【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編78】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンススクールの体験談の続きです。

初心者のチームメンバーO君に対して、ダンスレクチャーできる機会は3回しかありませんでした。

1ヶ月後に迫ったダンス大会に間に合わせるためには、1回目の今日中に何とか全体の振り付けをしなければなりません。

トータル3分間の振りを全部レクチャーするのに、3時間ぐらいかかりました。

終わった時には、辺りはすっかり暗くなっていました。

1回だけでは忘れてしまう

ダンスの振りは1回だけ覚えても、翌日になればすぐ忘れてしまうのが普通です。

ベテランのダンサーなら、すでに身体に叩き込んである技の組み合わせの順番を覚えるだけで済みます。

1日だけでカンペキに覚えられるかもしれません。

でも、初心者にとっては、すべてが新しい動きです。

英単語を1日で覚えられないように、ダンスの振りも、1日では覚えられません。

そこで僕は、O君にレクチャーする様子を一部始終、ビデオカメラで撮影しました。

そして、そのビデオテープをその場でO君に渡しました。

後は、O君がどれだけ自習してくれるか?にかかっています。

大学生のO君は、見た目は茶髪でチャラい雰囲気ですが、話すと中身は男気あふれる体育会系のキャラです。

「必ず次回までに覚えてきますよ!任せてください!」

そう言い残して去って行きました。

Y君は一発で記憶

ちなみに、一緒に練習したY君は、僕の考えた振りを一発ですべて記憶してしまいました。

僕が今回考えた振りは、今までY君と一緒に自主トレしてきた中で学んだものの寄せ集めです。

Y君は、僕のレクチャーを聞きながら、「ここであのステップを入れたんですね!」とニヤニヤしていました。

そして、僕がO君に教えている間に、すべてカンペキに覚えてしまいました。

僕らは1週間後に最集合する約束をして、解散しました。

1週間後のO君

1週間後、また僕らは同じ公園に集まりました。

今回のポイントは、

・初心者のO君が1週間でどれだけ振りを覚えてきたか?

・前回撮影したビデオを渡していないY君が、その後振りを覚えているか?

の2つでした。

僕はこれまでに、自分が1週間で振りを覚えた経験がありませんでした。

これまでの発表会では、3分間の振りを覚えるために、数ヶ月かけていました。

3分間は、踊る側からするとめちゃくちゃ長く感じます。

それを1週間で覚えることなんて、できるんだろうか?

半信半疑の状態でした。

僕は2人の動きをしっかり観察するために、1回目は自分は踊らずに、正面から見ることにしました。

ドキドキしながらラジカセのプレイボタンを押して、曲をかけました。

すると・・・

「おぉ!!良い!とても良い!!」

思わず叫んでしまいました。

予想は良い意味で裏切られました。

Y君はもちろん、カンペキに振りを覚えていました。

本当に、先週の1回の練習の中だけで順番を覚えてしまったようです。

そしてO君も、なんと振り全体はカンペキに覚えていました!

もちろん細かいところ見れば、手がまっすぐ伸びていなかったり、ステップで足をジタバタさせているだけのような部分もあります。

でもそれは、1つ1つの動きを技として丁寧に練習しないと身に付かない部分です。

今回はその時間はありません。

とりあえずチーム全体として動きが合っているように見せるためには、細かい動きの質よりも、リズムと振りがざっくり合っているかどうか?の方が大事です。

その点で、O君は見事にクリアしてきました。

僕:「O君、マジでスゴいよ!この1週間、相当練習したんじゃない?」

O君:「そうっすね。毎日練習してましたよ。まあ俺、今は時間あるんで。ひたすら振りを覚えることだけに集中しました。まあ、でもけっこうキツかったっすけどね。」

僕:「だよね。分かる。短期間で覚えるのって、本当にしんどいよね。」

O君:「まあ、受験で英単語覚えた時のような感覚でひたすら丸暗記って感じですよ。」

僕:「そうか!ここで受験テクニックが役立ったか!」

O君は一流大学に通っています。

その大学に入るためには、短期間でたくさんの知識を詰め込む必要があったはずです。

その時の暗記法が、ダンスでも応用できることに驚きました。

改めて、チームメンバーにO君を選んだことは正解だった!と思いました。

その日は3人で振りを合わせて、何度も練習しました。

毎回の動きをビデオで撮影して、踊った後は映像をビデオカメラ上の小さなモニターを全員でのぞき込みながら、あーでもない、こーでもない、とフィードバックし合って、また同じ練習を繰り返しました。

僕はこれまでY君との2人チームで練習してきましたが、初めての3人チームは賑やかでした。

また違った楽しみを感じました。

その日も日が暮れるまで練習して、解散しました。

希望が見えてきました!

これなら、2週間後に迫った東京のダンス大会に出場
するのにも、恥ずかしくないレベルまで仕上げられそうです!

・・・つづく。

 

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