【瞬間英作文はいつ卒業できるの?②実感値編1】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
前回の記事では、「瞬間英作文トレーニングの卒業のタイミング」として、テキストの冊数と例文の声出し回数などの「数値の基準」をお伝えしました。
 
 
今回は「伝えたいことが英語で言える」という「実感値の基準」でお話をします。
 
 
まず最初にお伝えしておくと、瞬間英作文トレーニングは「必ず卒業しなければならない」というものではありません。
 
 
瞬間英作文トレーニングは3つのステージに分かれています。
 
 
・第1ステージ=中学英語の基本文型ごとの練習
 
・第2ステージ=文型ミックス(シャッフル)&2文以上の組み合わせ長文練習(コンビネーション)
 
・第3ステージ=中学英語を超える高度な文型&高度な表現
 
 
という感じです。第3ステージは「終わりなき旅」なので、続けようと思えばずっと続けられます。
 
 
僕も今は瞬間英作文トレーニングを卒業していますが、たまに「この表現いいね!使えるようになりたい!」と思える例文に出会った時には、瞬間英作文トレーニングで練習して仕上げたりすることがあります。
 
 
また第2ステージに関しても、必ずやらなければダメというわけではありません。
 
 
長い言い回しや、凝った表現にこだわらなければ、第1ステージで身につけた基本文型だけで会話をすることは十分にできます。
 
 
ただ、第1ステージの総まとめとして、文型ミックスのシャッフル英作文ぐらいまではやっておいた方がいいと思います。(その先のコンビネーション英作文をどこまで極めるか?はお好みで)
 
 
ということで、今回の記事の中の「瞬間英作文トレーニング卒業の基準」は、
 
 
「第1ステージ&第2ステージ前半(シャッフル)の卒業のタイミング」
 
 
というテーマに絞ってお伝えします。
 
 
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「言いたいことが英語で言える」実感は人それぞれ

僕が自分自身を含むたくさんの「瞬間英作バー」の方々を見てきた中で、気付いたことはこれです。
 
↓↓↓
 
「言いたいことが英語で言える実感」というのは、人によって個人差がある。
 
 
ということです。この個人差は、とても大きいです。
 
 
たまに、瞬間英作文トレーニングを始めて数ヶ月で「言いたいことがだんだん口から出てくるようになりました!」と喜んで報告してくる方もいます。(ここではAさんと呼びます)
 
 
一方で、瞬間英作文トレーニングを2~3年間続けているけど「まだ言いたいことが口から出てきません」という方もいます。(ここではBさんと呼びます)
 
 

実感値の違いはどこ?

AさんとBさんの違いはどこにあるのでしょうか?
 
 
数ヶ月しかやっていないAさんの方が、2~3年続けているBさんより英語力が高いのでしょうか?
 
 
そんなことはありません。
 
 
ほとんどの場合、「上達実感のある人」と「上達実感のない人」の英語力に大きな差はありません。
 
 
むしろ、上達実感のないBさんタイプの方が、よく文法を勉強していて、しっかりした基礎力があることが多いぐらいです。
 
 
「上達実感がない」という方の仕上がり具合を試すために、Bさんタイプの人に瞬間英作文トレーニングの例文の問題を出してみると、ほぼパーフェクトに瞬時に答えられるケースも多いです。
 
 
ただ、「いざ英会話!」となった時には、Aさんの方がスムーズに話せたりすることもあります。
 
 
では、いったいAさんとBさんの違いはどこにあるのでしょうか?
 
 
Aさんタイプの人は、放っておいても自己判断で瞬間英作文トレーニングを卒業していく傾向があります。(第1ステージで終わる方が多い印象です)
 
 
ではBさんタイプの人は、どこを卒業の基準にすればいいのでしょうか?(実はBさんタイプの方が多数派です)
 
 
Bさんタイプの人に僕がオススメする「6つのチェックリスト」があります。
 
 

6つの自己チェックリスト

以下の6点を自問自答してみてください。
 
↓↓↓
 
①自分の中の「話せる」の基準はどのくらいか?
 
②自分の試合(英会話)の経験値はどのぐらいか?
 
③例文の丸暗記になっていないか?
 
④ボキャ不足が原因ではないか?
 
⑤英語と日本語の文化の違いを意識しているか?
 
⑥持っている武器で戦おうとしているか?
 
 
以上の6点の質問に答えながら自己チェックすることで、瞬間英作文トレーニング卒業のタイミングが見えてきます。
 
 
このチェックリストの結果次第では、もしかしてあなたはすでに、瞬間英作文トレーニングを卒業しても良い所まで来ている可能性があります。
 
 
次回からは、このチェックリストの項目を1つずつ詳しく解説していきます。
 
 
・・・つづく。
 
 
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