
from 師範代Shinya(マレーシアのホテルから)(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
(→前回のつづき)(このシリーズを最初から読む場合はこちら)
ボルネオ島の昆虫ツアーのハイライト、ライトトラップの時間では、僕と娘の2人だけの独占状態で、昆虫たちと触れあいました。
僕は主に大型のカブトムシやクワガタを担当し、娘はセミやコガネムシなどの小型を担当しました。
セミも、今まで見たことがないほどの美しい色の種類がいました。
・茶色と黒の複雑な模様の大きな身体に、透明の羽を持つ、ボルネオ帝王ゼミ
・目からお尻の先まで、パキッとした鮮やかなグリーンで、透明の羽を持つ、ボルネオツクツクボウシ
この2種類を見た時には、僕もテンションが上がりました。
特に、全身鮮やかなグリーンのセミは、とても美しくて、いつまでも触っていたくなります。
娘は、帝王ゼミを胸の辺りにとめて、ブローチのようにした状態で、手元にはグリーンのセミを持ち、ご満悦状態でした。
その後も、飽きずにずっとセミを触っていました。
見たこともない珍しい見た目の昆虫
それ以外にも、見たことがない珍しい見た目の昆虫がたくさんいました。
どこから見ても、葉っぱか豆にしか見えない、鮮やかなグリーンの大きな羽で覆われた虫は、とても不思議な外見をしていました。

本体はその羽の中に隠れて、ちょっとだけ足が見えるのですが、足も身体も、鮮やかなブルーなのです。

つまり、彩度の高いグリーンとブルーの配色です。
これは本当に生き物か?と思うほど、キレイで不思議な見た目でした。
他にも、セミの仲間のヨコバイという昆虫もいて、ボルネオバージョンは鮮やかなブルーでした。

南国の昆虫は、派手な色使いが多いです。
おそらく、これが保護色として天敵から身を守ることができるのでしょう。
日本の昆虫の色は、全体的に黒や茶色などの、暗めの色味が多い印象です。
でも、ボルネオ島で出会った昆虫たちは、かなり鮮やかなものが多かったです。
極めつけの、ゴールドに光り輝く虫
僕が今回のツアーで最も驚いたのは、ゴールドに光り輝く虫です。
とても小さなコガネ虫なのですが、日本では見たことがないほど、ピカピカのゴールドなのです!
コガネ虫の漢字表記は、「黄金虫」と書くので、その漢字がピッタリ当てはまる存在です。
小指の爪ぐらいのサイズ感なので、色と相まって、まるでオモチャみたいです。


初めて見た時には、作り物だと思いました。
でも、よく見るとちゃんと生きています。
僕と娘の手のひらの上で、もぞもぞ動いているのです。
こんなに目立つ色が、実を守ることになるのか!
と驚きました。
もしかして、強い日光の反射が、鳥の目からは金色に見えるのかもしれません。
葉っぱにこの黄金虫がいても、日光の反射に見えてスルーされるのかも?などと想像しながら触るのは、とても面白い時間でした。
レンジャーのタフさ
僕たちがライトトラップで騒ぎまくっている間、ガイドさんとレンジャーの人達が3人、サポートしてくれました。
ガイドさんは日本語で解説できますが、昆虫についての知識の深さはレンジャーの人達の方が上のようです。
僕がガイドさんに聞いて、分からない時には、レンジャーの人達に聞いていました。
レンジャーの3人の組み合わせは、
・大柄なおじいさん
・普通体型のおじさん
・小さな女の子(7~8才ぐらい)
という、ユニークな感じでした。
おそらく、おじいちゃん、その息子、孫娘、という家族経営かもしれません。
この3人は、ものすごい現場慣れしていて、信頼感がありました。
特に大柄なおじいさんは、ライトトラップに寄ってくる巨大スズメバチを、素で叩き落として、サンダルで踏みつけていました。
僕たちが刺されないようにするために、スズメバチから守ってくれたのです。
さらに、スズメバチ以外の危険な中型のハチも大量にいたのですが、そのハチが集まっている場所に大きなヒラタクワガタがいました。
僕がハチたちをかいくぐってヒラタクワガタを取ることができずにビクビクしていたら、レンジャーのおじいさんがスッーと僕の前に出て、ハチの大群に突っ込んでいきました。
そして、ゆっくり手を伸ばし、素手でヒラタクワガタを捕まえて、僕に渡してくれたのです。
恐れ知らずのタフさに、僕は完全に圧倒されました。
なぜ、このおじいさんはハチにさされないのか?不思議でした。
また、レンジャーの孫娘も、かなりのタフさを発揮していました。
僕たちがいるライトトラップから少し離れた場所に行き、自力で珍しい昆虫を探してきて、僕たちに手渡してくれたり、ライトに向けてぶん投げて、布に止まらせたりしました。
こんな小さな女子なのに、自然を恐れずタフでワイルドな姿をしているのが、カッコよかったです。
その子が運んでくれたレアな昆虫に対して、僕と娘が「え~!!こんな虫がいるのか!!」とオーバーリアクションしているのを、レンジャーの3人が笑いながら見ていました。
なんだか全体的に、ものすごくアットホームな雰囲気でした。
まるで、夏休みに田舎の親戚の家に遊びに来て、みんなで山に入って虫取りしながら遊んでいるような、ほっこりした気分になりました。
ボルネオ島に来る前に想像していたものは、キッチリ&カッチリとしたプログラムが組まれたツアーでした。
でも、現場はもっとユルくてほんわかした雰囲気でした。
もちろん、トップシーズンでツアー客が多い時には、また違う感じなのかもしれません。
でも今回は、僕と娘しかいないことで、その場にいる全員がリラックスしてまったり楽しむ、「親戚と過ごす夏休み空間」になったのかもしれません。
レンジャーの人達がどう感じていたかは分かりませんが、少なくとも僕はそう感じて、とても癒やされました。
なんだか、子どもの頃に戻ったような気分で、純粋にその瞬間だけにフィーカスして楽しめたのです。
・・・つづく。
P.S.
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