From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が英検1級に合格した後に、TOEICテストで満点を狙っていた頃のストーリーの続きです。
①すでに音読トレーニングで仕上げたテキストを超速読。
②TOEIC問題集の長文パートを使って速読トレーニング
③ネイティブ用の本を時間を気にせずじっくり読む
この3つのスタイルのリーディングトレーニングを積むことで、僕のリーディングスピードは確実にアップしていきました。
1ヶ月おきに受けていた本番のTOEICでも、ほぼ毎回最後の問題までたどり着くようになっていました。
この頃の僕のリーディングスピードは、平均で200~250WPMぐらいにまで上がっていました。
このリーディングスピードのアップは、TOEICの問題の解答スピード全体に影響を与えました。
リーディングスピードアップの副次効果
リーディングのスピードが上がると、リスニング問題のパート3&4の問題文&選択肢の先読みが、格段にラクになりました。
TOEICを何度か受けている方にはおなじみの、
「Question ○○ to ○○ refer to the following conversation.」
というフレーズ、「さあ、次の問題が始まりまっせ!」というお知らせが始まってから、言い終わるまでの6~7秒ぐらいの間に、次の問題の質問文を3つとも読み終わるようになりました。
おかげで、かなり心に余裕が出ました。今まで僕は解答用紙を塗りつぶしながら、「早くマークして、次の質問文を読まなきゃ!」と、あくせくしていました。
でも、リーディングのスピードが上がると、問題を最後までじっくり時間をかけて解いてからでも、先読みが間に合うと分かると、安心して解答作業に集中することができます。
穴埋め問題もサクサク解ける!
リスニングで心に余裕があると、「意思の力」を必要以上に消耗しなくなります。
意思の力を温存したまま、リーディング問題に入ることができるのです。
すると、パート5&6の穴埋め問題でも、集中力を保ったままスピーディーに解いていくことができます。
僕の場合、調子の良い時はパート5&6合わせてトータル13分~15分ぐらいで解き終わるようになりました。
リーディング問題全体の解答時間は、トータル75分間です。15分以内に穴埋め問題を解き終わった場合、残り60分以上をパート7の長文問題に使うことができます。
しかも、リーディングスピードが上がった状態でパート7の長文問題を読むと、どんどん読み進めることができます。
・長文自体を早く読めること
・時間がたっぷりあって心に余裕があること
この2つの要素から、残り時間を気にすることなく、長文問題に集中して最後まで解けるようになりました。
#見直し時間もバッチリ余る!
そうなると、どんどん良いスパイラルに入っていきます。
それまでは最後の問題にたどり着く頃には時間パツパツだったのに、今では見直し時間が10分くらい余るようになりました。
これはスゴい!!
僕は、速読トレーニングの成果に、我ながら驚いていました。
見直し時間は意外に集中できない
ただ、この見直し時間を有効に使えたか?というと、そうでもありませんでした。
なぜか、最後の問題まで行くと気が抜けてしまい、見直し時間にダラダラしてしまうのです。
また、見直し時間があることを前提に考えてないので、正解が怪しかった問題に印を付けるのを忘れて、
「あれ?悩んで適当に付けた問題どれだっけ?」
と分からなくなり、戻れなくなってしまったりしました。
なので、イマイチ余った時間は有効活用できていませんでした。
体力が余る!
もうひとつの変化は、試験終了後に体力が余っていることでした。
それまでは、2時間の試験が終わったあとは、どっと疲れが出てきて、終わった後は何もできず、駐車場に戻ってクルマの中でボーッとしていることがありました。
でも、リーディングスピードが上がってからは、終わってもまだピンピンしている状態になりました。
あまり疲れないのです。
以上、色んな点で、リーディングスピードを上げる恩恵を感じました。
ただ、トータル得点だけはそんなに変化がなく、常に950点~970点前後をウロウロする状態が続きました。
・・・つづく。
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