を持つようなら、僕にとって未知の領域である「子供の英語教育」の世界を覗いてみたい気持ちはあります。
 
 
それが、自分自身の活動の幅を広げる良いチャンスになるかもしれないと思っています。
 
 
とにかく、今回は色んなことが起こってハラハラの連続でした。
 
 
何よりも、サヤが無事帰ってきたこと、そして風月も元気にしていることが、何よりのプレゼントだと感じています。
 
 
改めて「命の大切さ」を感じた出来事でした。
 
 
(子供が生まれた日:完)
 
 
 
 

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