山奥のレストランも昆虫天国!世界に一つの標本が完成【初マレーシア体験記⑦】

from 師範代Shinya(マレーシアのホテルから)

(→前回のつづき)(このシリーズを最初から読む場合はこちら

まだ明るいうちにも、すでに夜用のライトトラップにたくさんのレア昆虫が集まっているのを見て、僕と娘の中での期待感が一気にふくらみました。

その後、いったん夕飯を食べるために下山することになりました。

車が止まっている場所に行く途中で、先ほど作ったカブトムシ標本の教室に立ち寄りました。

先ほどは、まち針のようなピンで固定しただけでしたが、その後、僕たちが上の方で楽しんでいる間に、虫先生のベンさんが、接着剤でキレイにくっつけて仕上げてくれていました。

よく展示場などで見かける昆虫標本のように、足がキレイに広がった状態でガッチリ固定されていて、とても美しいです。

カブトムシの下の台紙には、英語で正式名称が書かれています。

スペルがものすごく長くて専門的なので発音がわかりませんが、そこもまた、カッコいいです!

世界に1つだけの標本

そして、その台紙に、娘の名前と日付を入れるように言われました。

それにより、世界で1つだけのオリジナル標本になるのです。

そもそも、標本自体が同じものは世界に1つとしてありません。

たとえ同じ種類のカブトムシでも、大きさや色などが微妙の違うので、人間と同じく世界に1つだけのものです。

そのカブトムシの下に、娘が手書きで名前を入れました。

失敗したら一発アウトなので、1度メモ用紙に練習で書いてから、本番の書き入れを行いました。

娘は5才なので、さすがに日付までは書けないと思い、僕が代筆しました。

このサイン入りの標本を、帰りまでにカッコいい化粧箱に入れて、渡してもらえるらしいのです!

とても素敵なおみやげになりそうです。

夕飯のレストランでも昆虫発見!

その下山して車が待機している場所に着きました。

そこから30分ぐらい車で下ったところに、レストランがありました。

社内では、ガイドさんに加えて、先ほどの虫先生のベンさん、そしてドライバーさんと楽しく会話しました。

日本語が話せるのはガイドさんだけなので、4人で一緒に話そうと思ったら、やはり英語が共通言語です。

昆虫の話はもちろん、日本文化の話など、他のトピックで雑談するのも楽しく感じました。

もし、僕が日本語しか話せなければ、きっとこの社内も僕とガイドさん2人だけの会話か、何も話さない静かな時間になったと思います。

僕が英語を話せたことで、4人で盛り上がり、笑いながらの移動時間になったのです。

おかげで、ドライブ時間の30分はあっという間に感じました。

レストランは本当に山の真ん中にありました。

他のお客さんはどんな人が来るんだろう?

と思いました。

レストランの中に入ると、お客さんは僕たち以外にもう1グループしかいませんでした。

テーブルに4人ぐらいの男性が座って談笑しています。

もしかして、山で働く男達のために作られたレストランなのかもしれません。

入り口の奥には、オーナーらしき中年女性が座っていて、僕と娘を見て、まるで孫を見るような優しいまなざしで、「Hi!」と声をかけてくれました。

ガイドさんいわく、このレストランは「マッシュルームレストラン
」と呼ばれているそうです。(正式名称かどうかは分かりません)

建物の外観がキノコっぽい形をしていて、出てくる料理もキノコ料理が多いと言っていました。

娘はキノコが苦手なので、キノコ抜きで何か作ってもらえるかどうか聞いてみました。

先ほどのベンさんが、まるでスタッフのように僕たちの好みを聞きながら、シェフに要望を伝えてくれました。

料理を運んでくれた若い女性は、おそらくオーナーの娘か孫のようです。
なぜなら、僕たちに料理を運んだ後は、別のテーブルに座って、本を広げて勉強してたからです。

おそらく、このレストランは家族経営で、来るお客さんも地元の木こりか、僕たちのような外国人観光客(昆虫ツアー目的なら、日本人のみ)なのかもしれません。

ガイドさんとドライバーさん、ベンさんは、3人で外のテーブルで食べていました。

スタッフもお客さんもあまり干渉し合わない、各自が自由に過ごすこのレストランの雰囲気は、個人的に気に入りました。

ご飯の味は、可も無く不可も無く、といった感じでした。

チャーハンのようなご飯や、とろみのある卵スープ、炒め野菜などがたくさん出てきました。

全体的に薄味なので、あまり「おいしい!」と感じるものではありませんが、食材も味付けも優しくマイルドなので、身体にはとても良さそうです。

すべて火が通っているメニューなので、安心して食べられます。

娘は口に合うものが少なかったらしく、ほとんど食べませんでした。

バッグにしのばせてきたパンが、役立ちました。

レストランでも珍しい昆虫発見!

レストランでご飯を食べている最中にも、娘は周囲に虫がいないか目を光らせていました。

そして、素早く見つけて僕に報告してきました。

まず、天井の付近で鳴いているセミの声に気づきました。

天井が高くて複雑な作りになっているため、残念ながらどこにいるのか目視はできませんでした。

次に、床にいたコオロギを見つけました。

ボルネオのコオロギは大きく、パッと見はゴキブリっぽいのですが、僕と娘は一瞬でコオロギだと分かりました。

娘は、ためらわず近づいていって、手づかみして、

「可愛い~!」

と叫びました。

そして、すぐにそのコオロギを手の上に乗せて歩かせていました。

その後に見つけたのは、とても美しい白ベースの色の蛾でした。

同じく白い床の上にいて、同化していたのですが、模様がオレンジと赤でとてもカラフルだったので、気づいたようです。

僕の目にはこぼれたソースのようにしか見えませんでしたが、実は蛾の模様でした。

蛾に関しては、鱗粉でかぶれるとガイドさんから聞いていたので、触らずに観察だけしました。

その様子を、遠くからお店のオーナー女性がニコニコしながら見守っているまなざしを感じました。

最後に、お店の孫娘っぽい女性(おそらく中学~高校生ぐらい)の服の背中に、イモムシがいるのを娘が発見しました。

「あのお姉さんの背中に、イモムシがいるよ」

と言われたので、「そんなバカな!」と思ったのですが、本当にいました!(笑)

僕が英語でお姉さんに話しかけて、イモムシの存在を知らせたら、お姉さんは笑顔でお礼を言って、手で優しく振り払っていました。

ここの人達は、みんな虫と共生しているんだな、と思いながら、レストランを後にしました。

この後は、いよいよ本日のハイライト、ライトトラップです!

 

・・・つづく

P.S.
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【5歳の娘とボルネオ島へ。初日からいきなり大波乱でした:初マレーシア体験記①】

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