from 師範代Shinya
僕が今年の初めに、自分のビジョンボード(夢が叶った状態を写真にして貼るボード)に入れた夢の中に、「新しいコーチングのスキルを身につける」というのがあります。
日本語で「コーチ」と聞くと、あなたの頭の中には、どんなイメージが思い浮かびますか?
「英語コーチ」「野球コーチ」「ビジネスコーチ」など、色んなジャンルの言葉と組み合わせたフレーズを聞いたことがありますよね。
なんとなくどれも、「経験豊富で強いコーチが、クライアントをグイグイ引っ張っていく」ようなニュアンスが漂いませんか?
さらに、ちょっとスパルタな臭いもします。
自力ではなかなか動けないクライアントのお尻を叩くために、厳しめの言葉をかけながら、行動に移させていくイメージです。
ちなみに僕は世代的に「野球コーチ」と聞くと、生徒にウサギ跳びを何百回もやらせるアニメのシーンが頭に浮かびます。(今はもう、ウサギ跳びは時代遅れのメソッドだと思いますが)
色んな流派がある
もちろん、コーチングにも色んな流派があるので、そういうスパルタなやり方も存在します。
最終的に、「クライアントに結果を出させる」のがコーチングの目的なので、そこに至るまでの道筋は、何パターンもあって良いわけです。
個人の性格によって、向き不向きもあると思います。
1つ言えることは、日本人の僕たちがイメージする「スパルタなやり方を使うコーチング」は、たくさんある中の1つの流派に過ぎない、ということです。
つまり、スパルタとは真逆のやり方を採用して、成果を出しているコーチングもあるわけです。
その中の1つが、「Co-Active コーチング」と呼ばれる流派です。
Co = 共に
Active = 活動
という意味で、コーチとクライアントが、一緒に作り上げるコーチングです。
これは、スパルタ式とは真逆のアプローチを取ります。
スパルタ式の場合だと、「コーチが正しいと思うこと」をクライアントに伝えて、それを100%実行に移すための言葉をかけていきます。
場合によっては、厳しい言葉でハッパをかけていくこともあります。
スパルタ式の場合、クライアントのモチベーションを上げるというよりも、「モチベーションに関係なく、実行に移させる」ところに焦点を当てていきます。
このスタイルは、短期的な目標(例:3ヶ月後にTOEIC○○点)を達成する場合に有効です。
ただし、達成後にリバウンドが来るので、長期的に見ると同じペースで続けるのがムズカしくなります。
「引き出す」コーチング
一方で、Co-Active コーチングの場合、「答えは、クライアントの中にある」という理念があります。
また、行動を起こすのはあくまでクライアントなので、本人が行動を起こすためのモチベーションの源泉を探っていくことにフォーカスします。
もちろん、励ます言葉をかけたり、本人が見たくないと思っている核心を突くような言葉をかけることあはります。
でも、「コーチ自身が正しいと思う考え方や価値観」は、コーチング中はいったん手放して、引き出すことだけにフォーカスします。
Co-Active コーチングでのコーチの役割は、「与えること」ではなく、「引き出すこと」になるわけです。
クライアントが自分自身の価値観や、ワクワクの源に気づくことで、
「なぜ、自分はこれをやっているのか?なぜ、やりたいのか?」
が言語化できるようになるのです。
すると、頭と心がスッキリして、行動にフォーカスできるようになります。
つまずいた時でも、自分でリズムを立て直して進むことができるようになります。
長期的な目標達成に向いている
Co-Active コーチングは、どちらかというと長期の目標達成に向いています。
短期集中すると、どうしても身体や心にムリがかかるので、体調を崩したり、リバウンドしたりするリスクがあります。
でも、Co-Active コーチングでは、ムリをしたり、自分の心にウソをつきながら行動することを、良しとしません。
むしろ、「常に自分に正直であること」を最重要視します。
もちろん、Co-Active コーチングのクライアントが、短期間で劇的な効果を出すことはあります。
でも、それはCo-Active コーチングの目的ではありません。
本当に心の底から人生を楽しむためには、「自分の心に正直であること」が求められるからです。
僕は、このCo-Active コーチングの考え方が好きです。
日本人にとって「英語を操れる自分になる」ことは、夢やワクワクとつながっているケースが多いです。
そして、本物の英語スキルを身につけるためには、ダイエットと同じように「長期的に続けられるようなプラン」を考える必要があります。
本物の英語力は、身につけるまでに年単位の期間を必要とするからです。
そこで僕は今年、Co-Active コーチング専門のスクールで講座を受けて、「引き出すスキル」を学ぶことにしました。
・・・つづく。
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