From 師範代Shinya(新村真也)
カナダのコンビニの店員さんのあまりの対応の雑さに衝撃を受けた僕は、コンビニを出たあと、気を取り直して、買った弁当と緑茶を近くの公園で食べることにしました。
コンビニ前の公園は、とても広くて緑にあふれていました。僕は、気分がよくなってきました。
まあ、いっか!と気持ちを切り替えて、公園のベンチを探して座りました。
目の前を、ローラーブレードに乗った人たちがすいすい気持ちよさそうに走り去っていきます。
そういえば、僕がカナダに来て一番最初にビックリしたのは、ビジネスマンたちの通勤スタイルでした。
カナダでは、スーツ姿にバックパックを背負った人が多いのです。
日本でそれをやると、なんだかイケてない人みたいな目で見られます。でも、ここカナダでは、片手でバッグを持つ人はほとんどいません。
後から知ったのですが、これは防犯上の理由もあるそうです。片手で持つバッグだと、バイクに乗ったひったくり犯にカンタンに取られてしまうそうです。
格好もそうですが、移動手段もバラエティー豊かです。老若男女問わず、自転車、スケボー、キックボード、ローラブレードなどを乗りこなしています。
中でもローラーブレードはここでは移動手段として確立されているようで、初老の紳士からスーツをビシっと着こなしたビジネスマン&ビジネスウーマンまで、みんなものすごく上手にローラーブレードを乗りこなしています。
その姿がまた、カッコいいのです!フィギュアスケート選手みたく華麗に道路の上を滑っている感じです。
そんな光景が、早朝と夕方の時間帯によく見られます。
いざ!カナダ寿司を食べる!
僕は、ビニール袋から寿司とお茶を取り出しました。
ワクワクしながらパッケージを開けます。さっきコンビニで見たときには、あまり細かい部分までチェックしていませんでしたが、よく見るとカナダの寿司は、日本の寿司とはかけ離れていました。
手巻き寿司のような外観なのですが、外側に海苔が巻かれていません。具を米で巻いてある感じです。
そして、中の具は「油で揚げた野菜」や「超柔らかいアボカド」「バーベキューソースをからめたハンバーグを細かく切ったような肉」など、ものすごくバリエーション豊かです。
ヘルシーな寿司のイメージとはだいぶかけ離れていますが、食べてみるとこれがけっこうウマいのです!やみつきになる味です!
身体には悪そうですが、味が濃くて量もボリュームがあって、男の自分にはとてもおいしく感じます。
この寿司は、食べた感じはもはや寿司とも和食とも呼べないですが、食べ物としてはむしろこっちの方が満足度が高い気がしてきました。
激マズ!!カナダの緑茶
しばらくカナダ寿司をほおばっていると、のどが渇いてきました。
そこで僕は、寿司と一緒に買った緑茶のペットボトルを開けることにしました。
外側のラベルは一応「Green Tea」と書いてありますが、ポップなデザインと派手な色使いを見ていると、何となく嫌な予感がします。
おそるおそるキャップを開けてみます。
もしこれが炭酸だと、開けた瞬間に「プシュッ!」と音がするのですが、これはどうやら炭酸ではなさそうです。
おっ!どうやら本当のお茶のようだ!よし!
のどが渇いていた僕は、ペットボトルの中のお茶を一気に口の中に流し込みました。
飲んでみました。
「うぉっ!!なんだこりゃ?!」
思わず日本語で叫んでしまいました!
このお茶、ものすごく甘いのです!!
昔よく駄菓子屋で売っていた、無果汁のオレンジジュースのような人工的な味付けがされています。
もう一度ラベルをよく見ると、右下の方に小さく「オレンジ味」と書いてあります!!
えー!!緑茶なのに、オレンジ味?!これは邪道すぎるだろー!!
ギブアップ
最初のうちは我慢して飲んでいましたが、ものすごく甘ったるいので、これはさすがに寿司と一緒に食べるのがキツく、僕は半分くらいで気持ち悪くなってきました。
せっかくのおいしいカナダ寿司が台無しです!あぁ、これなら、ふつうのオレンジジュースの方がよっぽどおいしかっただろうなぁ・・・
オレンジ味をつけてあるけれど、緑茶成分も混じっているので、なんだかすごく微妙な味になっています。
アップダウン
さっきのコンビニ店員さんの雑な対応に驚き、カナダ寿司のうまさでまた気持ちが上がり、最後に甘ったるい緑茶で落とされる・・・わずか30分くらいの間に、アップダウンを3回経験しました。
これもカルチャーショックのうちか?
その日はコンビニでさんざんな目に遭ったと感じた僕は、その後しばらくコンビニへ行くことはありませんでした。
でもある日、どうしてもまたあのセブンへ行かざるを得ない事態になったのです・・・
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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