野生のカブトムシは別次元だった!夜のライトトラップで感じた圧倒的な生命力【初マレーシア体験記⑧】

from 師範代Shinya(マレーシアのホテルから)(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)

(→前回のつづき)(このシリーズを最初から読む場合はこちら)

いよいよ、昆虫ツアーのハイライトの、ライトトラップの時間になりました。

ドキドキしながら暗い山の階段を上っていきます。

昼間とはまったく違った景色に見えます。

自分たちの声が吸い込まれていくような静けさと、先がまったく見えない暗さが相まって、めちゃくちゃ怖いです。

こういう山の中に、ガイドさん無しで自分たちだけで来る度胸はありません。

長い階段を上る途中で、娘が小さな声で「トイレ・・・」と言いました。
そこで、バタフライパークの前にあるトイレに連れて行きました。

すると、なんと便器にものすごい巨大なアリがいました。

日本で見かける大きめのアリの3倍以上はあるかと思われるサイズ感です。

ガイドさんによると、毒はないそうですが、口が大きいので、噛まれたらメチャクチャ痛そうです!

さすがに僕は、この巨大アリを手に持ってどける勇気はなく、息を思い切り「フッ!」と吹きかけて、便器から落としました。

娘のトイレが終わるまでの間、巨大アリが僕の足下をウロウロしていたので、懐中電灯の光るを当てながら、近くで観察しました。

大きいせいか、それほど動きは速くありません。

ただ、やっぱり大きさに迫力があります。

この先のライトトラップでは、こんなサイズ感の昆虫たちが集まっているんだろうか?と思ったら、期待と恐怖が入り交じった感覚が沸き起こってきました。

ボルネオ島の夜のライトトラップの光景

いよいよ、山の上の方にあるライトトラップ会場に着きました。

昼間と違って、今は白い布にびっしりとたくさんの昆虫が付いています!

止まっている虫もいれば、ライトの周りをブンブン飛び回っている虫もいます。

娘は見た瞬間に大興奮で、「わーい!!」と叫びながら、布に向かって走って行きました。

近くに行って見ると、本当にたくさんの種類の昆虫が止まっています。

中でも僕が一番驚いたのが、巨大なカブトムシやクワガタがたくさんくっついていたことです。

これは事前情報で分かっていたし、このツアーに一番期待していたことです。

でも、こうして目の前で実際に見るのは、やっぱり違います。

自分の中でドキドキワクワクする感情が沸き起こってくるのを感じます。

アトラスオオカブトや、ボルネオオオカブトなど、ものすごい大きなカブトムシが6匹止まっていました。

どちらも表面がツヤツヤで、光り輝いていて美しいです。

さっそく、身体の横を持って、布からひきはがしました。

野生の昆虫のパワー

普通、木に止まっているカブトムシを引きはがすのは、かなり力がいります。

6本の足の先についた大きなツメで。ガッツリとグリップしているからです。

でも、ライトトラップの白い布は、木と違って虫が足をグリップしづらいので、カンタンに引きはがすことができることが分かりました。

僕の手に持たれたアトラスオオカブトは、ものすごい勢いで暴れました。

6本の足を素早く動かしながら、激しく抵抗してきます。

こんな体験は初めてです!

これまでも、東京都内の昆虫ふれあいイベントで、アトラスオオカブトを触ったことは何度かありました。

おそらく、こういうイベントで触るカブトムシは野生ではなく、日本で幼虫から育てられた養殖タイプです。

そのためか分かりませんが、手に持っても割とおとなしい印象がありました。

暴れるよりも、むしろ止まって静かにしていたり。

暴れる場合も、少し手足をスローに動かす程度でした。

でも、ボルネオの野生カブトは違います!

ものすごいパワーとスピードを感じます!

手に持って初めて分かる、このパワーの違い。

ついさっきまで、この広い山の中で樹液を吸っていた、純粋な野生カブトならではの、生命力を感じます。

カブトムシだけではありません。

クワガタも、すごく荒々しくて、ちょっと触っただけで、すぐに押し返してきます。

この押し返しのパワーが、日本のイベントで触ったクワガタたちとはまったく違う次元です。

大人の僕の力でも、押さえ込むことができないほどのパワーです。

押し返した瞬間、素早く方向転換しながら大アゴを開き、こちらを威嚇してきます。

「挟むぞ~!ケガするぞ~!」

と脅してくるのです。

この大型クワガタの圧倒的な瞬発力と凶暴性は、僕が日本で味わったことがないものでした。

僕は今、自分がとても貴重な体験をしていることを実感しました。

娘のリアクション

一方で、娘の方は、野生のカブトとクワガタのパワーに圧倒されて、

「怖い~!怖いよ~!」

を連発していました。

娘は去年の都内の昆虫イベントで、けっこう大型のクワガタに指をはさまれたり、カブトムシの背中側の、胴体と頭の間のスキマに指をはさまれた経験があります。

そのたびに指を負傷して内出血し、しばらく大号泣しました。

虫好きにとっては、そんなケガも名誉の勲章になるのですが、今はその時の痛みの記憶がフラッシュバックして、恐怖を感じているようでした。

そこで僕は、自分が主にカブトムシとクワガタを担当し、娘には他の小型の虫全般を任せることにしました。

 

・・・つづく。

P.S.
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【5歳の娘とボルネオ島へ。初日からいきなり大波乱でした:初マレーシア体験記①】

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