From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が24才の時にHIPHOPダンススクールに通い始めた頃の体験談の続きです。
僕はY君に借りたHIPHOPダンスのレクチャービデオをダビングして、その日から何度も巻き戻しながら基本のステップを練習し始めました。
元のビデオは、その週のダンススクールのレッスンでY君に会ったときにすぐに返しました。
僕:「あの日以来、毎日練習してるよ。」
Y君:「いいっすね!僕も練習しますよ!」
僕:「互いに毎日練習しながら、たまに集まって合同練習しよう。このスクールのレッスン終わった後にも、閉まるまでに間はちょっと練習できるんじゃない?」
Y君:「そうですね!ここでもやりましょう!」
僕:「せっかくだから、今日レッスン後にちょっとやってく?」
Y君:「了解です!」
その日のレッスン後、僕とY君はスタジオのすみの方でちょっと練習することにしました。
HIPHOPダンスコースの大人クラスは、その日の最後の時間帯なので、次のクラスの人達が来ません。
レッスン終了から最後にオーナーが入り口のカギを閉めるまでは、時間があります。
そのすきま時間に、練習することにしました。
僕らはビデオで覚えたばかりの未熟な技を、一緒に鏡の前で見せ合いました。
スタジオはカベが鏡張りになっているので、どの角度からでも自分の全身の動きがチェックできます。
家でも大きめの姿見を用意しましたが、やはり同時に色んな角度からチェックするには、こういうダンススタジオの方がずっと練習しやすいです。
僕とY君は、みんなが帰った後、二人で練習していました。
二人で同じ技を同じペースで練習することで、将来自分たちで作る振り付けも、合わせやすくなりそうな予感がしました。
ノウハウコレクターの沼
どんなジャンルでも同じだと思いますが、まったく何も知らない初心者の頃から脱出して、ちょっと知識がついてくると、「ノウハウコレクターの沼」にハマりる確率がアップします。
たとえば、それまでまったく英語に興味がなかった人が、1冊目のテキスト買ったとします。
すると、英語の勉強法にちょっと詳しくなります。
詳しくなると、「今の自分の手持ちテキストにはない内容が入っている別のテキスト」が欲しくなってきます。
そして、1冊目のテキストを最後まで仕上げる前に、次のテキストを買います。
すると、この新しいテキストにはない、また次のテキストが気になり始めます。
それを買うと、また次のテキストが気になって、買うとまた別のテキストが気になって・・・
というスパイラルにハマるのです。
その結果、本棚には未読の英語テキストがどんどん増えていきます。
これとまったく同じ現象が、当時の僕のダンスのビデオでも起こりました。
ダンスレクチャービデオの最後に紹介されている「他のジャンルのダンスレクチャービデオ」が気になり始めたのです。
レクチャービデオ5選
僕とY君が見ていたビデオは、「ロックダンス」というジャンルでした。
Rock ではなく、Lock の方です。
身体にカギをかける、という意味で、素早く動いてピタッ!と止まり、また素早く動いてピタッ!と止まり・・・というのを繰り返すダンスです。
軽やかなミュージックに合わせて数人で踊ると、息がピッタリ合って迫力満点に見える、カッコいいダンスジャンルです。
その他にも、こんな種類のレクチャービデオが紹介されていました。
↓↓↓
①ポップ(身体をビクン!ビクン!と弾くような動きのダンス)
②ブレイキン(床の上でクルクル回ったりする、ド派手なダンス)
③ハウス(オシャレなステップ中心の大人のダンス)
④HIPHOP(ラップ音楽に合わせて、全身を柔らかく使うダンス)
この4ジャンルに加えて、僕とY君が練習中のLockダンスを入れると、全部で5種類のバリエーションがありました。
これら5ジャンルが、いわゆる「ストリートダンス」と呼ばれるダンスで、それぞれ違う先生が担当していました。
レベル分けでさらに細分化
さらにこのレクチャービデオシリーズは、各ジャンルごとにレベルが「初級、中級、上級」と3種類ずつ分かれていました。
同じ先生が、自分の専門ジャンルのダンスの3レベル分を教える構成です。
つまり、もしこのレクチャービデオシリーズを全部揃えようと思ったら、
5種類×3レベル=15本
になります。
ビデオ1本あたりの価格は、今となってはハッキリ覚えていませんが、確か6,000円~8,000円ぐらいだった記憶があります。
6,000円~8,000円×15本 = 9万円~12万円
です。
24才で転職したばかりの僕にとっては、けっこう気合いを入れないと買えない金額でした。
でも僕は、気合いが入っていました。
なんとしても、ストリートダンスを極めたい!
という燃える想いを止めることができませんでした。
そして、ノウハウコレクターの沼に、自ら飛び込んでいきました。
・・・つづく。
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