【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編66】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 

 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンススクールで出会ったウッチーの話の続きです。

今回から、僕がウッチーと出会った時に時間を戻します。

当時高校生だったウッチーがHIPHOPダンスクラスに入ったことで、少しずつ男子メンバーが増えていきました。

やはり、クラス内に男子が3人いると、雰囲気が変わります。

僕とY君しかいなかった頃は、たまに男子の見学者が来ても、「HIPHOPクラス=女子クラス」というイメージが強くなっていて、入りづらい雰囲気があったと思います。

そのため、せっかく来た見学者も入学せずに、なかなか男子が増えないまま、ずっと僕とY君でやってきました。

でも、ウッチーが加わったことで、流れが変わりました。

やはり、3人いると「少数派」ではなくなるようです.

しばらくして、大学生のY君と、ウッチーの1才年下の高校生T君が入ってきました。

僕ら男子メンバーは5人になり、クラスの雰囲気もバランスが良くなってきました。

HIPHOPブームが到来!

ちょうどその頃、日本の音楽業界&ファッション業界にHIPHOPブームが到来しました。

オーバーサイズのダボダボ服を着るのがカッコいい、という流れが押し寄せたのです。

これが、HIPHOPダンスクラスの人気を押し上げることになりました。

①HIPHOP系の歌手達が人気になって、音楽ヒットチャートに名を連ねるようになる。

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②その歌手たちが着ているHIPHOPファッションを見て、「こんな雰囲気の服は今までなかった!新しくてカッコいい!」とみんな感じる。

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③HIPHOP系専門のファッション雑誌がいくつも誕生する。

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④本屋さんなどで一般の人達がHIPHOP系ファッション雑誌をよく目にするようになる。「あ!最近はこんなファッションが流行っているんだ」と思うようになる。
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⑤若者を中心に、HIPHOP系のファッションをする人が爆発的に増える。

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⑥HIPHOP系の歌手の踊るダンスを見て、「自分もこんなダンスができるようになりたい!」と思う人が増える。

という流れが起こりました。

ブームを目の前で見た感想

僕はたまたまこのブームが来る数年前から、HIPHOPダンスとファッションにすでにハマっていました。

さらに、仕事が洋服屋だったので、ファッション業界の流れも見える場所にいました。

その視点から、ブームが起こるまでの流れが手に取るように見えて、すごく面白い経験をしました。

僕が目撃した日本のHIPHOPファッション業界の流れは、こんなステップでした。

 

最初は音楽好き&ダンス好きの人達の間で流行る

HIPHOPファッションは、最初の頃は音楽好きの人達やダンス好きの人達の間で流行りました。

でも、それは少数派でした。

当時はロックやパンクなどのジャンルに比べると、HIPHOPはまだまだマイナーな存在でした。

僕もブームになる数年前から、東京の演技スクールでHIPHOPダンスに初めて出会って衝撃を受け、先生のファッションをマネしました。

でも、日常生活ではそういうファッションをしている人はほとんどいなくて、ダンス以外の時に着ると変人扱いでした。

 

次にヤンキーの人達がHIPHOP化

HIPHOPファッションは、もともとはスラム街の不良黒人たちの間で生まれたスタイルです。

そのため、最初にこのHIPHOPファッションに興味を示したのは、主に日本の不良を代表するヤンキーの人達でした。

それまで日本のヤンキーの人達は、上下ジャージのセットアップなどを着ている人が多い印象でした。

(地域差や年代差があると思いますが、当時の僕の地元では)

ジャージといっても、学校の体操服のような、緑や青に白いラインが数本入ったお決まりデザインではありません。

ヤンキー用ジャージは、テカテカ光っていて、背中に龍や虎の刺繍の入った、入れ墨風の威圧感のあるジャージ上下です。(当時は若者だけではなく、40~50代ぐらいのチョイワル風オジサンたちも、このタイプのジャージをよく着ていました)

そこまで本格的ではない、マイルドヤンキーの人達の間では、Kappa というロゴの入ったジャージ上下が流行っていました。

 

ジャージ族が、ヒップホップ族へ変化

ところが、HIPHOPファッションが日本に流行始めたことで、それまでの「ジャージ族」の人達が、こぞって「ヒップホップ族」へと変貌を遂げていきました。

夜中のゲームセンターやボーリング場に行くと、10代後半~20代ぐらいのヒップホップ族たちが、あちこちで騒いでいるのを目撃しました。

僕はそれを見て、世の中の流れがだいぶ変わってきていることを実感しました。

最初にヤンキーの人達がヒップホップ服を着ることで、

ワルの衣装=ヒップホップ服

という印象が街に定着します。

その結果、

「チョイワルファッションに興味を持つ年頃の中高生」

たちも、後に続くようになりました。

この、「ヤンキーではないけど、ちょっとワルぶりたい年代」の若者の間でブームになったことで、ヒップホップファッションは一気に多数派を取り込んで、市場が成長していきました。

・・・つづく。

 
 
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