【ダンス発表会のMCを初体験:ダンス編127】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃に、初めて発表会のMCをつとめた体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。
 

舞台の裏方スタッフの1人になったことで、彼らにとっての僕の立ち位置は、それまでの「出演者=お客さん」の立場から、「一緒に働く新人」というポジションに変わりました。

舞台の職人メンバー構成は、

①照明担当のOさん=30代後半ぐらい。とても静かで無口。穏やかでいい人そうな雰囲気。

②音響担当のSさん=20代の若手。ノリが良くてフレンドリーで、僕によく笑顔で話しかけてくれる。

③監督のTさん=40代ぐらい。この道何十年のキャリアがある、超ベテラン。ちょっと怖い雰囲気。

の3人でした。

この中で、僕が一番深く関わることになるのは、②のSさんと、③のTさんです。

Sさんは、MCの僕が出す合図に合わせて次の音楽をかけてくれます。

Tさんは、僕がどのタイミングで話し始めるか?各セリフの指示出しをしてくれます。

緊張のリハーサル

当日のスケジュールは、午前中に「ゲネプロ」と呼ばれる通しのリハーサルで、午後はお客さんが入って本番がスタートするという流れです。

まずは最初のゲネプロが始まりました。

僕は、舞台袖に出てお客さんの前でステージ上で話すパートと、舞台裏で卓上マイクの前で話すパートの2パターンで司会をする予定です。

ゲネプロの時間は、僕にとっては冷や汗の連続でした。

というのも、ただでさえセリフを噛まないように話し切るだけでも大変なのに、T監督の指示に耳を傾け続けなければならないからです。

僕はマルチタスクができないので、1つのことに集中すると、他のことがおろそかになります。

また、僕はT監督やSさんが使う業界用語が分からず、今何が進行しているのか?が理解できません。

とりあえず、T監督が僕に指示してきた時にはすぐに動くように気をつけていましたが、それでもうまくタイミングがつかめないことが多くありました。

僕がセリフを話し始めた瞬間、T監督が、

「あ!!まだ早い!!」

と叫んだり、逆に僕がT監督の指示を聞き逃してしまい、T監督が声を荒げて、

「すぐ始めて!!」

と言うシーンが何度かありました。

最初は音響担当のSさんと僕の連携もうまくいかず、僕とSさん2人とも怒られることが多くありました。

おそらく新人の僕が入ったことで、それまでの3人の連携が取りづらくなったんだと思います。

(ヒィ~!こりゃ思っていた以上に大変だ!)

僕は、心が自分のダンスどころではなくなりました。

しかも僕の場合はMCだけではなく、ダンスを踊る出演者でもあります。

MCと出演者の2足のわらじ

自分の出番が来たら、自分で自分のチームの紹介文を読み上げて、その後すぐにステージに出て行かなければなりません。

リハーサルで舞台の上で踊っている最中も、次のMCのセリフが気になって、あまり集中できませんでした。

踊り終わったら、息が上がってハーハーしている状態で、何とか声を落ち着けて話しました。

これがけっこう苦しいのです。

(MCと出演者の両方のポジションを志願したのは、間違いだったかな?)と、改めて思いました。

ゲネプロの時間は、いっぱいっぱいの状態で、あっという間に過ぎていきました。

終わった後は、職人3人のメンバーと一緒にミーティングに参加しました。

そこでは、T監督からゲネプロ中のダメ出しをたくさんもらいました。

(いや~、こんな状態で本番いけるんだろうか?)

僕は内心、自信がなくなってヘコみました。

楽しくエキサイティングだと思っていたMCの仕事が、こんなにハードだとは!

しかも、MCのポジションはこんなにチームワークが大事だとは予想していませんでした。

本番前の心境

午前中でエネルギーを使い切ってしまった僕は、昼休みはげっそりしていました。

13時を過ぎたあたりから、お客さんがわらわらと入り始めました。

控室にモニターがあって、客席の入り具合をカメラで映した状態をリアルタイムで確認できます。

どんどんお客さんが増えていきました。

去年までは、お客さんが増えていくのを見て、

「よーし!このたくさんの人たちの前で踊るぞー!」

と、ワクワクしていました。

でも今回は、緊張の方がはるかに上回っています。

(踊りとMCの両方をやることを自分から申し出たのは、キャパオーバーだったか・・・)

と反省し始めていました。

でも、やるしかありません。

僕は、午前のゲネプロの疲れが取れないまま、本番のステージへ向かっていきました。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

 

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