From 師範代Shinya(新村真也)
前回の記事では、僕が初めてのオーダーメイドパソコンをゲットしたお話をしました。
僕はまったくのパソコン初心者で、パソコンの世界で使われている用語も難しくて覚える気にはなれませんでした。
今までパソコンを買うときには、とりあえず電気屋さんに行って、店員さんに用途を伝えて、丸投げして選んでもらう、というスタイルでした。
でも、店頭に出ている既製品よりも、ネットで注文して買うパソコンの方がずっと安いことに気づきました。
ただ、僕の今の知識では、ネットの画面上で自分で選んでカスタマイズしていくスタイルの、オーダーメイドパソコンは買えません。
そこで、パソコンの性能をジャッジするのに最低限必要な、
CPU(職人)
メモリー(作業台)
ストーレージ(工具箱&倉庫)
という3つの要素を勉強しました。
その結果、今の自分の日々の作業に必要十分なスペックのパソコンを、リーズナブルな価格で選んで買うことができました。
今回の勉強のおかげで、それまで見えなかったことが、一気に見えてきた気分です。
1年ほど前に買って今まで使っていた15型のノートパソコンも、よく見たらスペックが書いてあるシールが貼ってありました。
今までは何のことか分からずに見過ごしていましたが、改めて見てみると、CPU、メモリー、ストーレージの順番に情報が載っているのが読み取れました。
調子に乗った僕は、他のメーカーのパソコン通販サイトをのぞいてみました。
オーダーメイドではなく、既製品のパソコンのスペック欄を見てみたら・・・読めるのです!!
「おぉっ!分かる!分かるぞぉ!!」
まるで、霧に包まれていた世界が、一気にクリアに見えてきた気分です。
小さな知識で大きな効果
今回、僕が勉強したのは、パソコンのほんの「基礎の基礎」の部分だけです。
他にも本当は知っておいた方が良いことはたくさんあるでしょう。
でも、とりあえず基本の3大要素(CPU、メモリー、ストーレージ)を知ったことで、だいぶ見せる世界が変わりました。
細かいことは置いといて、「これだけは最低限必要!」という知識は、どんな世界にもあると思います。
そしてそれは、決して難しいものや複雑なものではありません。
英語の世界の3大要素
英語学習の世界でも、3大要素があります。
それは、
①文法
②英単語
③発音
の3つです。
ここだけにフォーカスして学べば、それだけで欲しい英語力は手に入ります。
「ちょっと待った!リスニングがないじゃないか!」
と思われたかも知れません。
「会話力はどうなる?」
と思われたかもしれません。
大丈夫です。安心してください。
英語の4技能
よく、「英語の4技能」なんて言葉を聞きます。
①リスニング
②リーディング
③ライティング
④スピーキング
です。
この4技能をバランス良く伸ばそう!
みたいに言われます。
でも、この4つのカテゴリーは、あくまで「英語を使うシーン」を分けたものに過ぎません。
「英語を身につけるのに必要な要素」という分け方ではないのです。
この4つを「技能」だと思い込むと、こんな学習法をやるようになってしまいます。
「今日はCDを使ってリスニングの勉強をしよう!」
「今日は問題集を読み込みながら、リーディングの勉強をしよう!」
「スピーキングを伸ばしたいから、英会話スクールに通おう!」
「ライティングを伸ばしたいから、毎日英語を書こう!」
でも、こういう学習法は、どうしても効果を上げにくいのです。その結果、途中で挫折しやすくなります。
本当はシンプル
世の中には、たくさんの英語学習法があふれていますが、本当はとってもシンプルな世界です。
①文法
②英単語
③発音
この3つを伸ばすことだけを意識していれば、必ず英語力は伸びます。先ほどの4技能すべてをバランス良く伸ばすこともできます。
ライティングというのは、
「知っている英単語を正しい順番(文法)で並べる」
ことです。
スピーキングというのは、
「知っている英単語を、正しい順番(文法)で並べながら、正しい発音でしゃべる」
ことです。
リーディングというのは、
「知っている英単語が、知っている順番(文法)で並んでいるとき」
に初めて理解することができます。
リスニングというのは、
「知っている順番(文法)で並べられた英単語が、知っている発音で読み上げられたとき」
に初めて理解できます。
つまり、英語の4技能というのは、
①文法
②英単語
③発音
の3つのスキルのコンビネーションに過ぎません。
この3つの要素をバランス良く伸ばすことを意識すれば、どんなシーンにも対応できる英語力を身につけることが出来ます。
複雑に見えるパソコンの世界が、本当はシンプルな3つの要素で成り立っているように、英語学習の世界も本当はとってもシンプルな3つの要素で成り立っているのです。
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