なぜかボルネオの森で祖母の家を思い出した【初マレーシア体験記⑩】

from 師範代Shinya(マレーシアのホテルから)英語学習のヒントをYouTubeでも発信中

(→前回のつづき)(このシリーズを最初から読む場合はこちら

僕と娘2人だけで、ガイドさんとレンジャーの3人を独り占めしながら昆虫と触れあう、ぜいたくな時間。

レンジャーの3人は、おそらく家族で3世代と思われます。

おじいちゃんとその息子&孫娘、という組み合わせです。(聞いてないので実際はどうか分かりませんが)

レンジャーの3人は、温かいまなざしで僕たちを見てるのを感じました。

ライトトラップにはいない、レア昆虫を山の中から見つけてきて、せっせと運んでくれたのです。

昆虫を見ながらのんびりと過ぎる時間に、僕はどこか懐かしさを感じました。

異国の地で感じた、少年時代の記憶

僕はこの時、なぜか記憶の中にしまわれていた少年時代の記憶が蘇ってきました。

それは、母方の祖母の家に定期的に行っていた時の思い出です。

当時、祖母の家の周りには、幅の狭い、長い用水路がありました。

その用水路はドブと違って、透明でキレイな水が流れていました。

そのため、そこには水生生物がたくさんいたのです。

僕はその頃、その用水路に張り付いて、小魚、ザリガニ、ヤゴなどを、つかまえるのを楽しんでいました。

そこでは、時間の流れがゆっくりになる感覚がありました。

祖母の家の中にいても、その時間の流れは変わりませんでした。

居間には大きなボンボン時計があり、その横にはテレビがありました。

当時よく、タモリのTV番組を祖母が見ながら、笑っていた記憶があります。(時間帯的に考えて、たぶんあの時の番組は、笑っていいとも!だったと思われます)

居間の隣の部屋には、足踏み式のミシンがありました。

隣の部屋につながる短い廊下にはトイレがあり、それはなんと旧式のボットン便所でした。

便器の下に果てしなく広がる黒い空間が、怖かったのを覚えています。

もうだいぶ昔の話なので、すっかり忘れていたのですが、なぜかボルネオ島の昆虫ツアーの最中に、急に鮮明に思い出しました。

不思議なものです。

きっと、レンジャーのおじいさんの醸し出す雰囲気と、虫を自在に操る孫娘の姿を見たのが、昔の記憶を復活させるトリガーになったのでしょう。

旅というのは、そういう記憶を呼び起こす効果もあるのかもしれませんね。

レンジャーの3人とガイドさんが話す時には、現地語でやりとりをしていました。

でも、僕がレンジャーの人達に英語で話しかけたら、英語で返してくれました。

レンジャーの人達と直接コミュニケーションを取れたのも、「英語をやってて良かった!」と感じた瞬間でした。

名残惜しい帰り道

楽しい時間は、あっという間に終わりました。

とはいえ、おそらくライトトラップにいた時間は、1時間以上です。

ガイドさんが、チラチラと時間を気にしつつ、僕らに気を遣ってタイムリミットを伸ばしてくれているのを感じました。

娘が帰りたがらなかったので、ガイドさんが、

「じゃあ、最後にこの虫とこの虫だけ触っていいですよ。そしたら、帰りましょう。」

と提案してくれたので、さらに5分~10分ぐらい引き延ばされて、娘も納得して帰路につきました。

帰りの車の中でも、ガイドさんとドライバーさんを交えて英語で話しながら、盛り上がりました。

娘は、そんな僕たちの会話にじっと耳を傾けているようでした。

感動の別れ

ガイドのマットさんは、ツアーの最中に、娘との距離感を上手に保っていました。

娘は人見知りなので、ハイテンションでグイグイ話しかけてくる人に対して、警戒して引いてしまいます。

でも、マットさんは娘の警戒を解くのが上手でした。

娘が目を向けている虫や植物がある時だけ、少し離れた位置から、落ち着いた声でゆっくり説明するのです。

おかげで、娘も半日でだいぶ慣れていき、ライトトラップの最中には、
自分からマットさんに話しかけていました。

「ねえ、マットさん、これは何の虫?」

「あ、それは蛾」

みたいな、短いやりとりが何度かあり、僕は2人の会話を聞きながら、ほっこりした気分になりました。

ホテルの入り口に着いて別れの挨拶をしている時には、娘はマットさんの方に自分から近づいていきました。

そして、小さな手を伸ばしながら、マットさんと握手したのです!

僕はそれを見て、驚きました。

日本人相手にさえ、いつも人見知りして警戒する娘が、海外で現地人のマットさんに対して、自分から握手しに行くとは!

これはやはり、昆虫を通して絆ができた証なのかもしれません。

今回のボルネオ旅行で、僕の中で最も期待していた昆虫ツアーは、期待以上の体験をさせてもらえました。

そして僕は、その様子を余すところなくビデオに録画しました。

このビデオを見返すことで、何度でもその時の感動やほっこり感を味わうことができるのです。

旅の楽しさは、帰国するとあっという間に風化してしまいます。

だから僕は、記録を残すことに価値があると感じてます。

 

・・・つづく

 

P.S.今回のボルネオ旅行についてYouTubeでも紹介しました!↓↓↓

ブログでは文章と写真で少しずつ旅の様子を紹介していますが、動画では、その場の空気感や娘の反応まで、よりリアルに感じてもらえると思います。

今回の記事に出てきた昆虫ツアーの様子や、5才の娘が現地でどんな反応をしていたのかも紹介しています。

気になった方は、ぜひこちらも見てみてくださいね!

P.P.S.
今回のボルネオ旅行中に、実際に僕が使った英語フレーズ30選をセミナーにしました。
マニアックな表現が入っていながらも、単語を入れ替えることで幅広いシチュエーションに応用できます。詳細は画像をクリック↓↓↓

このシリーズを最初から読む場合はこちら↓↓↓

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