【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編24】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
僕が23才の頃、服飾系の会社へ転職するために「カラーコーディネーター」の資格を取ることにした話の続きです。
 
 
午前中の3級のテストが終わってランチを食べた後、僕はクラスメイトのKさんとMさんと一緒に、また同じ会場に行きました。
 
 
専門学校の校舎に入ると、ずいぶん人が減っていることに気付きました。
 
 
午前中の3級の時には、この学校の生徒たちで埋め尽くされていたのに、2級になった途端、急に人数が減りました。
 
 
代わりに、午前中には見かけなかった大人の人達が増えていることに気付きました。
 
 
「学生達はギリギリに来るのかな?」
 
 
と思っていましたが、開始時間が近づいても学生の人数は増えませんでした。
 
 
どうやら学生が取るのは3級までのようです。
 
 
僕の近くの席に座っているKさんが言いました。
 
 
Kさん:「やっぱり学生が減ったね~。きっと2級まで取ろうという意気込みのある人は少ないんだろうね。」
 
 
僕:「そうだね。2級の範囲まで勉強するのは面倒だもんね。逆に大人が増えてる気がする。」
 
 
Kさん:「たしかに!これからは私達大人の時間よ!」
 
 
僕:「おーーー!!」
 
 
僕らは小さくガッツポーズをしてから、テストが配られるのを待ちました。
 
 
渡された小冊子のテストを見ながら、僕はワクワクしていました。
 
 
正直、さっきの3級はカンタン過ぎて手応えがありませんでした。
 
 
TVゲームでも、あまりにカンタンにクリアできるものはつまらなく感じます。
 
 
かといって難しすぎてもイヤになりますが、適度なバランスがあると楽しくプレイできます。
 
 
テストも同じです。
 
 
この2級の試験問題なら、けっこう手応えを感じて楽しめるでしょう。
 
 

テスト開始!

試験官の合図と共に、テストが始まりました。
 
僕は冊子を開きながら、丁寧に問題をチェックしていきました。
 
たしかに、さっきの3級とはレベルが違います。
 
学生たちが逃げていく気持ちが分かる気がします。
 
ただ、ひとつ分かったことがありました。
 
僕らが資格スクールで先生から教わった内容は、かなりハイレベルだった、ということです。
 
 
スクールで習った内容がビックリするぐらいたくさん2級のテストに出ていました。
 
 
また、先生がたまに出す小テストの方が、正直難易度が高く感じました。
 
 
僕らの先生は、キャリアの長いプロ中のプロなので、おそらく試験問題に出る範囲も熟知しているのでしょう。
 
 
僕らはスクールで想像以上に鍛えられていたのです!
 
 
 

ゲーム感覚

「分かる!分かるぞーーー!!」
 
 
僕は嬉しくなって、ガンガン問題を解いていきました。
 
この感じは、久しぶりに味わったゲーム感覚でした。
 
 
僕が高校1年生の時に、世界的に大流行したゲームがあります。
 
 
「ストリートファイター2」というタイトルの、1対1の対戦型格闘ゲームです。
 
 
このゲームがとても良くできていて、最初操作に慣れないうちはコンピューター相手にまったく刃が立たずにボロ負けします。
 
 
勝ち抜けるのは、せいぜい最初の1~2人ぐらいまでです。
 
 
3人目からは急に難しくなって、すぐやられてしまいます。
 
 
でも、ゲームをやり込んで操作に慣れると、どんどん上達を感じられるようになります。
 
 
やればやるほど身体が慣れてきて、それまでなかなか出せなかった必殺技が出せるようになるのです。
 
 

コマンド

必殺技を出すためには、「コマンド」と呼ばれる操作が必要になります。
 
 
コマンドは、決められた順番でレバーやボタンを動かすルールのようなものです。
 
 
たとえば、
 
 
レバーを「下、斜め右下、右」の順番で動かして、最後の右のタイミングでパンチボタンを押すと、「波動拳」という必殺技が出せます。
 
 
最初のうちは、これがなかなか出せずに苦労します。
 
 
でも、何度か繰り返すうちに感覚をつかむと、最初の苦労がウソのように自由自在に波動拳を繰り出せるようになるのです。
 
 
それがまた、気持ちのいいこと!!
 
 
まさにキャラクターと自分が一体感したような快感を味わうことができます。
 
 
自分と一体化したキャラを使って、世界中の屈強のファイター達に戦いを挑み、どんどん勝ち上がってく快感は、世界中の男達を虜にしました。
 
 
これが、ストリートファイター2が大ヒットした理由だと思います。
 
 
カラーコーディネーターのテストを受けている時の僕は、久しぶりにストリートファイター2をプレイしている時のような快感を味わっていました。
 
 
そして、気がついたらあっという間に最後の問題までたどり着いてしまいました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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