【色んな英語学習法が気になって、目移りしてしまう時の考え方④】

 
from 師範代Shinya
 
(→前回のつづき)

 

前回の記事では、「英語学習は、自分を飽きさせない工夫が必要」ということをお伝えしました。

そのための手段として、「どうしても気になって仕方ないメソッド」が出てきた時には、あえてそこに手を出してみるというのも、戦略としてはアリです。

その結果、「やはり今までやってきたメソッドが今の自分には合っているかも!」と気付いて納得して、今まで以上に打ち込めるようになる可能性もあります。

実は、僕もここ数年で同じ体験を何度かしました。

といっても、英語学習ではなくYouTube動画作りのジャンルです。

心理メカニズムとしては、英語学習と共通点が多いと思います。

 

僕の体験談

YouTube動画を作るのに必須のアイテムは、カメラです。

現代では、カメラの種類の選択肢は大きく3つあります。

①スマホに付いているカメラ

②ビデオカメラ(筒型)

③一眼カメラ(T字型)

この3択です。

さらに各ジャンルの中に、初級機、中級機、上級機とレベルが分かれています。

さらに、メーカーによっても特徴がまったく違います。

・Canonのカメラは、アジア人の肌が健康的に映る色味で有名

・Sonyのカメラは、世界最速&正確なピント合わせ機能で有名

・Panasonicのカメラは、操作性の良さで有名

・富士フイルムのカメラは、風景をエモい雰囲気で撮れる色味で有名

などなど、メーカーによって特徴が違うのです。

これだけ種類が多いと、英語学習教材と同じように、最初に買うときに心の迷いが生じます。

 

次々と新モデルが登場する

さらに、自分の中で色々リサーチして「これだ!」と決めても、カメラの世界では毎年新しいモデルが発売されます。

新しいモデルが発売されるたびに、ユーチューバーたちがこぞってレビューするので、気になってしまいます。

「今使っているカメラも悪くないけど、この新型のカメラを使ったら、今よりもっと動画撮影が効率化するのではないだろうか?」

という誘惑が出てくるのです。これは英語で言えば、

 

「今やっているトレーニング法とテキストも悪くないけど、この新しい教材とメソッドを使えば、もっと早くゴールに到達できるんじゃないだろうか?」

という気分になるのと同じです。

 

心の迷い

僕は今、英語学習のジャンルではあまり悩まずトレーニング内容や教材をブレずに使い続けられるようになりました。

でも、経験値が数年しかないカメラの世界では、よくブレて迷います。

僕はいつも、一度新しいカメラ気になり始めると、今持っているカメラの欠点ばかり探してしまう心理状態になります。

「このカメラのここがダメだから、ここを改善するためには新しいカメラが必要だ」

というように、新しいカメラを買う理由を探し始めるのです。

 

値段が高すぎて失敗が怖い

ただ、カメラというのは英語テキストと違って、単価が高いジャンルです。

少なくともiPhoneのカメラよりもキレイに撮れるカメラ機種を選ぼうと思ったら、iPhoneよりも高い値段になります。

初心者向けエントリーモデルは10万円台~

中級者向けモデルは20万円台~

上級者向けモデルは30万円台~数百万円台まで

という価格幅が普通です。

となると、「買ってみたけど自分に合わなかった・・・」というのは痛すぎます。

 

レンタルサービスで解決

そんな時、ネット上でカメラのレンタルサービスを見付けました。

レンタルなら、期間限定で安く使ってみることができます。

僕の使った「レンティオ」というサイトでは、新型のカメラを発売とほぼ同時に貸し出してくれます。

レンタル期間は3泊4日か、月額固定かで選べます。

月額固定は「最低3ヶ月~」の縛りがありますが、1日あたりの使用料は格安です。

カメラの機種グレードにもよりますが、1日あたり200円~500円ぐらいのコストで借りれます。

しかも、しばらく使って気に入って「自分のモノにしたい!」と思ったら、本体価格の残金を払えば、返さなくて良いのです。

もちろん総コスト的に見れば、レンタルするよりも、いきなり店で新品を買った方が安くなります。

でも、レンタルの仕組みは、失敗の確率を大幅に下げてくれる、ものすごいリスク低減になります。

そこで僕は、当時すごく気になっていたSonyの最新型カメラを、月額固定で3ヶ月間、レンタルしてみました。

届いてからは毎日の動画撮影で、思う存分使ってみました。

 

最初だけウキウキ

届いた初日はウキウキして興奮していました。

でも実際に使い始めてみると、イマイチしっくり来ないことが分かりました。

もちろん、機能自体は問題ありませんでした。

でも、それまでCanonのカメラに慣れてしまっていた僕は、Sonyのカメラの操作性の違いや、肌の色味の違い、ホワイトボードの文字の見え方の違いなどに戸惑いました。

どんなに設定をいじっても、自分が満足するような映像ができませんでした。

さらに、Sonyカメラのウリである「超高速ピント合わせ機能」が仇となり、テキストのレビュー動画などを撮影した時に、ピントが前後に敏感に動きすぎて、すごく見づらくなってしまいました。

編集していて酔いそうになるので、きっと見ている人も酔ってしまうに違いない、ということで、せっかく撮ったデータはボツにして、改めていつものCanonのカメラで撮り直しました。

Sonyの新しい機種を試すことで、すでに元から持っていたCanonのカメラの良さを再認識しました。

結局、僕の使い方には合わないことが分かりました。

3ヶ月経つ頃には、この新型カメラは棚の上のオブジェと化していました。

僕は、もう迷うことなく新型カメラを返却しました。

その後も、僕は新しいカメラ機種が登場してどうしても気になって仕方ない時には、レンタルすることにしています。

その結果、ほとんどのケースで「レンタル期間中に気が済んで返却」というパターンになっています。

 

英語教材やメソッドも、「お試し期間」を設ける

英語教材やメソッドも、もし新しいものが気になってどうしようもなくなったら、自分の中で「お試し期間を設ける」のがオススメです。

もちろん英語教材の中には、「最初にドカンと30万円払う」というようなものもあります。

一括払いタイプの教材では、このお試し期間は使えないので要注意です。

ただ、おそらくその他の多くの英語教材や英語教室は、月額制になっています。(僕の作っている動画コースも、すべて入学金なしの月額制です)

お試し期間3ヶ月というのは、良い区切りになります。

もし新しいメソッドが自分に合っていれば、3ヶ月続ければ最初の変化を感じられるはずです。

実際に試してみた体験情報を元に、3ヶ月経ってから改めて学習メニューを見直すのが良いでしょう。

新しいメソッドを試す時に、パターンは2つあります。

①学習メニューを一部入れ替える

②今の学習メニューに新しいメニューをプラスする

それぞれにメリット&デメリットがあります。

次回は、それを詳しく解説します。

・・・つづく。

 

 
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