From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
最近、僕が弟と2人で行った「ラスベガス1週間の旅」の体験談の続きです。
ラスベガスと言えばカジノ!と言っていいぐらい、ラスベガスにはカジノのイメージが定着していると思います。
おそらく、ラスベガスに行った人の8割以上がカジノで遊ぶのではないでしょうか。
でも、僕ら兄弟は今回、カジノでお金を使うことはありませんでした。(正確に言うと、弟が1ドルだけ使いました。詳しくは後ほど)
別に、「今回は仕事目的の出張だから、遊びなんてしない!」みたいにストイックに過ごそうとしたわけではありません。
実は行く前には弟と相談して、「カジノ予算」を100ドル(約1万円)取っておいて、最終日にカジノで遊ぼう!と決めていました。
ところが、最終日になる頃には、僕らのカジノへのモチベーションは、すっかり消え去ってしまいました。
今回は、その理由をお伝えします。
空港でいきなりスロットマシン登場!
僕らがラスベガス空港に到着して、飛行機から降りたとたん、目の前にスロットマシーンの列がズラッと目に飛び込んできました。
派手な電飾でピカピカ光るマシーンたちが、ものすごい存在感を放っています。これには驚きました!!
まだ空港から出る前から、もうカジノの雰囲気が広がっているのです!
もちろん、そのスロットマシーンをプレイしている人たちが何人かいました。おそらく、チェックイン済ませて飛行機に乗るのを待っている人たちだと思います。
この時点では、まだ僕らは荷物を取りにいかなければならないので、スルーしました。
最初に見たカジノ
僕はラスベガスに行く前、カジノに対してこんなイメージを抱いていました。
「どこかに特別な雰囲気の超広い空間があって、そこに入るとタキシードやドレスで着飾ったお金持ちの男女が、優雅にルーレットなどの前でチップを賭けている姿」
です。ところが、このイメージは大きくひっくり返されました。
空港に到着してから宿に直行した後、荷物を部屋に置きました。もう夜中でしたが、小腹が減っていました。。
でも僕らの泊まった宿は、小さくて食堂もありません。
そこで、すぐ隣にある大きなホテルのレストランに行きました。
そのホテルの1階は、レストラン以外はすべてカジノのエリアになっていました。
夜中なのにかなりたくさんの人がいて、熱気でムンムンしていました。
ただ、何となく僕が思い描いていたイメージとは違いました。
なんというか、全体的に日本のゲームセンターと同じような空気感なのです。
置いてあるのもスロットマシンがほとんどで、日本のメダルゲーム機とそんなに変わらない印象でした。
これが、僕らが見た最初の本格カジノでした。
どこもかしこも、カジノ!カジノ!
翌日、僕らはメイン通りに繰り出しました。目当てのマジックショーを見るために、大きなホテルのある通りを歩きながら、劇場のあるホテルに向かいました。
道はうまくできていて、道路と色んなホテルの1階がつながっています。
そのまま通り沿いを歩くと、自然にいくつかのホテルの中に入る仕組みになっています。
そして、1階はどのホテルも、カジノなのです!
カジノ!カジノ!またカジノ!!
目的地の劇場にたどり着くまでに、色んなホテルの色んなカジノを通り抜けました。
そして、色々と観察するうちに、どのカジノも僕のイメージとはだいぶかけ離れていることに気付きました。
基本的にスロットマシンの筐体は、どのホテルも同じです。
きっとスロットマシンを作るメーカーは同じで、機種も同じなのでしょう。
そして、作りは本当に日本のゲーセンのメダルゲームにそっくりです。
ただ、マシンに入れるのがメダルか本当のお金か?の違いだけに見えました。
まったり空間
もうひとつ、僕の予想を裏切ることがありました。それは、カジノに流れる「まったり感」です。
あるホテルのカジノに通りかかった時、それがハッキリしました。
そのカジノでは、白髪の70代~80代ぐらいのシニア層がほとんどで、会場はものすごく静かです。
会場にはただ、スロットマシンの音だけが騒がしくピコピコ鳴っています。
きらびやかな画面を見つめながら、お年寄りのお客さん達は静かに座っています。
それは、僕が日本のゲームセンターで良く見かけた光景そのものでした。
僕の地元の静岡の実家のそばにあるショッピングセンターの中には、大きめのゲームセンターが入っています。
そこに平日の昼の時間帯に行くと、メダルゲームのコーナーに定年退職後のシニア層の人々がたくさんいました。
興奮して声を出すようなことはなく、まったりした空気感の中、シニア層の人々がメダルゲームをしています。
その日本のゲーセンの光景と、このカジノの光景がそっくりなことが驚きでした。
あれ~?日本のゲーセンと一緒じゃん!
僕の中で、カジノに対して抱いていたイメージは、ガラガラと崩れ去っていきました。
・・・つづく。
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